「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」 後編 ネタバレ感想~こんな結婚式のサプライズは嫌だ。

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「もうひとつの家族」

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デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士/丸山正樹

荒井尚人(草彅剛)は手塚瑠美(橋本愛)と半谷雅人(中島歩)婚約パーティに出席する。
安斉みゆき(松本若菜)と娘も一緒だ。
瑠美の父・手塚総一郎(浅野和之)と婚約者・半谷は瑠美から尚人のことを聞いていた
瑠美は尚人のことをとても信頼していた。

ろう者・増岡の癌検診の通訳をした尚人。
ポリープは良性。
「良い通訳さんがいて良かった。
ろう者の人は検診が遅れることがある。」
その言葉で尚人は父を思い出す。
11才の時に父は癌で亡くなった。
増岡は理髪師で父も理髪師。
共通点も多かった。
益岡英雄(山岸信治)は子供を望んだが、妻は高校生の時に盲腸だと言われ手術していた
「あんたは生んで貰ったことに感謝しなきゃ。」
と言われ、複雑な表情をする。

尚人は美和を迎えにいき、講演で米原智之(和田正人)と会わせる。
ひとしきり遊んで帰った。
美和はたまたま米原智之の写真を見て、今日この人と遊んだ。
尚人のお友達だよと言う。
安斉みゆき(松本若菜)は青ざめる
尚人の部屋に乗り込んだみゆき
二度と会わないと約束してくれたから会わせた。
最後に娘との思い出が欲しいと言われた。
「ひどいよ」
「すまない」
「手話の話だって私は何も聞いてない」
何も言えない尚人
「それって美和や私よりも大事なこと?
尚さんこそ。
二度と美和に会わないで。」

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尚人は門奈家を訪ねる
門奈と能美とのメール履歴が見つかった。
「連絡したのは私です
でもお会いしたことはありません」
「必ず私があなたの言葉を伝えます
無実であるなら尚更」
「私は事件とは関係ありません。」
門奈が足が不自由になっていることを知る尚人

尚人は瑠美の両親と婚約者に呼ばれる
「警察が来て瑠美のことを訪ねてきた」
警察によると海馬学園から寄付の依頼があったが瑠美が断ったという。
年の瀬に殺された能美和彦が家の周りをうろついているのを見た。
「あの子何か事件にまきこまれているんじゃないかと」
婚約者は尚人に何かわかったら瑠美の両親より先に教えて欲しいと頼み

海馬学園に向かい内情を探る尚人。
近所への聞き込みもする。
やはり17年前の能美隆行理事長は女子児童に性的虐待していたという噂があった。
通報したのは女子児童の妹だった。

尚人は何森稔(遠藤憲一)に連絡をする。
門奈の居所を知っていること。
条件は自分が通訳を務めること。
虐待をされていた女子児童の妹の行方。
第一発見者の警備員の連絡先を教えてほしい。
警備員の千野に会いに行く。
千野は
「あの夜11時の定期巡回
理事長室があかり
理事長が倒れていた
気配がするから誰かいるのかと声をかけると、俺の叫び声で誰かが逃げていった」
「ろう者の門奈さんには叫び越えが聞こえない」
「偽物だよ
犯人は耳の聞こえる人間だよ!」

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何森から門奈家がもぬけの殻だと聞き驚く尚人
門奈家に行くと瑠美がやってきた。
「こんなやり方は間違っています」
「荒井さんあなたには失望しました」
「門奈さんの言葉は私が一言一句伝えます!」
瑠美は立ち去る。

能美和彦が殺害された現場に何森と尚人
17年前の事件。
犯人は耳の聞こえる人間だという千野の証言と、門奈の供述の食い違いをちゃんと精査しなかった。
門奈の下の娘の名前は輝子。
養子に出されていた。
姉が虐待されていると証言したのに、虚言だと決めつけられた。
なぜ門奈は虐待を受けた姉ではなく妹を養子に出したのか。
「妹のほうにも消したい過去があった。」
門奈は長年の無理をたたって足腰が弱い。
人殺しはできない。
最初から痴情怨恨関係を疑っていた警察。
容疑者は最初から女だったのではないかと尚人
「逮捕状が出たのは門奈哲朗と一緒にいる若い女・・・門奈幸子だ」
「聞こえない女ならもう一人います
妹の方にも消したい過去があった。」
消えた妹・門奈輝子

