「夕凪の街 桜の国2018」感想~ほんの73年前

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原作はコチラ

こうの史代氏『夕凪の街 桜の国』
映画版

あらすじはコチラ→公式サイト

皆実(川栄李奈)は終戦から10年後、原爆症で亡くなる。

七波の父・旭(橋爪功)は広島の大学に入学し、母(七波の祖母)・フジミ(キムラ緑子)と同居していた。
被爆者だった京花(小芝風花)は、フジミの仕事を手伝っていた。
当初、二人の結婚を反対していたフジミだが、旭の転勤が決まると結婚する二人。

石川七波(常盤貴子)は営業日に異動願いを出さなければ、リストラ。
バツイチ子持ちの同僚・谷原章介からプロポーズされていた。
・・・・最後には、プロポーズを受ける・・・?かな?



断末魔の絵が怖かったよ~~~~。
何度も何度もでてきて、夢にでそうだった・・・。

黒い雨の中、川栄李奈ちゃん、頑張ってたね。
しかし打越さん(工藤阿須加)。
距離の詰め方が早いw
ハンカチをプレゼントして、キス。しかも往来で!!
調子が悪くなった川栄を見舞いにやってきて、「オマエ」呼ばわり。
恋に落ちてすぐに皆実が原爆症を発症したので・・・・それくらいのスピードで良かったかも。

予備知識なしで見ていたので、皆実はPTSDではあるが、健康だと思っていたら、急に立つことができなくなり、固形物がうけつけなくなり、目がぼんやりして、話すことが出来なくなった。
皆実の父は被爆して泣くなり、姉は2ヶ月後に原爆症で亡くなった。
時限爆弾のような病気だ。

一度でも殺そうと思われた。
戦後10年たち、自分が亡くなるそのときに
「また一人殺せてうれしいですか?」
と問う。



京花(常盤貴子の母)も原爆症で亡くなったのかもしれない。
赤ちゃんの時に被爆しているようだった。
祖母・キムラ緑子さんは、被爆していた女性を嫁にするのに反対していたのではなく、知っている人が原爆症で亡くなるのが辛かったのだと思う。
原爆で夫を亡くし、当時は助かったのに2ヶ月後、10年後、娘を亡くしてしまう。
その上、嫁も亡くなったら・・・。

物語は突然終わってしまった(苦笑)
もう少し、長く見ていたかったなぁと。

実は、うちの父は広島出身なのですが、かろうじて戦後生まれ。
父の家族は、黒い雨が降った地域にもいなかったため、被爆はしていないと思う。
もう30年以上も前、祖父にそのことを聞いたことがあるのですが、話してはくれなかった。
そのときは、まだ「歴史」にするには早すぎたのかもしれない。

夕凪とは海辺の地域で、夕方に起こる無風の状態。
止まっている風が動き出したら・・・・。
どうなるんでしょうね。

亡くなった人や被爆者の人、ご遺族のことを考えても、「原爆があったから戦争を終わらすことができた。」と言えるのでしょうか。

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CAST
常盤貴子,川栄李奈,小芝風花,平祐奈,工藤阿須加,浅利陽介,谷原章介,柏原収史,佐川満男,キムラ緑子,橋爪功

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