「らんまん」 第67話 ネタバレ 感想~私のものになりなさい

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第14週 「ホウライシダ」


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田邊邸に招かれた万太郎と寿恵子。
田邊は寿恵子を見て驚く。
高藤邸に菓子を持ってきた時に居合わせ、舞踏会の練習に推薦したのは田邊だという。
そんな寿恵子が万太郎と一緒になるということは、万太郎は相手がどんな地位がある人間でも欲しいものは欲しいと手にするのかと笑う。
田邊は万太郎に話があるからと、妻の聡子にダンスを教えて欲しいと寿恵子に頼む。
心構えだけでも良いと。

聡子の部屋
「ダンス・・・」
控え目な聡子に笑顔で話しかける寿恵子。
聡子の帯がシダの柄で素敵だ。
門柱にもシダがあった。
「シダがお好きなんですか」
「わかりません
ごめんなさい」
「うちの人もそうです。
きっと理由もなくお好きなんでしょうね。」
フォローする寿恵子
「もう娘さんが2人もいるんですね」
「前の奥様の娘さんで
去年の暮れに奥様を亡くされまして・・・」
聡子の父は判事で、忙しい田邊が独り身だと何かと不便だろうと、聡子が嫁に来ることになった。
お茶の水の高等女学校を中退したと言う
「お子様方もお小さいから
聡子様も可愛くて喜ばれたでしょう」
「いえ、私は・・・。」
前の奥様は美しくてピアノもできて英語もできる。
しかし聡子は・・・
子供たちもからも母とは呼ばれない。
「先生に言わないで貰えますか?」
「もちろんです」
「こうしていると女学校の友達を思い出します」
「私は学校に行ってないんです
なので年の近いお友達がいなくて」
「ではあの・・・お友達になって頂けませんか」
「ええ!嬉しい!」

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一方、田邊は神妙な顔で標本を見つめる。
「どうやら君は本小野のようだ」
綿密に計画して採集旅行に出掛けても巡り会えない。
巡り会えるものと会えないものがあいる
「だが君が不憫だ。
君は巡り会うことができる
だが決して自分の手で発表できない」
既に植物学雑誌に植物学会会員でもなければ、東大の学生でもない万太郎の記事をなぜ載せるのか。
「あれは・・・創刊したのがわしですき」
「違う。私が許したんだよ」
植物の学会は真剣に打ち込んでいる人間が会員になってもいいのではないかと万太郎
「ただ一つの権威ある学会だからね」
素人が参加することはできない。
万太郎は身分もない
そこらへんの銭湯で叫んでいるやつらと一緒。
彼らがいくらほえようが国政は動かない。
「ではどうしたら・・・
教授、わしは一体どうしたらええんですか」
「方法は二つある」
大学に行くこと。
予備門から東大を受験。
それが嫌なら今すぐ留学
「学歴が全てゆうことですか?
学歴で何をはかるんですか?」
日本にも世界にも数え切れないほどの植物がある。
”核心はただ一つ”
と教授が言った。
万太郎は人生を植物に打ち込むと決めた。
他のことに使う時間はない。
「遠回りするからこそ見えるものもある。
世間は単純学歴があればいい」
自分ならさっさとやり直す
「その間にも誰かが新種を・・・」
矛盾を指摘する田邊
植物の発展が喜びであれば、遠くから喝采を送ればいい。
いやだばかりではどうしようもない
「最後の提案だ
私のものになりなさい。」
田邊を見上げる万太郎

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田邊教授の奥さんが若すぎる!って思ったら・・・後妻さんだったのか。
女中まで上から目線。
判事の娘さんなら大事にして貰えそうなのに、なんで女中があんなに上からなのか。
しかし田邊教授は奥さんのことを大事にしているような気がする。
聡子さんはまだ16才~18才くらい?
自信がなくて、少しおどおどしていて。
田邊と万太郎がいつまでの付き合いになるのかわからないけど、寿恵子と聡子はずっと友達でいて欲しい。

田邊教授は外国かぶれなのに、意外と日本庭園なご自宅だったわねw
で、田邊。
あながち間違ったことを言っているわけではない。
万太郎が本気を出せば東大くらい受かっちゃうだろう。
そうすれば学歴社会に文句も言われない。
それにはかなりの時間がかかる。
万太郎が嫌がる提案をしてから
「私のものになりなさい」
そのほうが効果的だと睨んだか。

万太郎が創刊したつもりになっていた,学会誌。
もちろん事実はそうなんだけど、教授からの許可を得て発刊したのも事実。
素人で学生でもない万太郎が創刊したとしてもなんの権威もない。
学会誌だったからこそ受け入れられたのも事実。
遠回りは嫌だというのは万太郎らしいが、他人からみたらただのわがままかもしれない。
遠回りこそ近道だと凡庸な人間からしたらそう思えるけど。

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主題歌 – あいみょん「愛の花」

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キャスト
槙野万太郎(神木隆之介/幼少期:森優理斗/小林優仁)
槙野寿恵子(浜辺美波)
徳永政市(田中哲司)
田邊彰久(要潤)
広瀬佑一郎(中村蒼)
野田基善(田辺誠一)
里中芳生(いとうせいこう)
倉木隼人(大東駿介)
倉木えい(成海璃子)
及川福治(池田鉄洋)
江口りん(安藤玉恵)
堀井丈之助(山脇辰哉)
大窪昭三郎(今野浩喜)
波多野泰久(前原滉)
藤丸次郎(前原瑞樹)
細田晃助(渋谷謙人)
岩下定春(河井克夫)
前田孝二郎(阿部亮平)
宮本晋平(山根和馬)
大畑佳代(田村芽実)
大畑イチ(鶴田真由)
大畑義平(奥田瑛二)
槙野綾(佐久間由衣)
槙野竹雄(志尊淳)
槙野ヒサ(広末涼子)
槙野タキ(松坂慶子)

【語り】宮﨑あおい

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