第1週「女賢しくて牛売り損なう?」
あらすじはコチラ→☆
はるは旅館の5人兄弟でに生まれた4人目。
女学校に行きたかったけれど、小学校までしか行かせて貰えなかった。
母(寅子の祖母)ははるをどこに嫁がせれば旅館に旨味があるかしか考えていなかった。
それで直言と結婚した。
今では心から良かったと思っている。
その当時は旅館から逃げられるなら誰でも良かった
「とにかく私は決めたの
私はは自分の子供を一番に考えられる母親になろう」
きっと寅子は女子部に行っても優秀な成績をおさめるでしょう。
法律家にだってなれるかもしれない。
でもなれなかったときは?
なれたとしても辞めることになったら?
どうせ直言はいざとなったら全部なんとかすると言ったのでしょう。
夢破れて親の世話になって行き遅れて
嫁のもらい手がなくなったら?
女子部は心から笑える場所だとは思えない
どう進んでも地獄
「頭の良い女なが確実に幸せになるには
頭の悪い女のふりをするしかないんです。
だからお見合いをするんです」
「ありがとう
私のこと心から愛してくれて
でも私にはお母さんが言う幸せも・・・
地獄にしか思えない。
やりたいことも言いたいことも言えず
必死に家の子としても
家族の前以外ではスンとして
だから私はお母さんみたいな生き方じゃなくて・・・」
「お母さんみたいになりたくないってこと
あなた私のことをそんな風に見てたの?」
「違う
お母さん、違うんだって。」
はるが立ち去る
眠れないまま朝がきた
正真正銘の親不孝になってしまったと寅子は思う
「おはよう。」
「おはよう。」
「女学校のちかくに竹もとっていう甘いもの屋さんがあるでしょう。
そこで待ち合わせしましょう」
「へ?」
「振り袖買いに行くって言ったでしょ?
ごはんおひつによそってちょうだい」
寅子はとぼとぼ女学校へ。
とぼとぼ帰り・・・とぼとぼ竹もとに入る。
その竹もとで桂場が団子を食らおうとしていた。
「ありがとうございました
あの時、背中を押してもらったおかげで明律大学女子部への道が開けました!
あ、まだ完全に開けてはいないんですが。
実は母に女子部進学反対されておりまして
先生ならどのように説得しますか?」
「私も女子部進学には反対だ」
樋高先生の話を真に受けないほうが良い。
あの方のお考えは進んでおられる。
君は頭が良いんだろう
お嬢さん育ちだろう。
だけど女が法律家になるには時期尚早だ
いつかは女が法律に携わる時代がくるかもしれない。
だが今じゃない。
今君が先陣を切って血を流してもその道は開けない。
戸惑う寅子
「母親一人説得できないんだろう?」
この先、戦うのは女だけではない
優秀な男と戦わなければならない。
「母は優秀です」
記憶力に長けているし、とても優秀な母親。
「同じ土俵に立ててれば、優秀な殿方にだって負けない」
「土俵に上がるまでもなく
血を見るまでもなく無理だ。」
「お黙んなさい!
あなたににうちの娘の何がわかるの?
何が時期尚早ですか。
そうやって女の可能性の芽を摘んできたのは男でしょう。」
「そう感情的になられても・・・」
「自分に責任はないと?
ならそうやって無責任に娘の口を塞ぐようなことしないでちょうだい
行きますよ、寅子。」
竹もとをでてグングン歩いて行くはる
呉服屋の前を通り過ぎて、法学専門書店の看板を見つけ小走りに駆け出す
店に入り
「六法全書下さい。」
と言う。
「腹が立つ
知ったような口きいて。
若造が。
私は私の人生に悔いはない
でも新しい昭和の時代。
自分の娘にはスンっとしてほしくないって思っちゃったのよ
こうならざる終えないでしょう
何度でも言います。
お見合いしたほうがいい。
その方が幸せになる
それでも地獄を見る覚悟はあるの?」
寅子に向き直りはるが訊ねる。
「ある。」
「そう。」
笑うはる。
寅子は無事地獄への切符を手に入れた。
今日は特に面白かったね。
いや、もちろん。
今日説得するとは思っていたけれど、まさかの松ケン、ナイスアシスト!!
しかもそのマツケン桂場がただ嫌なことを言う封建的な男性ではなく、お団子をニコニコしながらまさに食べるぞ!ってとこで寅子に話しかけられ、その団子を持ったまま食べられずにずっと話をして、最後には母親に罵られることになるのも良かったw
完全な嫌なヤツではなく、ちょっとお茶目な感じ?