17年前、海馬学園に勤めていた元職員・橘と会う尚人
「17年前能美理事長の性的虐待を知っていたんですね」
あの時、何も出来なかったことを悔やむ橘。
「あの時私がすぐに通報していれば」
輝子は海馬学園の生徒ではなかった。
輝はサインネーム
「輝は耳が聞こえたんです
彼女はコーダでした」

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門奈家が使っていた部屋に瑠美を呼び出す尚人
瑠美と一緒に拘置所に菅原を迎えに行った日
転んだ子供を母親が抱き上げていた。
「コーダの私は幼い頃転んでも泣きませんでした
声がかれるほどないても父や母には聞こえない
人に頼るのも甘えるのも逃げてな大人になってました。
気付いて貰えなかった子供寂しいけれど
気付けなかった親はもっと寂しいのかもしれない」
「なぜ私にそんな話を」
手話をする尚人
”おじさんは私たちの味方?
それとも敵どっち?”
尚人を見つめる瑠美の目に涙
「あなたが私と同じコーダだからかもしれません
私が瑠美さんの味方か敵か、私が決めることではないかもしれません
ただ私は私のやり方であなた方家族に向き合いたい」
手話で”私を信じて任せて下さい”
瑠美の頬に涙がこぼれる

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瑠美の結婚式当日
瑠美は参列客を前に話し始める。
「私の実の両親と姉をご紹介させて下さい」
3人にむかい手話をする瑠美
「お父さん、お母さん、お姉ちゃん、今まで本当にありがとう」
半谷を見て「ごめんなさい」と言う
壇上から降りる瑠美
「皆様にもう一つ、どうしてもお伝えしなければならないことがあります。
17年前、私は一人の男を殺しました。
突然、こんな話を皆様にお聞かせしてしまってすみません。
でも、今、話さなければならないんです。
その男は理事長という立場を利用し、長い間私の姉を虐待してきました。
そしてそれを訴えた私を嘘つきと決めつけ、ろう者の両親を怒鳴りました。
オロオロと頭を下げている両親を見て、私は思いました。
家族を守れるのは私しかいない。」
回想・ハサミを持って隠れる少女・瑠美(輝子)
気付くと私は父にしがみついて泣いていました。
父は何も言わず抱きしめてくれました。

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私は聞こえない両親の元に生まれた聞こえるこどもコーダです
ずっと家族を守ることが私の仕事だと思ってきました
でもその夜気付いてたんです。
家族から守られていたのは私のほうだったのだ。
私はその時したことを今でも公開していません
ただ1つ悔やまれることは罪を自分では償わず父に背負わせて締まった事です
そして今度は家族が私を守る為に、罪を犯しました。

社会貢献アワードの授賞式の会場の片隅に姉の姿を見つけた能美和彦は私たちが姉妹だと気付いた
全てを明らかにすると脅してきた。
姉と能美は以前から男女の関係にあったのです。
そして姉は17年前の私と同じことをしてしまったのです。

姉はすぐに罪を償いたいと言いました
だけど私がそうさせませんでした。
私だけではなく姉までも
そうしたら両親は。
罪をかさねてしまいました。
ある人に言われました
”気付いて貰えなかった子供も寂しいけれど、気付けなかった親はもっと寂しい”
お父さん、お母さん、お姉ちゃん
たとえどんなことがあっても私たちはずっと家族です。」

尚人の部屋にみゆき
”父さんのこと尚人のせい違う”
施設に入る前に母に渡された。
「アニキはオヤジが癌の発見が遅れたのは俺に通訳を頼むのを遠慮したからだと思ってる
小学校の高学年になると家族の通訳をするのが煩わしくなって家でも手話を使うことがなくなった」
オヤジの癌が見つかる半年前まではアニキと一緒に散髪してもらった。
その日もうオヤジに髪を切ってもらわなくて良い
床屋に行くと言ったら、オヤジやけに寂しそうな顔で俺を見て
今も頭からその顔が離れない。

