『おかえりモネ』 第44回 感想~全てが整えば雨が降る

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第44回(第9週)「雨のち旅立ち」

あらすじはコチラ→

ガイド本

能舞台で踊っているサヤカのところに行くモネ。
舞を踊り終えてサヤカは
「能では物事の陰と陽出来ている」
と話す。
陰陽とも呼び、バランスが悪いと世界全体が悪くなる。
モネは
「気象もそうなんです」
と答えた。
低気圧と高気圧・・・バランスをとっている。
サヤカは舞を舞って陰陽が整うと雨がふる
舞は雨乞いの意味もあると話すと笑う
「面白いね
いろんなものが繋がってて」
「サヤカさん。すみません 嘘ついて・・・。」
「わかってるよ あんたの気持ちは
んでもね。
『仁に過ぎれば弱くなる』だよ
甘やかしすぎっとダメ人間になる
モネのことじゃないよ
私のこと
年寄りは甘やかすと途端に悪くなるからね
下手に情けなんてかけてくれなくていい
私は一人で生きてきた
これからも一人で生きて行く
だから強いの」
「サヤカさん」
「あんたに心配知れる筋合いはないよ
行きなさい。自分の思う方へ」
サヤカを見つめうなずくモネ
雨が降り出す
「ほらね 全てが整ったら雨が降る」



森林組合
モネが退職を申し出た。
「すみません。どうしても気象の仕事がしたくて」
「山じゃだめなの?」
「山は大好きです、
ここでの仕事も皆さんのことも」
「山がダメなんじゃないよ
山を知ったから空の仕事がしたくなったんだ
ねぇ この子いい顔になってきたでしょう
最初来た時のモネの顔ひどかったでしょう。
なんもないみたいな顔してさ。」
サヤカが笑う。
川久保も「大丈夫かな?」と姫に聞いたと笑う。
「それがここまでになったのは
みんなのかげだよ
それでやっと見つけたんだよ。
ね??」
「見つけちゃったんならしょうがないか」
「石ノ森章太郎先生も”どんなに時代が変わっても面白さをみつけられれば人間はいくらでも熱くなる”と言っていた。」
「寂しいな」
「ヒバの木の保管場所もきっちり全部決めてくれましたし
本当うちの仕事よく頑張ってくれました」
「学童机もね」
「頑張ってください。」
「ありがとうございます
お世話になりました」




そんな様子を中庭から見ていた菅波は中村信弘(平山祐介)に電話をかける
「もう少し今のまま東京と行き来して訪問診療を続けて良いですか。」
東京と登米を行き来することに決めた。
意外な答えに驚く中村。
「そもそも中村先生が僕に足りないものは何かって考えて、ここにひっぱってきてくれたんでしょう。」
自分は何かを考える前に手が動くようにならないといけない。
痛いと言う人がいればその痛みに即座に手を当てられる
何も考えずに・・・
「ただそういうことが出来る人間にまずはならないといけない
だからもう少しここにいます」
中村は喜ぶ。
若い医師に声をかけたものの全員に断られ続けていたのだ。
電話を切り、じっと手を見る菅波
あの時(昨日の放送ね!)モネの肩に触れられなかった自分の手を・・。



翌朝、モネは朝食で
「森林組合の皆さんを説得してくれてありがとうございました。」
サヤカが口添えしてくれたからみんな納得してくれたと
「みんなわかってるわよ
若者が決めたことでしょ。快く送り出してくれるのが大人じゃないの。
でもねあなたにはまだやんなきゃいけない大事な事が一つ残っている
気仙沼に行きなさい
言って家族に話してきなさい
ちゃんと伝えてきなさい
あなたが胸の内に抱えてきたもの
自分の言葉で」
モネは帰省。
急に帰ってきたモネを不思議に思う両親。
未知は気象予報士の試験合格祝い、自分の高校卒業と水産試験場配属の祝いだと笑う。
「なんかは話があってきたんじゃないか」モネは二十歳になったからと日本酒を飲む。
何杯も飲む!!



昨日、菅沼に話したことをサヤカにも伝えると思っていたけど、サヤカさんは「わかっている!」と言い、モネは話さなかった。
少しモヤモヤが残るなと思ったけれど、
「ちゃんと伝えてきなさい
あなたが胸の内に抱えてきたもの」
本当にサヤカさんはわかっていたんだねぇ。
言葉なんて入らないねぇ。
「ワタシは強い」
ここでモネはそういうのではなくて、自分が心配だと伝えたら・・・なんて思ったけれど、それはそれで同情になるのかもしれないし、サヤカにとって「甘やかし」になるのかもしれない。
うーん。
サヤカさんが深くて。
サヤカさんが大地のようになんでも受け止めて、間違ったことは跳ね返し、快く送り出す。
素敵だわ・・・。無双だわ。



普通なら次の仕事が見つかるまで森林組合で・・・って思うけど、サヤカさんの家に居候していたらそんなことできないしね。
だから・・・合格していないけど、上京するのね。
ま・・・合格するんだろうけどw

サヤカさんの言葉にもずしんと来たが、石ノ森章太郎先生の言葉も刺さる!
”どんなに時代が変わっても面白さをみつけられれば人間はいくらでも熱くなる”
結局、自分なんだよなぁ。
身につまされるよ。

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「おかえりモネ」感想はコチラ→

BUMP OF CHICKEN「なないろ」

キャスト
永浦百音(清原果那)
永浦耕治(内野聖陽)
永浦亜哉子(鈴木京香)
永浦未知(蒔田彩珠)
永浦龍己(藤竜也)
新田サヤカ(夏木マリ)
菅波光太郎(坂口健太郎)
佐々木翔洋(浜野謙太)
川久保博史(でんでん)
朝岡覚(西島秀俊)
田中智久(塚本晋也)
及川亮(永瀬廉)
野村明日美(恒松祐里)
後藤三生(前田航基)
早坂悠人(高田彪我)
及川美波(坂井真紀)
及川新次(浅野忠信)
語り/永浦雅代(竹下景子)

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