「探偵ロマンス」 最終話 ネタバレ 感想~なんてジジイだ草刈正雄!

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「若き江戸川乱歩の探偵活劇~怪盗に挑む!」

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住良木(尾上菊之助)はお勢(宮田圭子)に化けていたことに気づく蓬蘭美摩子(松本若菜)
そして…後工田(近藤芳正)を撃ってしまった初之助(泉澤祐希)。
腰をぬかしているところに笠森(浜田学)がやってきた。
大事にしないで欲しいと後工田がとどめを刺す。
初之助が逃がす。
現場にやってきた狭間勇(大友康平)。
笠森は現場を隠蔽して狭間を迎えるが、狭間は笠森の悪事に気づく。
狭間は笠森に銃を向ける。

逃走した初之助を追いかける太郎(濱田岳)
住良木(尾上菊之助)に洗脳されている初之助。
「自分より下の人間がそばにいると安心するもんな
太郎は特別だからな
でも…俺にも物語が出来た
後工田寿太郎に天誅を下したのはこの俺だ
バカにするな
俺はやったんだ
みんな俺ならできる」
「あんたを一人ぼっちにしてるのが仲間か」
三郎(草刈正雄)が言う。
「初之助さん、まだ戻れる!」
そこに車が突っ込んで来る。
住良木(尾上菊之助)とその一味。
住良木の取り巻きが太郎と三郎に拳銃を向ける。
三郎達が抵抗する。
初之助は住良木の車に乗って行ってしまう。

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「なんで俺は今苦しいんですか
何も間違っていないと思えば思うほど…」
震えて怯える春野介
「良かったですね。
物語が出来て明日にはきっと町の人々があなたの名前を呼ぶ
自分の命を持ってその覚悟を知らしめた立派な若者だと」
笠森が近づく
抵抗する初之助
「明智小五郎が。
名探偵・明智小五郎が必ずあんたを捕まえる」
笠森が初之助の腹を刺す

梅澤潤二(森本慎太郎)の元に初之助から手紙が届く。
梅澤は手紙を持って太郎のもとへ。
太郎は初之助は文字が書けないからこれは初之助が書いたのではない。
あいつらは初之助を人質におもしろがっているんだ。
「遺体が上がったよ」
一寸法師の本を太郎に渡す。
梅澤はこれは記事にしないと言う。
一緒に酒を飲んだやつがこんな死に方をする世の中なんて…。
「あんたはどうするんだ?
本当のことを書くんだろ?」

三郎も狭間勇(大友康平)から初之助の遺体が上がったことを聞く。
そこへ村山隆子(石橋静河)がやってきて、太郎は自分の前では泣けない。
だから太郎と話してやって欲しいと三郎に頼む

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三郎が太郎の下宿へ行く。
「物語が書けないのか」
「違うその反対だ」こんな時なのに物語が止まらない。
初之助のことばかりを考えて、とめてもとめても
「初之助は僕のこういう所が大嫌いだったんだ。
普通じゃない。だから傷つけた」
「それが世界かもしれねえな
あの時ああしれてれ
こんな道選ばなければ
俺もそればっかりだ
誰かの望み通りに生きるなんて俺はできねえ」
「ずいぶんわがままだ」
「その通りだ
いろんな色が混じり合っていろんな音を奏でる
だから俺は海東を捕まえる
他人の人生を塗りつぶすヤツがおれは嫌いだ
バラバラの世界でたった一人にしかない物語が
先生の言葉で描いてくれればそいつは救われるかも知れない。」

三郎は住良木(尾上菊之助)を探す。
「怪盗の隠れ家が見つかった。」
太郎は三郎の世界を知りたい。
着いていくことにした。
太郎は正装して出掛ける。
隆子が見送る
「太郎の物語を聞いているとその時だけは忘れる」
初之助の言葉を太郎に託し、太郎の手首にカフスをつける
「きっとそれがお守りになります」
太郎が歩く
「必ず帰ってきて下さい。
二人の物語を楽しみにしております。」
隆子が太郎の背中に呟く

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三郎、太郎、刑事の狭間が合流。
倉庫に入る3人。
住良木(尾上菊之助)とその一味がやってきた。
銃撃戦となる。
笠森を狭間が取り押さえる。

住良木のもとへ上へ上へと行く太郎と三郎。
二人は前後をハマさまれ窮地に陥る
お守りだと言われたカフスを外し床に投げると爆竹が鳴る
蓬蘭美摩子(松本若菜)もやってきて加勢する。
とうとう住良木と対峙。
爆発から太郎を守った三郎。
大八車に足を捉えて壁に挟まれるが、その間にガソリンをまく。
「お友達の物語お気に召しませんでしたか」
それでは初之助さん無駄死に。
小説の参考にならなかったのかと微笑む住良木
「撃つんじゃねえ!先生」
太郎は住良木に銃を向ける
物語は心震わせるものがい
例え周りの人間を傷つけたとしても
ピストルを構えたお百と初之助の悲しい顔を思い出す太郎
「あんたのどこが探偵の好敵手なんだ!」
顔を隠して。世界を斜めから眺めていたら傷つくことはない。
悦に入っているだけだ
太郎が飛び出すと住良木が撃つ。
「探偵と怪盗にはロマンスが必要。」
とまだ笑う住良木

