「らんまん」 第65話 ネタバレ 感想~前半最終回。最高で美しい散り際。さよならおばあちゃん

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第13週 「ヤマザクラ」


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美しい寿恵子に息をのむ面々。
宴もたけなわ挨拶する万太郎
本来やったら後継のおのことして峰屋を支えていかなければいけない
勝手を許して下さりありがとうございますと頭を下げる。
「この峰屋という大樹を離れ
新な地で芽吹いていこうと思います
今日までわしと寿恵子を育んで下さった皆さんありがとうございます。
槙野の家の一切を姉である槙野綾
そしてその伴侶となる井上竹雄に譲る所存でございます。」

一同の前に出る綾と竹雄
「謹んでお引き受けいたします」
分家らは立ち上がって抗議
「綾と竹雄を添わせようと思う。
これをもって市蔵とふじも隠居する。
次の番頭は貞吉お前じゃ」
タキが伝える
「認めん」
綾も本家の血筋ではないのに竹雄のような腰巾着にご当主様と頭を下げなあかんのか。
「本家の血筋は誰ちゃ残らん
それでもふんぞり返るがか!」
「家ゆうがは何じゃろうのう
血筋 金 格式
何を守ってきたがじゃろう?
それよりも今
ここにおるおまんらの幸せが肝心ながじゃ
この先を健やかに幸せに生きて行く
家の願いじゃのうて
己の願いに生きて行くことが」
出て行く豊治
「今更 なんじゃ
これまで散々本家と分家を区別してきたがは、どこのどいつじゃ!
わしら分家をずっと見下してきたがは誰じゃ!」
「商いじゃおもて、わしらは本家の顔色をうかがいながらやってきたじゃろう」
「ほうじゃのう。わしがそうさせてきた
けんども時は変わった
この先は本家分家と上下の別なく互いに手を取り合うて商いに励んで欲しい」
手を突いて頭を下げるタキ
「これよりは竹雄と二人力を尽くして峰屋を守って参ります
皆様どうかようろしゅう願います。」
「わしらも頑張りますき」
貞吉や女中たちも頭を下げる

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「万太郎
わしの孫に産まれてきてくれてありがとう。
おまんは生まれた時からぞしてこの先もずっと
わしの希みじゃ」
タキに向き直る万太郎と寿恵子
「おばあちゃん育ててくれて本当にありがとうございました。」
頭を下げる
付き上がりのもとでヒサが微笑んでいる幻を見るタキ

呉服商・仙石屋の庭
万太郎、寿恵子、綾、竹雄に支えられ病の桜を見上げるタキ
「今はどうにもできんき」
万太郎がタキに謝罪
「天寿がありますきに
お互い精一杯生きてきましたき」
「おばあちゃん
病のでちゃせん若い枝を切って接ぎ木したがじゃ」
「こんなに小さな枝が大きな木に育って行くきね
大きいそだつとええな」
「うん育つ」
「楽しみじゃのう
いつかこの桜が咲き誇るがか」
満開の桜のもと万太郎と寿恵子、綾と竹雄。それぞれが子供を育てながら笑っているところ想像するタキ
「らんまんじゃ」
桜満開の中、幼い綾が峰屋にやってきた頃を思い出すタキ
綾は号泣。桜を見せて
ヒサの腕には赤ん坊の万太郎が抱かれている
「万太郎、綾の弟になる。
可愛がってくれる?」
「うん!」
「今日からわしら家族になるがじゃ
血のつながりじゃのうて縁で繋がる家族にの」
タキが綾に微笑む
「うん!」
穏やかな笑顔を万太郎、竹雄、綾、寿恵子を見つめる
タキはこの世を去った。
江戸から明治へ峰屋の大黒柱として支えてきたタキの終わりは一つの時代の終わりを告げた。

