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光子(井上真央)は膵臓の病気で手の施しようが無かった。
光子には伝えず検査入院ということにした。
それが気に入らない平造。
寅次郎とさくらが病院に見舞いに行く。
100点のテストを持つさくらと5点のテストを持つ寅次郎。
ホントは0点だけど、見事に間違えたってことで5点になったと言う。
そこへ、酔っ払った平造(毎熊克哉)がやってきた。
「死なねぇ、死なねぇ、死なねぇ、、死ぬわけがねぇよ!」
大声で病室に入ってきた。
「さ、帰ろう。」
寅次郎は拳を握り平造を追いかけようとした。
渾身の力を込めて光子が寅次郎の手を握る。
数日後、おいちゃん夫妻に
「見舞いには毎日来てくれんだけどね。
私が大事な話をしようとすると、気配を感じて逃げちまうんだよ。
平造さんそっくりだとおもわないかい?
似たもの親子だと思うんだけどねぇ。
かえって上手くいかないのかねぇ。
わかり合えないもんかねぇ。」
と光子。
ある晩、平造が光子の病室にいた。
目を覚ます光子。
そっと手を握る平造。
平造の手を取って頬にあてる光子。
数学の授業中。
居眠りをする寅次郎。
母ちゃんの夢を見た。
散歩先生(岸谷五朗)に呼び出され、すぐに病院に行くように言われた。
懸命に走る寅次郎。
立ち止まり拳で地面を叩く。
葬式の後。
とうとう平造は帰ってこなかった。
「寅次郎、立派だったぞ。」
御前様が言う。
夜、酔っ払った平造が帰ってきた。
「兄貴、何やってんだよ。」
「うるさい!
おい、そこのお兄さんよ。
猫次郎だったっけ?
喪主の代理だったそうじゃないか。
見てみたかったねぇ。
しかしまぁ、笑っちまうね。
あの捨て子がねぇ。
感謝しねえとな。
光子がいなかったら、
あのま、あ冬空野下に野垂れ死んでたんだもんな!」
「母ちゃんごめん。」
平造に馬乗りになり殴る寅次郎。
祭壇の前に寝転んだアザだらけの平造
「おいちゃん、おばちゃん。
俺は家を出ます。
さくらを頼みます。」
寅次郎は身支度をして二階から降りてきた。
「何言ってんだ、お前。」Byおいちゃん
「ほっとけ」By平造
夜道を歩く寅次郎。
ついて行くさくら。
「お兄ちゃん、なんで行っちゃうの?」
「その方がいいんだよ。
ガキにはわかんねいよ。」
「どこに行くんだよ。」
「”お前は見込みがある。”と言ってくれる人がいてな。」
すでに駅についた。
寅次郎の財布の中身を見て、さくらは自分の小遣いを寅次郎の財布に押し込む。
無駄遣いをしないさくらはため込んでいたw
「達者でな、さくら。」
「お兄ちゃんもね。
辛くなったら帰ってくるんだよ。」
「はい。わかりました!」
その頃、平造は駅まで来ていたが見送ることはなかった。
元気に啖呵を切っている寅次郎。
そんな寅次郎からの手紙を土手で読んでいるさくら。
平造の身勝手さに腹が立ち、それが消えることなく終わってしまいました。
誰か一言でも平造に文句を言ってくれたら・・・。
でも、ま。寅ちゃんが平造をボコボコにしたのでちょっとはスッとしたかなぁ。
平造は駅に向かうのも遅すぎる。
自分への憎しみだけで生きろと言うのか。
平造があそこまで寅次郎を虐待する理由はなんだったんだろうか。
自分が寅次郎を虐待することで、寅次郎が継母から憎まれないようにするため?
でも光子さんはそんなことをする人ではない。
オヤジと寅次郎との関係が良くなることをちょっとだけ期待していたんだけどなぁ。
和解しない原作だったのなら仕方ないけれど。
光子さんは平造が「死なねぇ」などと言われなくても自分の余命には気づいていたと思う。
光子さんは素敵な人だったけれど、死に際・・・なんとか平造のクソ野郎に寅ちゃんを虐待しないように言い聞かせて欲しかったなぁ。
お母さんに死なれ、お兄ちゃんが出て行くなんてさくらも不幸だよ。
あんな飲んだくれオヤジと二人暮らしなんて無理だもんねぇ。
おいちゃん夫婦がいるから・・・まだ安心だけどさ。
井上真央ちゃんがこんな良いお母ちゃん役を演じるようになるなんて、ワタシも年を取るわけです。
おいちゃん役の泉澤祐希くんはどんな役でも上手いんだよねぇ。
岸井ゆきのちゃんとの夫婦もなんか・・・二人とも小さくて可愛いしw
子役ちゃん。
初代寅ちゃんも二代目寅ちゃんも、ちょっとたどたどしくてすっご~~~~い演技派ってわけでもないんだけど、それがかえって良かったような気がする。
で・・・お父ちゃん。
このお父ちゃんはちょ~~~っと本気のDVな雰囲気があったよねw
本気で寅次郎をいじめていたよね(苦笑)
毎熊さん、「まんぷく」でも「京都人の密かな愉しみ」でも・・・・コメディな部分が苦手なのかなぁという印象。
なんか怖いんだよなぁw
だから・・・最後まで平造がDVなんだよなぁって思っちゃった(苦笑)
ま、この役はかなり難しい役どころだったからなぁ。
それでも楽しいドラマでした。
「寅さん」の映画は見たこと無いけれど、多分、見ることはないと思うんだけど、このドラマは楽しかったッス。
特に藤原颯音くんを愛でるのが楽しかった!!!
