第154回(第26週)「幸せになりたい!」
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ユーコが死んだことを聞いて鈴愛(永野芽郁)は、岐阜の実家に帰省する。
ずっと塞ぎ込んでいる鈴愛。
ある日、鈴愛は和子(原田知世)のお参りのために萩尾家を訪ねた。
「おじさんは偉いね。」
という鈴愛に、弥一(谷原章介)は、何をしても思い出すと涙が出るが、時は進む。
亡くなった人とともに生きている。
それを聞いて、仙台にワープする鈴愛。
ユーコの遺骨と対面し、抱きしめる。
一方、律(佐藤健)と津曲(有田哲平)は、そよ風ファンの量産に向け努力を重ねていたが、手に入った部品により、デザインをマイナーチェンジしなければいけない事態に。
律は、鈴愛がこだわったところだから、待つしかない言う。
「40年待っている。それに気づいた。」
えええ?
待たずに、全然清らかではない清と一緒になったやんけ!!
律、記憶喪失か。
久々のポエム回。
「世界の半分が消えた」
ユーコを”君”呼び。
急に「君」って言い出すポエム苦手!!
ワタシも震災で友人を亡くしました。
甲子園口の駅前のマンションに住んでいた友人を。
震災の数日後、そのマンションから小学生の男の子が無事に発見されましたが、10日後、友人はエレベーター塔の下敷きになり、即死状態でみつかりました。
あんなに酷い遺体は今まで見たことがありません。
それでも葬儀社の方が懸命にキレイにしてくれたと、おばさんたちは感謝していました。
時間は進む。
ワタシにはワタシのやらないといけないことがあり、一日中続く救出作業を見守ることは出来なかったし、お通夜にしか行けませんでした。
当時、自分自身が被災していたこともあるけれど、独身のワタシでさえ、やらなければいけないことがたくさんあったのに、起業家であり母である鈴愛が自分の悲しみに浸れるのは羨ましいわ。
その反面、甘いなぁと思う。
このヒロインは成長したのか。
ずっと周囲に甘やかされて終わるのか。
死生観ってのは、人それぞれ。
だけど、鈴愛は、祖父母を亡くしているし、和子さんは「ただの近所のおばさん」ではなく、肉親に近い人を亡くしている。
急に同じ年の親友が亡くなるのはそれとは違うのもわかるけれど、弥一おじさんに言われるまで、「共に生きている。」と言う感覚を持つことは出来なかったのかなぁ。
弥一さんの言葉は、谷原章介の「エエ声」も相まって、とても良かったとは思うんだけど・・・。
谷原章介まで「鈴愛言葉」センテンスぶつ切りでしゃべっているのに耳がいってしまった・・・・。
「わろてんか」のように死んだ人を呼び出す能力を身につけろ!と思ったけれど、15分で立ち直った。
いや、春休みだから時間は経過でしているんだけど、残り3日で、ポエム死なんてさ。
最後まで「事件」を起こしたいってことはわかるけれど、回収できないことは起こさないで欲しいなぁ。
朝から思い出したくない自分の震災体験を思い出して、辛い。
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「半分、青い。」感想はコチラ→☆
主題歌+++++星野 源「アイデア」
キャスト
楡野鈴愛+++永野芽郁
萩尾律+++++佐藤健
楡野晴+++++松雪泰子
楡野宇太郎+滝藤賢一
楡野草太+++上村海成
楡野仙吉+++中村雅俊
萩尾和子+++原田知世
萩尾弥一+++谷原章介
西園寺龍之介+++矢本悠馬
西園寺菜生+++奈緒
楡野廉子+++風吹ジュン(語り)
コメント
私は地震に遭った経験はなく、阪神淡路も東日本でも、近しいひとが亡くなった経験はありません。
なので、感情が希薄かもしれませんが、今日(昨日も含め)、この放送を見て悲しんだり、怒りに包まれる人がどれだけいるのだろうと思うと、憤りの気持ちでいっぱいです。
昨日、電話口で「だめだった」って言われましたよね。
あれ、経験した人、山ほどいると思うんです。震災に限らず。
そういう意味で作者的には「臨場感出したったぜ」とドヤ顔してるのかもしれないけど、私は朝からどよーんとしました。
過去のどうでもいい場面でファンタジーを出してくるなら、
「奇跡的にゆうこちゃんは助かった」というファンタジーを作ることはできなかったのか。
つまらない上、救いもない。
主人公は脚本家の鏡なんだとすると、こんなに冷酷で、人の気持ちが全くわからない人が、ドラマ作っちゃってるわけ? とあきれてものが言えません。
人の気持ちに寄り添ったり、「あーわかるわかる」って共感するものを作るのが、この人たちの仕事じゃないの?
