第16週 「コオロギラン」
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「助けてよ、万さん」
「草花と同じじゃ」
優しい人楽しい人同じ人は一人として
藤丸は人の痛みがよくわかる
その分競い合いは性に合わない
息も吸えないようになる。
「それが藤丸次郎の特性ながじゃ
今、知れたからには探したらエエ
藤丸次郎の特性に合うたやり方
徹底的に誰もおらんところを探したら人もおらん。」
「それって最初の一人になればいいってこと?」
「休学して、人とはかぶらん道を見つけられる
ゆっくり落ち着いて探したらええ
弱さもよう知ったら強味になる。のう?」
「だとしたら藤丸君
逃げるんじゃなくて探しに行くのね。
離れるのは同じだけど大違いじゃない?」
とおゆうさん
「さらりと大変なことをいうな。
俺はいっそのこと休むほうが面倒だけどな」
と福治(池田鉄洋)
「けど今は離れたい
そっか。これが俺の特性なのか」
「今日はほんまにありがとう
ほんまはワシこそ藤丸の言葉が刺さった
わしも名付け親になりとうて執着していた」
「確かにね。けど俺、万さんのことは好き。」
万太郎の名付け親になりたい気持ちと伊藤家の孫は同じだとは思わない。
「今度は俺に万さんを監察させてくれない?」
「監察?」
藤丸は田邊教授に休学を申し出る
「休学してどうする気だ?」
「ひとまず槙野さんに植物採集旅行に連れて行っ欲しいと頼みました」
「お前も新種が発見したいのか」
「いえ、槙野さんを監察しようと思って」
「おどろくほどくだらない」
「そうしているうちに何か見つかるかも知れないので。」
そこへ郵便物を持って来た万太郎
藤丸は教授室を出る
万太郎は田邊の机に日本植物志図譜を見つける。
「読んだぞ。」
「ありがとうございます」
「見事な出来だった
この日本でここまで描けるのはお前しかいない
世界でも同じ人間がいるかわからない。」
植物学会をこじ開け、今、この学会で槙野万太郎の名を知らない者はいない。
「皆さんの力になりたいだけで・・・」
「刊行は大変だっただろ」
石版印刷機を購入したり・・・家の壁が壊したりと答える万太郎
「それほど私に頼るのが嫌だったか。
戸隠草はさぞ愉快だっただろう
伊藤系の孫と留学前に会っていたそうだな。
戸隠草について話す機会があったはずだ」
「教授を裏切ることはなにも」
「そもそもお前は私のものにはならないんだろ
言っておくが戸隠草などどうでもいい
そんなことでは傷つかない
残念だな槙野万太郎
この先は望みどおり、お前を一学者として認めてやろう」
「ありがとうございます」
背を向ける田邊。
部屋を出る万太郎
寿恵子は妊娠7ヶ月目に入った。
万太郎とともに第2集の発刊を目指す。
藤丸も手伝ってくれている。
ヤマザクラの絵を部屋で乾かす。
仰向けになる万太郎は
「満開じゃ」
と笑う。
寿恵子も仰向けになり
「絶景かな絶景かな」
と歌舞伎の石川五右衛門の台詞を言う。
寿恵子は万太郎に植物採集へ行くように促す。
売り上げも持っていっていい。
次を発刊すればまたお金は入る。
何か会った時には叔母さんを頼る。
「叔母さん許してくれるかな」
自分が幸せだと伝えると笑う寿恵子の頬にキスする万太郎。
大学に第2集を持って行った万太郎。
徳永は世界に向けるためには漢数字では駄目だとアドバイス。
波多野は教室を出た万太郎を追いかける。
「もう卒業だな」
「でも俺は助手として大学に残るから今と変らないよ」
「いや変わるよ。
大窪さんは助教授、波多野は助手」
「藤丸に例え大学に戻らなくても友達だって伝えてね」
「当たり前じゃ
植物採集から戻って来たら3人で牛鍋屋じゃ
波多野!大丈夫じゃ」
田邊教授とのシーンはいつも不穏。
「これからは一人前の研究者として認めてやる」
って宣戦布告。
全力でぶっ潰す!ってことかな。
その前に伊藤家の孫を全力でぶっ潰すんだろうけど。
孫は帰国しても居場所がないのは確定だな。
ああ、怖い。
こんな怖いところ、藤丸がいられるわけない。
万太郎の植物採集はヒーリング効果があるのかもしれない。
ここで藤丸は持ち直すよね。
波多野の寂しそうな顔よ。
友達として力になりたかったんだろう。
でも今、藤丸は大学に行けないからなぁ。
波多野も忙しかっただろうし・・・。
1巻でちゃんと収入はあったのね。
持ち出しかと思っていたけれど、少しでも収入になったのなら良かったな。
藤丸がいることで寿恵子の負担が減っているのかもしれないけど・・・。
採集旅行に行くのね(苦笑)
身重の寿恵子。
しかも初産。
ま、長屋の皆さんがいるので心配はなさそうだけど。
みえおばさんとは高藤とぽしゃってから会っていなかったんだろうか。
寿恵子は幸せで幸せで。
それより万太郎が幸せで幸せで。
朝ドラでこんなに自然なほっぺチューを見られるなんて初めてじゃねーか?
東京にいる親戚は叔母さんしかいないけれど、いよいよ出産となれば、おっかさんも来てくれるはず?
孫には会いたいでしょうし。
文太さんのかるやきを土産に持って来て欲しいよね。
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キャスト
槙野万太郎(神木隆之介/幼少期:森優理斗/小林優仁)
槙野寿恵子(浜辺美波)
徳永政市(田中哲司)
田邊彰久(要潤)
広瀬佑一郎(中村蒼)
野田基善(田辺誠一)
里中芳生(いとうせいこう)
伊藤孝光(落合モトキ)
倉木隼人(大東駿介)
倉木えい(成海璃子)
及川福治(池田鉄洋)
江口りん(安藤玉恵)
堀井丈之助(山脇辰哉)
大窪昭三郎(今野浩喜)
波多野泰久(前原滉)
藤丸次郎(前原瑞樹)
細田晃助(渋谷謙人)
岩下定春(河井克夫)
前田孝二郎(阿部亮平)
宮本晋平(山根和馬)
大畑佳代(田村芽実)
大畑イチ(鶴田真由)
大畑義平(奥田瑛二)
槙野綾(佐久間由衣)
槙野竹雄(志尊淳)
槙野ヒサ(広末涼子)
槙野タキ(松坂慶子)
【語り】宮﨑あおい
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