彼、くせ毛なんだよねぇ、可愛い!←メロメロ
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その他の感想
『少年寅次郎』第1話ネタバレ感想~寅次郎に夢中
『少年寅次郎』第2話ネタバレ感想~寅次郎の笑顔が切ない
『少年寅次郎』第3話ネタバレ感想~中学生になった寅ちゃんにも夢中w
『少年寅次郎』 第4話 ネタバレ感想~寅ちゃん、父ちゃんをボコれ!ワタシが許す!
キャスト
車光子・・・井上真央
車寅次郎・・藤原颯音・井上優吏
車平造・・・毎熊克哉
車竜造・・・泉澤祐希
車つね・・・岸井ゆきの
車さくら・・落井実結子・野澤しおり
車昭一郎・・村山陽央・山時聡真
車正吉・・・きたろう
お菊・・・・山田真歩
坪内散歩・・岸谷五朗
坪内夏子・・井頭愛海
御前様・・・石丸幹二
コメント
こんにちは。寅さんシリーズは私も観たことが無かったのですが、このドラマは楽しかったですね。あと何話かあっても良かったのに終わってしまって残念です。平造は本当にひどい親でしたが、もうちょっと救いのある描き方にして欲しかったですね。鯉のエサのエピでも、駅の見送りでも、サクラか誰かが寅次郎に伝えていれば少しは救われるのに。寅次郎にぼこぼこにされたのはスカッとしました。さすがに今回は、みんな止めませんでしたね。
千代子さん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
楽しいドラマでしたね。
小さい寅ちゃんのお話ももっと見たかったし、中学生寅ちゃんの初恋ももう少し丁寧に・・・見たかったなぁとw
良いお話だっただけに、時間が足りなかったのかなぁ。
お父ちゃんは・・・やっぱりちょっとやり過ぎだった気がします。
役者さんもわりと強面で、優しさがあまり感じられなかったような(苦笑)
寅次郎はお父ちゃんを殴って良かったと思います。
殴るなら光子さんかなって思ったけれど、光子さんは惚れていたんですねぇ。
お父ちゃんの人物像ももう少し丁寧に描かれていたら、印象は違ったかなぁ?と思ったり。
こんばんは。
最後は手紙を読んで微笑むさくらと、
寅ちゃんの笑顔を見られて良かったけれど、分かっていたとはいえ、しんみりしちゃいましたね…。
お父ちゃんはあんなちゃらんぽらんでも、光子さんに対しての愛情はあるんでしょうね。病室での場面も良かったし。
なんで寅ちゃんに対してはああなのか。
ほんの少しでも優しさを示せなかったのか。最後まであんな風に言われて寅ちゃんが気の毒でしたよ…(涙)
後ろめたい、ってだけではあんな態度にはならないように思うし…。
殴る場面も、よく今まで我慢したね…って気持ちでした。
寅ちゃんとさくらは本当にいい子で、
可愛くて…健気でしたね。
実は、最終回で一番涙腺が緩んだのは
御前様が寅ちゃんに「立派だったぞ」っていうシーンでした。
さくらも小さいのに、お金の心配をしたりして、気丈に兄を送り出すなんて…。
7歳と13歳、まだまだ甘えたい盛りでしょうに、二人とも偉いですね…。
寅ちゃんも辛いけど、やはりさくらが
かわいそうなので、おいちゃん夫婦には
たっぷり可愛がってあげて欲しい。
光子さんは凛としていて、情が深くて、素敵なお母さんでした。「馬鹿だねぇ…」ってセリフがありましたが、いつも愛がこもっていました。
井上真央ちゃんは、昔は「キッズ・ウォー」や「花より男子」で現代的なイメージの女優さんだったのに、この時代の女性の役も似合っていて、素敵な女優さんだなぁと思いました。
泉澤くんとゆきのちゃん夫婦も温かさに溢れていて良かったです。
二人の会話とか目配せも好きでしたし、お似合いの夫婦でしたね。
二人の寅ちゃんは、映画を見たことがない私でも、話し方も、光子さんやさくらや女の子への接し方もこんな感じだったのでは?と思わせるものがありました。
藤原くんも井上くんも最高でした。
さくらも、とても愛らしくて可愛くて。
NHKの子役ちゃんの選定眼は眼を見張りますね!
NHKの週末のドラマは、素晴らしいものがたくさんありますね。
もっと長く観たかったですね。
長くなってしまい、申し訳ありません。
moonさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
ラストシーンのさくらちゃんが可愛かったです。
倍賞千恵子さんのイメージが重なりました。
美少女でしたね。
寅ちゃんも渥美さんに似ていましたし。
たぶんつけホクロがなくとも似ていたでしょうね。
井上真央ちゃんのお芝居も、「お母ちゃん!」って雰囲気が。
現代の「母」ではなく、割烹着が似合う昭和の肝っ玉母ちゃんになりましたね。
それだけにお父ちゃんの悲哀がもう少しないと・・・。
ただの虐待に見えてしまいました。
寅ちゃんはあの家にいるより、家をでて行くほうが幸せだと思うし、必然だと思いました。
ベタな流れだけれど、毎回、泣きポイントがあって、映画「寅さん」が愛される理由がわかったような気がします。
一度見たら、お正月はこの映画を見なければ始まらないって思う人がたくさんいたんでしょうね。