日々生きることは誰でも辛いから、そのために映画や小説やドラマがあるんじゃないの?
ましてや国民的ドラマで、自分が「やりたい」って発信してまでやってるんだから。
人の死についての描き方が、あまりにも軽すぎる。
おじいちゃんとかおばあちゃんとか、年齢的にも仕方がないことが理由の死だとしても、遺された人はやっぱり悲しいし寂しい。
ましてや、若い人が、不慮の事故でもなく、滅多にないことでこういう結果になっているのだから、その悲しみははかりしれない。
それがわからないなら、描けないなら、やるな。
私仕事でSNSやってるんですけど、昨日たまりかねて愚痴ったところ、コメントの中に「私はこのドラマ好きです。キュンキュンするから」というのがありました(この人とは一生友達にはなれんと思ったが)。
北川悦吏子は、キュンキュンさせるのはたぶん得意なんだと思います。
でも、恋愛以外の心の動き、家族の問題、生や死を描くことは下手。致命的に下手。
今後、この人のドラマを見ることはないと思います。
NHKに抗議したいくらいです。
sakiさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
今日の放送も、腹が立っちゃって(苦笑)
やはり、最終週に震災をぶち込んだ気が知れません。
朝ドラで戦争をほうりこむのは、当たり前のようにありますが、しばらくすると震災も避けて通れないものとなるかもしれません。
だけど、まだ7年ほどしか経っていない震災を描くには、あまりにおざなりではないでしょうか。
脚本家にとって震災は「過去」かもしれませんが、四半世紀近く経った阪神淡路大震災でさえ、「過去」とは思えない人がいるのに。
まだご遺体さえ見つかっていない人がいるのに。
上っ面だけを描くことに意味はあるのか。
ワタシにはわかりません。
ユーコの遺体は見つかったみたいだけど・・・・。
夫や子供が一番悲しんでいるはずなのに。
そしてこれは脚本家のせいばかりではないですが、ユーコの家がめっちゃ片付いている・・・。
生活感ナシ。
震災の後って感じもしない・・・・。
本当に、「奇跡的にゆうこちゃんは助かった」で良いのに。
ってか、震災のことは触れないでいいのに。
「あまちゃん」でも触れたし、ワタシも!って感じ???
主人公は脚本家の鏡だから
「俺は鈴愛を守るために生まれた。」
なんて、佐藤健に言わせたのかも(苦笑)
職権乱用か・・・。
そそ。
朝ドラはやりたい!と言ってやって、「大河ドラマは断る!」ってどこまで上からなんでしょうか。
しかも「朝イチで」華丸を呼びつけ。
NHKは脚本家の言いなりなんでしょいうか。
>「私はこのドラマ好きです。キュンキュンするから」
キュンキュンするところありましたっけ(爆)
お若い方はキュンキュン?するんでしょうか。
見た目は佐藤健&永野芽郁だから美しいですが、これ40歳のバツイチ子持ち同士の話ですよ?
キュンキュンしている場合ではない。
現実から目をそらせるほどの恋愛でもない。
大学時代の恋愛もキュンキュンはありませんでした・・・。
律&清の恋愛は湿っぽくて気持ち悪かったし。
鈴愛と涼ちゃんの恋愛は不幸へのカウントダウンのように感じたし。
あと1話でやっと終わりますね!