第18週 「ヒメスミレ」
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文部大臣・森有礼の号令のもと、東京大学の理学部は帝国大学理科大学と改められ、田邊がその初代教頭に就任した。
地位も名誉も手に入れた田邊は美作など目にも留めない。
万太郎は身地名も発見の論文を書き直し、印刷もし直す。
しかし田邊の気持ちは変わらなかった。
万太郎は田邊も自宅に会いに行く。
植物画好きなもの同志話したい。
自分は図鑑を出したい
田邊教授が植物学という学問を持ち帰ってくれた。
同じ志を持つ。
どうか勉強をさせて欲しい
「話はわかった
私はもう持たざるものは数えない
せっかく生きているんだから、この手に持つものを愛そうと思う
あいにく私はたくさんのものを持っている。」
大学には日本各地から標本が送られてくる。
日本列島の植物を網羅できる日も近い
「わしはなんちゃもっておりません。
地位も名誉も・・・」
「許さないよ
ただ好きだから植物から愛される?
すごいな君は
どこまでも人を傷つけてくる
理由が欲しいか
私も図鑑と作ることにしたんだ
大学の総力を挙げて
日本中の植物を網羅した。
大日本植物図鑑
君の仕事とぶつかるね
だから大学の出入りを禁ず
書籍も標本も使うな。
私に尽くすなら考えてもいいがな」
万太郎は打ちのめされ歩き続けて長屋に帰ってきた。
寿恵子と園子が家で待っていた。
図鑑をパクるんだなぁ。
地位も名誉もあるほうがパクったら、パクられたほうは為す術なしだ。
戸隠草事件は、やっぱり田邊がパクったのかと言われても仕方あるまい。
パクリ教授だ!
俺に感謝しろ。
俺の言いなりになれ。
嫉妬で身動きが取れない。
万太郎は東大に残れなくなったけれど、田邊のプラントハンターなんぞにならなくて良かったと思って締まった。
万太郎にこだわり続ける田邊。
キツいでしょうに。
地位や名誉でねじ伏せて、しかし地位や名誉で得られないものを持っている人間を相手にするのは。
バックには文部大臣・森有礼が着いているしな。
でも森有礼って、暗殺されるよね。
田邊はそれでも確固たる地位を保ってられるのかしら?
森有礼はなんとなく知ってても田邊のことは全く知らないので、どうなるのか・・・。
ってか森大臣のほうが上なのにやたら田邊の家にやってくるなぁ。
普通、呼びつけられるんじゃないの?セットの問題か・・・。
万太郎は夜を彷徨って、家には支えになってくれる家族がいる。
だから問題だ。どうやって養う?
田邊の家まで行ってわかり合えるかもって思えるのが純粋だなぁ。
それを世間知らずのわがままととらえることも出来るけどさ。
でもそんなもんなんだろう。
植物の父と言われ、雑草と言う名の草はないと言い、とにかく植物だけに囲まれたいと思う天才は、学閥とか常識とかちょっと外れているんだよ。
それでも良いんだよ。
天才は。
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キャスト
槙野万太郎(神木隆之介/幼少期:森優理斗/小林優仁)
槙野寿恵子(浜辺美波)
徳永政市(田中哲司)
田邊彰久(要潤)
広瀬佑一郎(中村蒼)
野田基善(田辺誠一)
里中芳生(いとうせいこう)
伊藤孝光(落合モトキ)
倉木隼人(大東駿介)
倉木えい(成海璃子)
及川福治(池田鉄洋)
江口りん(安藤玉恵)
堀井丈之助(山脇辰哉)
大窪昭三郎(今野浩喜)
波多野泰久(前原滉)
藤丸次郎(前原瑞樹)
細田晃助(渋谷謙人)
岩下定春(河井克夫)
前田孝二郎(阿部亮平)
宮本晋平(山根和馬)
大畑佳代(田村芽実)
大畑イチ(鶴田真由)
大畑義平(奥田瑛二)
槙野綾(佐久間由衣)
槙野竹雄(志尊淳)
槙野ヒサ(広末涼子)
槙野タキ(松坂慶子)
【語り】宮﨑あおい
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