「ひきこもり先生シーズン2」 前編 ネタバレ 感想~問題が山積みでとにかく辛い!

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「どうでもよくない!」

あらすじはコチラ

STEPルームに数学と理科だけ通う真野みなみは絵画コンクールで入選した。
上嶋陽平(佐藤二朗)は、「私バカだから」というみなみにバカじゃないよ。
絵が上手だと励ます。
梅谷中学校は市でもトップクラスの成績を誇っているが、みなみのように勉強が苦手な生徒はSTEPルームに追いやり、2年前、上嶋がいた頃より、不登校は2倍にも増えていた。

上嶋はみなみの絵を3年A組の教室に飾るが、ある日、絵が破られていた。
「誰ですか?」と上嶋が片付けながら生徒達に問いかける。
「誰でも良くない?」
と松田篤人(寺田心)。
「よくない!」
わめく上嶋
STEPルームに帰ったみなみは、良いことがあると悪い事がある。
いつもそうだと悲しむ。

放課後、篤人がダイヤルキーを捨てたところを見た上嶋。
「なんでダイヤルキーを捨てたの
なぜ捨てたの?」
「どうでもいいじゃん。
関係ないし」
「君、さっきもそう言ったね
みなみちゃんの絵の事」
「ステップもひきこもりもあんたもあいつも怠けてるだけだろ」
「みなみちゃんは怠けていない
一生懸命だ
すごくスゴく大変だけど、一生懸命に学校にきて」
「なんであんなヤツつのことで必死になってるんだよ
真野みなみさんは真野みなみさんだ」
「関係ねえ」
走り出す篤人。
篤人は母が病気のヤングケアラーだった。

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上嶋の娘喜多川ゆい(吉田美佳子)は大学3年生となり、家族旅行の思い出がないことが影響して、就職活動は旅行会社を志望している。
しかしインターンをしている旅行会社はティッシュ配りしかさせてくれない。
バイトのシフトにはたくさん入って、奨学金を返済している。
突然、上嶋陽平(佐藤二朗)の焼き鳥屋にやってきて、一緒に住みたいと言ったり、やっぱり良いと言ったり。
陽平は考え、遊園地にゆいを連れて行く。
「ずっと働いていなかったのになぜ働こうと思ったの?」
と訊かれた陽平は謝罪しかできなかった。
「私、お父さんの娘で良かったよ!
大丈夫だから!私は大丈夫!」
と言ったものの、就活で大手旅行会社を訪問するが、先輩からセクハラされてしまう。
「就活なんてする意味あるのかな」
「言いたいことがあったらなんでも」
と上嶋が言う。
「私が言えた?
父さん、ずっといなかったじゃん
私、お母さんにだって言えなかった
お母さん一人で私を育ててくれていた
心配かけられない。
心配して色々言われるのも嫌
一生懸命勉強して奨学金かりて、バイトして、全部自分のことやってる」
「ゆいは一生懸命だ
だから大丈夫」
「私、大丈夫なんかじゃない!
私、お父さんの娘に産まれてきて…苦しかった
ずっと苦しかった」
「ごめん。」
謝罪する上嶋
「ごめんばっかり、そういうの聞きたくない!」

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いじめ問題を隠蔽していたことから後に退職し、ホームレスの支援団体で活動している元校長の榊徹三(高橋克典)と再開した上嶋。
梅谷中学の生徒によるホームレス襲撃事件の動画を見せられ、篤人がうつっていることを見て驚く。
磯崎藍子(鈴木保奈美)も上嶋も篤人が遅刻が多いことを気にしていたが、
「俺、大丈夫なんだ。
みんなと一緒なんだ。」
心を開かない篤人。

みなみとぶつかった3年A組の3人組おバカ男子。
みなみは絵の制作に使う広告を細かく切ったものをいれていたビニールをぶちまけてしまう。
辛かった3人組はそれを取り上げ屋上に行き、ばらまく。
みなみは一生懸命拾う。
篤人も屋上にやってきて、拾うのを手伝う。
そこに上嶋がやってきた。
篤人のスマホが鳴り、母から助けを求める電話が。
そこへモラハラ担任・田代恵吾(佐野泰臣)がやってきた。
スマホを持っていることを咎めると、とっさに「私のスマホです」と篤人を庇う上嶋。
篤人は田代に連れられて校長室へ行く。
ホームレス襲撃の動画が問題となり、校長やパワハラ担任に追求される篤人。
磯崎も立ち会う。
篤人は火を放っていないと否定。