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「縁でつながる家族」
タキさんがずっとそういう気持ちでいたなら、分家の反発もなかったのか。
あの時は、いつか万太郎の嫁にと思っていたのか。
でもね。
夫に先立たれ、息子も早くに亡くし、とにかく峰屋を守らなければ・・・女だてらにそうして踏ん張ってきたタキを責められへん。
同時に分家の反発もね。
豊治も伸治も嫌な親子だと思ってきたけど、これまでずっと押さえつけられてきた
綾を嫁に貰うと勝手に思っていたのはちょっとどうかと思うけど(苦笑)
でもでも、これまで番頭だった竹雄に頭を下げるのが腹が立つのもわかる。
しかも綾は本家の子ではないしさ。
「分家は黙れ!」
なんて言われてたのにさ。
披露宴が台無し・・・って言いたいところだけど、重要なシーンとなりました。
分家が悪人じゃないってことも含めて。
ただ・・・なにもかもが上手くいくわけではない。
寿恵子も苦労するだろうけど、綾と竹雄も苦労するはず。
峰屋は・・・前途多難だろう。

タキさんの最期は絶対泣く!って思っていたけれど。
いや、もちろん泣けたけど。
タキの最期が布団に伏せって終わるのではなく、ナレ死であったこと
ナレ死かよ?簡単だな!って思うことも多い朝ドラ。
今回のタキの散り際はとても美しく、とても穏やかで、近年まれに見る最高のナレ死ではなかろうか。

ラストシーンは万太郎の大冒険!?
「おまんは誰じゃ?初めましてじゃのう~」
と挨拶をしながら、ズボッと引き抜く。
「はじめまして」
と笑う万太郎w
無邪気~~~(爆)

前半の最終回。
最高でしたw

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らんまんの感想はコチラ→

主題歌 – あいみょん「愛の花」

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キャスト
槙野万太郎(神木隆之介/幼少期:森優理斗/小林優仁)
西村寿恵子(浜辺美波)
竹雄(志尊淳)
広瀬佑一郎(中村蒼)
西村まつ(牧瀬里穂)
笠崎みえ(宮澤エマ)
野田基善(田辺誠一)
里中芳生(いとうせいこう)
阿部文太(池内万作)
倉木隼人(大東駿介)
倉木えい(成海璃子)
及川福治(池田鉄洋)
江口りん(安藤玉恵)
堀井丈之助(山脇辰哉)
大窪昭三郎(今野浩喜)
波多野泰久(前原滉)
藤丸次郎(前原瑞樹)
細田晃助(渋谷謙人)
徳永政市(田中哲司)
田邊彰久(要潤)
高藤雅修(伊礼彼方)
岩下定春(河井克夫)
前田孝二郎(阿部亮平)
宮本晋平(山根和馬)
大畑佳代(田村芽実)
大畑イチ(鶴田真由)
大畑義平(奥田瑛二)
槙野綾(佐久間由衣)
槙野ヒサ(広末涼子)
槙野タキ(松坂慶子)

【語り】宮﨑あおい

コメント

  1. ミートゥ より:

    美しい散り際、去り際でしたね。
    このドラマだから人の死を雑に扱いはしないだろうと思ってましたが、変にお涙頂戴にもして欲しくなかったので、大満足でした。
    先日あさイチであいみょんさんが、主題歌の歌詞は妻の寿恵子さんを思って書いたって言ってましたけど、おばあちゃんにも当てはまる歌詞でしたね。
    つくづく、「らんまん」は物語を綴るセンスが良いなって思います。

    • tarotaro tarotaro より:

      ミートゥさん、コメントありがとうございます。

      松坂慶子さん。
      最近、すごく好きなんですよね。
      「一橋桐子の犯罪日記」で、めっちゃ可愛かったもんでw
      昨日と今日の「あさイチ」も良かったですね。

      タキさんはとっても厳しい人だったけれど、愛情溢れる人だったなぁと。
      最期は桜で、じんわり涙しました。
      後半も期待したいです!