『少年寅次郎』第2話ネタバレ感想~寅次郎の笑顔が切ない

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悪童(ワルガキ) 小説寅次郎の告白 /山田洋次

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昭和20年3月10日。
東京大空襲。
下町のほうが燃えた。
夜なのに空が真っ赤に蠢いていている。
頭上を横切る戦闘機を目で追う寅次郎。
夜が明けるまで寅次郎は身動きができず眺めていた。
家に戻るとお母ちゃんが寅次郎を探していた
「ただいま。」
安心した母ちゃんは寅次郎をビンタ

「あんたいなくなったりしたら。。。
あんたいなくなったりしたら私は・。
私はどうしたらいいんだよ、
バカ!」
「ごめんなさい。」

泣きながら謝る寅次郎。

空襲の前に御前様に
「母ちゃんが可哀想だ。
父ちゃんもいなくなって兄ちゃんも死んだ。
おいらが代わりにいなくなれば良かったのに・・・。」

と言っていた寅次郎。

玉音放送。
戦争は終わった。
母ちゃんは父ちゃんが帰ってくるかもしれないと、夜も玄関のそばに布団を引いて寝るのだった。
夜中、玄関を叩く音がした。
扉を開けて見ると・・・。



「何があっても生きろ、寅。
良いなぁ。寅はみんなを笑わせることができて。
良いな、寅。」

聡明なお兄ちゃんが死んだところで涙腺崩壊。
半分だけ血が繋がっている寅とお兄ちゃん。
あぁ。なんでお兄ちゃん・・・。

父ちゃんの赤紙は・・・それこそなんで弟からじゃなかったんだろうと思っちゃった。
父ちゃん、いくつくらいだったんだろうか。

そしておいちゃんにも赤紙が。
コチラは一応・・生きて帰ってくるのがわかっているんだけど。
きたろう義父ちゃん、息子を二人も戦地に送ることになるなんて辛い。
そして、孫を見送ることになり、嫁に
「ごめんなさい・・。」
と謝られることになるなんて。



何より、井上真央と寅次郎の演技が素晴らしい。
井上真央の憔悴しきった顔。
そして寅次郎はたどたどしい話し方ではあるものの、泣くタイミングも上手い。
でも寅次郎の笑顔が切ないのよ。
寅次郎のちょっと悲しげな笑顔が切ないの。
ワタシ、寅ちゃんの笑顔だけで、三杯は泣ける。←どういうこと?食えるじゃなくて?はぁ?
彼の笑顔が切ないのよ。
自分がいなくなっちゃえば良かっただなんて。

戦争が終わり、子供たちの笑い声が聞こえる。
今日は辛かったけれど、最後に笑い声が聴けたので少しホッとした。
やっぱり子供の笑い声が聞こえない世界って辛いもんね。

そんな寅ちゃんと・・・来週はお別れっぽいです。
残念。
だけど大きくなった虎ちゃんもエエ子だといいな。
そういえば赤ちゃんのさくらちゃん。
なんとなく倍賞千恵子さんに似ていましたね、赤ちゃんなのに。

次のキャストも楽しみですが、寅ちゃんロスになりそう。

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キャスト
車光子・・・井上真央
車寅次郎・・藤原颯音・井上優吏
車平造・・・毎熊克哉
車竜造・・・泉澤祐希
車つね・・・岸井ゆきの
車さくら・・落井実結子・野澤しおり
車昭一郎・・村山陽央・山時聡真
車正吉・・・きたろう
御前様・・・石丸幹二

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