『いだてん~東京オリムピック噺~』第16回 感想~ニュー播磨屋と幻のベルリン五輪

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「ベルリンの壁」

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「いだてん」前編

1914年、四三は足袋屋の2階を間借りしベルリンオリンピックを目指す。
播磨屋のおっちゃんが変わった!!
三宅 弘城さん、ご苦労様です!っていう気持ちになる(苦笑)

そんな四三に郷里からスヤ(っていうか義母?)から仕送りも送られる。
四三の一所懸命な姿は、三島家の女中(杉咲花)にも影響を与え、彼女は高等師範学校をめざしていた。
しかし一所懸命過ぎる四三は、盆と正月にも郷里に帰ることはなく、練習に明け暮れ、心配して上京したスヤさんまでも追い返してしまう。
そこまでしてマラソンに打ち込んだ四三だったが、ベルリン五輪は戦争のため中止が決まる。

その頃、旅興行の師匠に一座を追い出された孝蔵(森山未來)は、宿代を払えず逮捕!
獄中で目にした新聞には、師匠・円喬(松尾スズキ)死去と書かれていた。
牢名主に芸を見せろと挑発され、孝蔵は円喬に教わった噺(はなし)を渾(こん)身の力で披露するが、相手には伝わらねぇ。
もんもんとする孝蔵だが、髪の毛を切って、心機一転。



四三・・・。
そりゃないぜ、四三。
酷いぜ四三。熊本からはるばる来たスヤさんを一泊もさせずに帰すなんて鬼だぜ・・・。
だけど四三からはスヤさんへの愛情を感じた。
それくらい打ち込んだのに・・・。
四三・・気の毒だ。

オリンピアンの4年は長いよ。
これからあと4年・・・もしくは戦争が終わるその時まで・・・・何をモチベーションにしていけばいいのか。
このまま競技を続けても五輪に出場できるかどうかわからない。五輪の魔物に取り憑かれ、本来の自分の力を出せなかった選手に
「4年後がある!」
と慰めるのは罪だ。
そして、自分の力を出し金メダルを取った選手に対して
「連覇を期待しています!」
も罪だ。
連覇を目指したときに、少しだけ期待しても良いが、まだなにも決めていない選手を追い詰めるのはやめて欲しい。

ベルリン五輪は全世界が出場しなかったので成立しなかった。
しかしモスクワ五輪はちょっと違う。
40代のワタシでもモスクワ五輪のことはほぼ覚えていなくて・・・。
ビートたけしの「コマネチ!」は覚えているのに(苦笑)

柔道の山下さんはモスクワ不出場のあとロスで金メダルだったんだねぇ・・・。
ロス五輪は覚えているので、オリンピアンでなくとも4年ってすごい時間なんだよ。
しかしモスクワ五輪に治五郎先生がおられたら・・・。
治五郎先生の五輪に対する熱意には涙が出たよ。



森山未來くんが魅力的でございました。
駆け出しの落語家を演じるのは難しいだろう。
覚えた噺を立て板に水のごとく話せば良いわけでもない。
孝蔵の切れ味は抜群。
あ~このキャスティング正解!って思った~。
師匠・・・48才で逝くなんて早すぎる。

でも数十年後・・・滑舌が悪くなるのよ、孝蔵(爆)

そして中村獅童と大竹しのぶのシーンも面白かった。
んでもって、まだ小さかったまーちゃんって子はやはり田畑政治(阿部サダヲ)でした。

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キャスト
金栗四三・・中村勘九郎
田畑政治・・阿部サダヲ
春野スヤ・・綾瀬はるか
池部幾江・・大竹しのぶ
金栗実次・・中村獅童
小梅・・・・橋本愛
清さん・・・峯田和伸
美川秀信・・勝地涼
岩田幸彰・・松坂桃李
東龍太郎・・松重豊
美濃部りん・池波志乃
美津子・・・小泉今日子
五りん・・・神木隆之介
橘家圓喬・・松尾スズキ
三島弥彦・・生田斗真
三島弥太郎・小澤征悦
三島和歌子・白石加代子
大森安仁子・シャーロット・ケイト・フォックス
永井道明・・杉本哲太
二階堂トクヨ・寺島しのぶ
嘉納治五郎・役所広司

美濃部孝蔵:森山未來(語り)
古今亭志ん生:ビートたけし(噺)
ほか

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