「天使にリクエストを」 最終話 ネタバレ感想~祖母と孫とさすらいと

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第5話 ~人生最後の願い~「聖母バラッド」

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和子(倍賞美津子)には息子がいたが自殺した。
和子はさわやというおもちゃ屋を大きくしたが、継ぐ人間がいなかったので売り渡した。
サイレント・エンジェル財団のお金はその会社と自宅を売った金だった。
「あなたはどうしてそんなに優しいのかしら。
お母さんの育て方が良かったのね。」
寺本(志尊淳)にサイレント・エンジェル財団の活動を託した。

島田(江口洋介)と亜花里(上白石萌歌)は身寄りのいない和子のことを調べていた。
そして寺本の母・尚子(羽野晶紀)に会いに行った。
そこに春紀(志尊淳)も帰ってきて・・・。

島田と亜花里は退院した和子と食事を取り、和子の最後の願いについて聞いていた。
その頃、尚子と春紀親子は春紀の父親について話していた。

春紀の父親は和子の息子だった。
和子は一人で息子を産んだ。
息子のために大きくしようとがんばったおもちゃ屋さん「さわや」
しかし息子は違う夢を持った。
尚子と二人、訪問介護の会社を作ることだった。
たった一人の親に反対されても・・・。
最初は順調だった。
春紀も生まれた。
ある時、トラブルが起き資金繰りが悪化した。
息子は母親(和子)を頼ったが助けることをしなかった。
息子は心を病むまでに落ち込んで自殺してしまった。



和子は子供が夢を持つって嬉しいことなのに、昔の自分はそんなこともわかっていなかった。
「会えて良かった・・・二人に。」
和子は島田と亜花里に話す。
「寺本にはこのまま黙っておくつもりですか?
寺本はもう子供じゃありませんよ。」
「二人とも人の望まないことするようになったわね」
と微笑む和子
「あなたの最後の願いは・・・
本当はお孫さんに会うためじゃなかったんですか」

和子は尚子に最後の願いがあると尋ねてきた。
尚子は遺産の受け取りを拒否した。
「今あの子は訪問看護師をしています
もし何かあったらあの子を呼んであげて下さい。
女手一つで子供を育てる苦労はわかったつもりです。
あなたの孫がどんなふうに育ったか、成長した春紀を見て下さい
それが私のあなたに対する意地でもありますから
どうかそれで許してうやって下さい。」
尚子は和子を許してくれた。
それから春紀がどういう青年か、どんな夢を持っているかを聞いた。
それはサイレントエンジェルを作るきっかけとなった。
財団の活用内容が決まると大松幹枝(梶芽衣子)のことを思い出した。



島田と亜花里を誘ったのは大正解だったと言う和子。
「息子のために。
孫のために。
でも結局、自分のためにお金を使ったに過ぎなかったわ。」
「話しませんか。
その事を正直に寺本に」
島田と亜花里が和子のマンションを出ると寺本がいた。

寺本(志尊淳)も母親から真実を聞かされ戸惑う。
「やめようと思って。
財団を辞めたいんです。」
「どうして辞めたいんだ?
お母さんから聞いたのか?
それで佐藤さんのことが許せなくなったのか?」
「許せませんよ。」
「お父さんが死んだのは佐藤さんのせいだと思っているのか?」
「許せないのは僕の仕事を利用したことです。」
財団に協力したのは個人的なことのためではない。
僕の気持ちを満足させるためにこの財団を設立したのなら、間違っている。
利用した人にも申し訳ない。
看護師という仕事を馬鹿にされた・・・
和子の動機はあまりにも身勝手。
そして父を死においやった。



島田は和子が同じことを言っていたと話す。
「人のためにやっているつもりが、結局は自分のためにしているにすぎなかった。
けどそれのどこがいけないんだ?」
島田も亜花里も間違ったことばかりしていた。
間違いを正そうとしてまた間違えた。
そんな人間はたくさんいる。
寺本にとって和子がそうだったんだろう。
「いくつになっても人は間違える。
その分人のことを思えるようにもなる。
人のことを思うことが自分を思うことにも繋がる。
それがこの活動を通じて俺が依頼人から教わった事だ。
死をを見つめることが生きることに繋がる。
和子さんの最後に願いは、お前に最後まで真実をあかさないことだ。
たとえ間違ってたとしてもそれがお前のためになると思ってんだよ
どうかその願いを叶えてやってくれないか。
それが出来るのは寺本しかいないんだ。」

寺本は和子の家を尋ねた。
何も知らないふりをして介護をする。
そして訪問介護に行かないかと和子を誘った。
サイレントエンジェルの車で尚子の経営する訪問介護へ。
和子を利用者の皆さんに和子を紹介する。
昔は子供の為におもちゃ屋さんを経営し、今は高齢者の最後の時を大事するための活動をしている。
「僕の尊敬する大好きな僕のおばあちゃんです。」

サイレントエンジェルの車の中では寺本のリクエスト
奥田民生「さすらい」
みんなカメラ目線で歌う!!!



和子さんと寺ちゃん、一気に最終回でまとめたな!
”僕のおばあちゃんです。”で泣いたw
いや・・・この最終回こそ2時間にするべきじゃないか。
2時間にしなくていいから、今日の内容は2週にわたって放送して欲しかった。
寺本は島田の説得で急に”僕のおばあちゃん”なんて言い出したのかなぁ。
もっといろいろ知りたかった。
島田元夫妻も・・・一緒に住むことになったし、再入籍することに・・・!
まぁ、スゴくスゴく急展開だけど、短い時間では・・・いたしかたない。

島田は・・・変わったよね。
息子の死を乗り越えた。
それでも・・・眠れない夜も、辛いこともあると思う。
でもでも一山越えたんだろうな。
だから・・・サイレントエンジェルの活動もきっと続けていけると思う。
それを支えにして。

寺本も小さい山を乗り越えた。
彼の大きな山はこれからよね、若いしさ。
もっと辛いこともありそう。
寺本より母親のほうが辛くてキツいことが多かっただろうしね。





「さすらい」
このドラマで民生の歌が聴けるなんて!!!!
上白石萌歌ちゃん、キーが低くて辛そうだったけどw
選曲も素敵だった。
賠償美津子さんと梶芽衣子さんの2ショットも迫力があったし!!
何より、こんなワタシでも最後の願いが叶うことがあるかも!っと思えたのは良かった。
「最後の願い」を考えることなく急死しちゃう人生もあるかもしれんけど(苦笑)
でも・・・「最後の願い」を叶えて貰えるのは死ぬのもワクワクするかもしれないじゃんね(^^)

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キャスト
島田修悟…江口洋介
小嶋亜花里…上白石萌歌
寺本春紀…志尊淳
佐藤和子…倍賞美津子
島田時恵…板谷由夏
寺本尚子…羽野晶紀
大松幹枝…梶芽衣子
武村正介…塩見三省
三井真吉…山本學
高津川直也…西郷輝彦

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