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「誰かにもとめられていないと生きてると実感できない
それなら操られているのはあんたの方じゃないか
あんた空っぽの寂しい人だ」
怒る住良木がまた発砲
「あなた怒ってますね
僕の推理は当たってる」
「名前のない作家に何がわかる?」
「自分の物語はわかって貰いたくてたまらないくせに
他者の物語はわかろうとしない
名探偵の真実がわからない?」
困っている人がいたら手を差し伸べ
寄り添って助ける
救いきれないかも知れない
たった一人にしかない物語を守る為
「そんな生き方格好いいじゃないか!
8発目!」
三郎がロープをナイフで切り自由になる。
ライターがロープを伝って住良木を襲う
銃を向ける三郎

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「ここで捕まるか
それとも死んで生き延びるか
さようなら僕の名探偵」
手すりに立った住良木が後方へ倒れる。
アクロバティック三郎が住良木を追って飛び降りる。
住良木を確保する三郎
「産まれてきた意味を与える
僕のやってきたことはそんなに悪いことですかね」
「生きてきた意味?
生きてるだけで十分だ!」
警察に連行される住良木
「やはりあなたは美しい」

バー「K」
太郎、三郎、美摩子がいる。
遅れてやってきた隆子が「明智小五郎と言う人を探している」と呼び止められたと言う。
驚く太郎と三郎。
手に八角形の緑色の指輪をしていたとか
「イルベガン…」
店の外に出た三郎と太郎。
男装した麗人(市川実日子)が二人に向かいお辞儀をする
後を追う三郎と太郎

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見応えがありました。
エンディングの大橋トリオまで見逃せない。
聞き逃せない。
何回も草刈正雄の年齢を確認してしまうほどのアクション。
ほぼご自身だそうで。

難解なストーリーと言えばそうかも?
いや、最終回は単純に面白かったと思う。
そもそも江戸川乱歩の小説は難解だと思う。
何回も戻っては読み進める。
もちろん一発で理解出来る人もいると思うのですが。
ワタシは何回も何回も戻っては読み進めるタイプなんで。
このドラマも何回も見たいなぁと思う。
いろんなとこにフラグがあったんじゃないかな。

第3話で住良木がお勢(宮田圭子)さんに化けていたことで、ああ、そうか。
そういうドラマだったのか!と
そこからは一気に楽しめました。
怪盗20面相みたいな(いや、そうか)存在がいる世界。
そう思って見ていなかったんだよなぁ。

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お百(世古口凌)ちゃんも切なかったけど、初之助も切なかった。
最後には殺されてしまって切なさマックス!
初之助のような子を殺すなんて。
泉澤祐希くんは繊細な演技をするので余計に泣けました。
その一方で、住良木の利用の仕方に怒りマックス!
太郎が住良木を怒らせてくれたのは少しスッキリ。
だけど男装の麗人になって…もう逃亡している。
多分、裏の「大病院占拠」 の警察も無能なんだろうけどw

濱田岳くんの声は心地が良い。
キャストの皆さん全てがナイスキャスティング。
お百ちゃんの世古口凌さんも。
こちらも知らない方で、ググりました~。
26才?せいぜい20才くらいだと思ってた!!

カムカムのスタッフが…ってのは別に知らなくても良いことかなぁ。
なんかそっちに引っ張られたり、そっちが気になると余計わからなくなるじゃんw

江戸川乱歩の作品だとやっぱり時代背景はそこに合わせるでしょ。
横溝正史もそう。
NHKは。
ここは一つ松本清張作品もNHKに撮って欲しいですな。
民放だと時代を平成に置き換えるので(苦笑)

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「探偵ロマンス」 第1話 ネタバレ 感想~草刈正雄さんまでワイヤーアクション
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キャスト
平井太郎(濱田岳)
白井三郎(草刈正雄)
村山隆子(石橋静河)
郷田初之助(泉澤祐希)
時子(本上まなみ)
須永(野田晋市)
梅澤潤二(森本慎太郎・SixTONES)
狭間勇(大友康平)
笠森(浜田学)
お百(世古口凌)
ラッパ(浅香航大)
伝兵衛(岸部一徳)
蓬蘭美摩子(松本若菜)
後工田寿太郎(近藤芳正)
住良木平吉(尾上菊之助)
廻戸庄兵衛(原田龍二)
廻戸早苗(杏花)
守神健次(土平ドンペイ)
男装の麗人(市川実日子)
歌声(上白石萌音)

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