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上嶋は篤人のスマホから母の助けを聞き、篤人を家に返そうとするが、担任に咎められ非常ベルを押す。
家事だから家に帰ろう!となんとか篤人を家に帰す。
しばらくして上嶋と磯崎が篤人の家にやってきた。
磯崎は行政の手を借りようというが、小学5年生の時からちゃんとやってきたらからできると突っぱねる。
「話を聞くから…」
というが、誰も話なんて聞いてくれない。
誰も手を差し伸べてなんてくれない。
と号泣する篤人。

その後、篤人はクラスのみんなの前で、謝罪。
ホームレス襲撃はしていないが、火を見てスッキリはしていた。
ホームレスは怠けていると思っていたから…。

上嶋が家に帰ると娘・ゆいが部屋に引きこもっていた。
「今日からひきこもりになる!」

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上嶋は娘を追い詰めると思っていたら…ホントに追い詰めてしまった。
でも言いたいことを言えたゆいちゃんは良かった。
就活…あれば絵に描いたような悪夢じゃん。
インターンを無料バイトみたいに思っている会社。
推薦してくれると思った先輩はただセクハラしたかっただけ。
あんなやつ、会社に報告してやればいいんだ!
でも仕返しが怖いか。
ホントにもう!!!

で、梅谷中学校はヤバいな。
心から楽しんで学校生活を送っている生徒はいるんだろうか。
コロナ禍。
ストレスはたまるよね。
だけど…みなみちゃんをからかっていた3人組とか。
あきらかにみなみちゃんをバカにしているヤツらとか。
成績の悪い生徒を腐ったミカンかのようにSTEPルームに追いやった結果、他のヤツらが見下すようになったんだろうな。
篤人くんもSTEPルームに行かされるのが嫌だから、ひた隠しにしてるのね。
「自分は普通」
だと。
あの担任だと相談はできないし、面倒くさい生徒は全てSTEPルームに追いやりそうだもんな。
しかしヤングケアラーって辛い。

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ワタシからみたらみなみちゃんの持っていたビニール袋を取り上げて逃げていた男子3人組のほうを分けたほうが良いと思うけどね。
みなみちゃんの絵を壊したヤツだ誰かはしらんが、そいつも。
相当この学校は荒れていると思うわ。
成績は良いのかしらんが、修学旅行に行っても、楽しくないんじゃないかね。
旅行先で問題も起こしそうだ。

前編はとにかく暗さを詰め込んだ内容となっておりました。
その中で明るい話題は依田浩二(玉置玲央)が余命宣告されたけど寛容に向かい、ひきこもりや不登校の生徒を支援する活動をするようになったこと。
その上、そこで成海璃子という美人とお付き合いしていること!
てっきりコンビニの店員さんが好きなんだと思っていたけど、そっちはダメだったのか。
そこだけ明るい話題だったよ。

高橋克典はホームレス支援。
いじめ問題を見て見ぬ振りしていた田代恵吾(佐野泰臣)は現場の教師を続けている。
こういう場合…教育委員会でたたき直すんじゃないんかなぁ。
一度見て見ぬふりした先生は指導が必要だと思うのよね。

生徒役には心くん。
最近よくお見かけしますが、心くんも声変わりするのねぇ。
当たり前か。
ゆいちゃん役の子も心くんも「トクサツガガガ」からホントに大きくなったね。
二人とも上手だなぁ。

ここまで問題を詰め込んだ前編だから、後編はきっと明るい!
でないと見てらんないよ(苦笑)

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Season1感想はコチラ
「ひきこもり先生」 第1話 ネタバレ 感想~生きよう!奈々ちゃん!
「ひきこもり先生」 第2話 ネタバレ 感想~生きよう!走った!
「ひきこもり先生」 第3話 ネタバレ 感想~いじめ加害者が学校に来なければ良いのに。
「ひきこもり先生」 最終回 ネタバレ 感想~突然のコロナに戸惑う

キャスト
上嶋陽平(佐藤二朗)
磯崎藍子(鈴木保奈美)
深野祥子(佐久間由衣)
依田浩二(玉置玲央)
長嶺(半海一晃)
喜多川ゆい(吉田美佳子)
松田篤人(寺田心)
上嶋美津子(白石加代子)
榊徹三(高橋克典)

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