『なつぞら』第92回 感想~坂場の告白

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『なつぞら』第91回(第16週)「なつよ、恋の季節が来た」

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カウンターに座っている泰樹に似た風貌の男性は、夕見子(福地桃子)と東京にやってきた高山(須藤蓮)だった。
高山は警戒心がつよく心を開かない。
そこに咲太郎とレミ子、雪次郎がやってきた。
やっぱり打ち解けられない高山。
高山はジャズが好きだというが、亜矢美も好きなジャズとは違うモダンジャズ。
亜矢美の好みは古いと言い、その失礼な物言いに腹を立てるなつ。
「古いとは言ったが否定はしていない。」
結局、いつものジャズ喫茶で待っていると言って、風車をでる高山。
高山は良いとこのボンボンで許嫁もいるらしい。
そして夕見子は
「駆け落ちではなくしがらみに外に逃げ出した。」
と言う。

翌朝、東洋動画に出社したなつは、下山(川島明)から仲(井浦新)と坂場(中川大志)の対立を聞かされる。

仲の考えを古いと言った坂場。
漫画映画は子供が見るものだと決めつけるのに反対。
これからの漫画映画は大人も楽しめる者でなければならないと言う。
それにたいし、仲は
「子供の為につくるべきと思う。」
と言う。

子供が大人になったとき、懐かしいと思う以外に面白いとか思えるような作品でなければならないと言う坂場に、大人になってから面白いと思うこともあるだろうと言う仲。
二人の見解は平行線。

井戸原には純粋に楽しめる映画にして欲しい。
「それが出来なければ君は失格だ。」
と言われてしまう坂場。

なつは中庭で坂場を責める。
仲は憧れのアニメーターであり、仲さんのようになりたいと思っているなつ。
仲さんの絵も好きだ。

「僕も可愛いものは大好きです。
しかし子供は可愛いと感じるだけではない。
面白いと面白いと思うだけではない。
もっといろんな感情を世界から受け取っている。
僕も子供の頃、空襲に遭いました。
焼け跡を一人で家族を探して歩き回りました。
幸い親は生きていた。
あの孤独と飢え死にしそうな絶望感を。
大人の冷たさを、子供の卑しさを嫌と言うほど感じた。
知らぬ人の愛も知ったんんじゃないですか?
そういう子どの時の体験が今の僕やあなたを作っている。」
←概略

「だからなんだと言うんですか?」
「だから、仲さんたちとは違う物を作るのは僕らの使命です。」



その頃、マコは仲に頼み込んでいた。
何があっても最後までやらせてください。」
「僕は君たちの邪魔をするわけではない。」
「私たちが決めた通りに作らせてください。」
「あの坂場君にずいぶん影響を受けているみたいだね。」
「はじめは私も疑っていました。
坂場さんと奥原さんの熱意は本物です。
二人はアニメーションの将来を考えている。
坂場くんはともかく・・・奥原さん・・・なっちゃんのことを最初に認めたのは仲さんじゃないですか?」

そして再び、中庭のなつと坂場。
坂場はなつには仲と違うアニメーターになってもらいたい。
世界の表も裏も描けるような。
現実を超えた現実を見せられるような。

「僕もそういう演出家になりたいと思っています。
一緒に作って欲しいです。
一生をかけてもあなたと作りたいんです。」



これはプロポーズか。
同志としての誘いか。
夕見子の恋?も成就しそうにないから、なつと坂場もそういう関係ではないでしょう。
坂場とてなつと付き合いたいと思っているわけではなさそう。
なつと坂場は同志ってことで言いと思うが・・・夕見子の場合は、肉体関係もありそうだから、傷つくよね。

なつって、常に人と揉めている。
難癖ばかりつけている。
これは広瀬さんの怒りっぷりが、必要以上に強すぎるんじゃないかと。
高山の言う通り
「映画を作っている」
人とは思えないくらいに視野が狭い。

「みんな違ってみんな良い。」
と思えないんだろうか。
クリエイティブな仕事をする人って、固定観念が邪魔なんじゃないだろうか。
常に人を否定して、それで良いものが出来るんだろうか。

大人が面白いと思うストーリーを子供にかみ砕いて表現すれば、子供も面白いと思えるということかな?
子供だましのものを作っても、誰も騙せない。

仲さんの言うことも坂場の言うこともどっちも間違ってはいない。
いつもぽかんとしているわりには攻撃的ななつより、この二人のほうが結びつけば最強の気がするわ。



しかし夕見子の男の見る目のなさに驚きよ。
恋は盲目とはよく言ったもんだ。
夕見子のような聡明だと思っていた子ほど、しょうもない男に引っかかるのよね。

あのボンボン、泰樹の猿まねをしていたのね。
見た目から入るタイプ!!
学生運動に巻き込まれて夕見子がピンチになった時助けてくれそうにない。
そんな時に、親が迎えにきたらホイホイとケツまくって北海道に逃げ帰りそうだ。←朝からスミマセン
夕見子はなつ以上にじいちゃんや家へのしがらみから逃れられない子だったんだねぇ。

仲さんとマコちゃん。
仲さんはなつの名前が出ると動揺するけれど、どう思ってんの?
坂場は告白しちゃったよ?
仲はなつを後継者と思っているみたいだけど、これからどうすんの?

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主題歌:スピッツ「優しいあの子」

キャスト
奥原なつ・・・・広瀬すず(幼少期:粟野咲莉)
奥原咲太郎・・・岡田将生(幼少期:渡邉蒼)
奥原千遥・・・・清原果耶(幼少期:田中乃愛)
柴田泰樹・・・・草刈正雄
柴田富士子・・・松嶋菜々子
柴田剛男・・・・藤木直人
柴田照男・・・・清原翔(幼少期:岡島遼太郎)
柴田夕見子・・・福地桃子(幼少期:荒川梨杏)
柴田明美・・・・平尾菜々花(幼少期:吉田萌果)
小畑雪之助・・・安田顕
小畑とよ・・・・高畑淳子
小畑妙子・・・・仙道敦子
小畑雪次郎・・・山田裕貴(幼少期:吉成翔太郎)
山田天陽・・・・吉沢亮(幼少期:荒井雄斗)
山田陽平・・・・犬飼貴丈(幼少期:市村涼風)
佐々岡信哉・・・工藤阿須加(子供時代:三谷麟太郎)
大沢麻子・・・・貫地谷しほり
坂場一久・・・・中川大志
神地航也・・・・染谷将太
三村茜・・・・・渡辺麻友
森田桃代・・・・伊原六花
下山克己・・・・川島明(麒麟)
井戸原昇・・・・小手伸也
露木重彦・・・・木下ほうか
大杉満・・・・・角野卓造
亀山蘭子・・・・鈴木杏樹
前島光子・・・・比嘉愛未
茂木一貞・・・・リリー・フランキー
煙カスミ・・・・戸田恵子
仲努・・・・・・井浦新
岸川亜矢美・・・山口智子
語り・・・・内村光良

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