このあと団子は食べるのだろうけど、最初のあの笑顔で嬉しそうに食らうのではなく、多分、美味しく召し上がれない心境になったことでしょう(苦笑)
松ケンには最適な役ではないか。
甘党の役似合うよね。
多分、初めてじゃないよね。
甘いものに目がない松ケン、何度か見た気がするよw
既婚か未婚か気になる(爆)
んでその松ケンの法律家なのに女性の芽を潰そうとする発言が、はるさんのハートに火をつけた!!
きっとはるさんもずっと胸の奥に押し込んできた闘争心みたいなものがあったんだろうな。
自分は賢いと自覚していたはず。
商才もあると思っていたはず。
昨日も「聞いているようで聞いていない女性の役」が石田ゆり子には似合うと書いたばかりですが、この役。
やっぱり石田ゆり子にピッタリかも。
ドラマを見るまでは、ヒロインのお母さんに石田ゆり子か。
ただ優しい、ちょっと可愛いお母さんかなぁっなんて思っていたのですが、物わかりが良いんだか悪いんだかわからないけどチャーミングで。
はて。
はて。
はて。
寅子が竹もとへとぼとぼ歩くときに俯いて歩いていた少女。
そしてラストカットの橋の上から下を見下ろしたときに同じように橋から見下ろす女性が2人くらい?
あの子たちはエキストラ?
女子部で出会うのかしら?
それとも寅子が法律家になった先に出会うクライアントとか?
そんなことまで気になってしまう。
金曜日が最高にワクワクするって朝ドラとしては大成功じゃん!
ブギウギの感想はコチラ→☆
主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」
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キャスト
猪爪寅子(伊藤沙莉)
猪爪はる(石田ゆり子)
猪爪直言(岡部たかし)
猪爪直道(上川周作)
猪爪直明(三山凌輝/子役:永瀬矢紘)
米谷花江(森田望智)
稲(田中真弓)
佐田優三(仲野太賀)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
穂高重親(小林薫)
語り – 尾野真千子
コメント
珍しく楽しく見てます。
史実がもとで、しかもさいりちゃん。
目が離せない。
本屋のシーンでうるうるしてしまいました。
私は幸い、仕事で性差を感じたことは全くなく、むしろ同期の男性に比べ「いやあんま働いてないので、ほんとすみません」くらいだったんですが、
こうして道を拓き、それを繋いでくれた諸先輩のお陰で、今があるんだなと感謝感謝です。
お母さん、本当に賢くて素晴らしい。
寅子さん、法科で鼻で笑ってた学生どもや、単なる金持ちのボンボンに思い知らせてやってくれ!
sakiさん、コメントありがとうございます。
今週、掴みとしてめっちゃ良かったですね。
同じ土俵に立つのも大変だし、そこで戦うのも大変。
まだ戦前のお話ですもんね。
これから偏見に満ちた人間がたくさん出てくるのか・・・と思いますが、寅子ならそのバイタリティでなんとかしてくれそう。
お母さんも職業婦人ならきっとバリバリと対等に働けたと思います。
来週からも楽しみですね。
いや〜♪面白いです。
テンポ感といい、各キャラクターといい、グイグイ楽しい所に連れて行ってくれる物語の力が良いですねぇ。
マツケンのお団子のお顔が、最高(笑)
あの女性達。
すれ違った時に下を向いて泣いてる子から始まって、欄干に佇むお婆さんまで、私も気になりました。あの時代の女性達をなんとなく象徴してるのかな(甘味屋でマツケンに啖呵を切るお母さんの後ろにいたのも女性二人組でした)?
その中でひとり、希望を胸に上を向く寅子が、これから動き出すという暗示なのかな?
なんて思ってたのだけど、どうなんでしょうね?
細かい演出もいろいろ練られてるのかなと思って気になっちゃいますね(笑)
ミートゥさん、コメントありがとうございます。
今週、ホントに楽しかったですね。
松ケンの顔・・・マジで最高でした。
これは・・・ツンデレ?としても楽しみたいです
脇なのかエキストラなのか・・・女性があまり楽しそうにしていなかったのが印象的でした。
あの中に同級生はいるのか、未来の寅子のクライアントがいるのか・・・
ホントにみんな寂しそうで、それがとても気になりました。
伏線回収!とか考えずに見たいと思いますが、気になるのは気になりますねw