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法廷
幸子はが出所して程なく能美と再会していた。
「全部お前のせいだ」
と言われ時、ほっとした。
自分もそう思っていた。
この11年間一方的に能美から関係をしいられていたわけではない。
幸子にとって唯一の恋だった。
「あの人が妹にお金を要求するために渡しを利用したことが許せなかった
だからたとえ罪が重くなったとしても、妹に真実を伝えたかった。
”決してあなたのせいではないと”」

尚人はみゆきと美和を連れ、母の施設に行く。
兄家族も来ていた。
兄は尚人があまり施設に来ないことを責めていた。
「母さんのあの仕草
尚人が赤ん坊の時の手話だ」
牛乳という手話。
小さい尚人は頭の上に持って行く手が届かなくてあの仕草をした
「お前が牛乳ほしさにあれをやるたびに
母さん笑い転げてた
大学進学を諦めて出て行った時、母さん一晩中お前の部屋に座りこんでいた。
尚人にすまないって」
「俺のせいかよ。
なんでも俺のせいだっていうのかよ
全部俺のせいかよ
兄ちゃん、俺はただ聞こえるってだけなんだぞ!」

それぞれ帰って行く。
母は尚人の背中を見て
「なーおーとー」
と叫ぶ。
笑顔になった尚人は母に向かって走り出す。

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うーん。
良作だと思ってたんですが。
いや、もちろん良作ですが、結婚式で殺人を告白する意味は?
めっちゃ橋本愛ちゃんが美人で素敵でビックリしていたんですが、結婚式で言うことではない。
結婚式にはサプライズがつきものですが、こんなサプライズはちょっと違うなぁ。
独白が長かったなぁ。

結婚式に参列したのにさ。
どういう気持ちで聞いて良いのかわからん。
うちうちだけのパーリーにしてもさ。
新郎は政治家でしょ?
エエとこに養子に行けたのも驚きだけど。
養父母はこのことは知っていたのか。
実父母と姉はもう少し良い服を着せて上げられないのか。
なんだか瑠美の両親も気の毒で・・・。
この告白に両親や新郎のメンツは・・・??

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あの少女は瑠美だった。
娘は一人しかいないとみんなに言われたら・・・怖いよねぇ。
幻を見たのかと思うよね。
幼いころの輝子が被害者が酔っ払っているとはいえ、ハサミで中年男性を殺めることができるんだろうか。
ひと突きで?
返り血も浴びてなかったなぁ。
そもそも虐待現場を見た橘さんは・・・どうして隠蔽に加担したのか。
そして幸子。
虐待された男の息子と男女の関係になったのか解せない。
「全部お前のせいだ」と言われ、自分と同意見だ!と思ってそれを受け入れる・・・?
そもそも加害者家族と被害者家族が偶然会ったりするなんて不幸・・・そんなに起きる?
しかも「初恋」って・・・。
相手が良い人ならともかく脅迫するような男やで。
ああ、そして「能美と姉は男女の関係になり連絡」って結婚式で怖い・・・、
原作も結婚式で告白するんだろうか?
ちょっと嫌なシチュエーションだな。

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尚人もちょっとなぁ。
勝手に美和と元旦那を会わせたら駄目でしょう。
もう二度と会わない約束をしたからって。
しかもガセを掴まされているし。
あんなことされたら、ワタシはもう尚人を許せないし、信用もできないよ。
二人は元サヤに戻ったようだけどさ。
DV男に会わせるなんてゾッとするよ。

そして尚人の兄な。
すぐ暴力を振るうけど。
父が癌の発見が遅れたのは尚人のせいじゃないんだよ。
尚人が通訳をやらなかったからじゃない。
もし半年前に検査を受けていても、間に合わなかったかもしれないし。

前編が好きだったのですが、後編の結婚式だけはちょっとなぁ。
ミステリーとしては面白かったと思います。
前後編だから深掘り出来なかったのは残念だけど・・・。
幸子さんにももう少し時間を割いて、能美と付き合う理由に納得出来たら・・・。
時間が足りない。

あと、ワタシ、草彅くんの声が好きだわ・・・。
草彅くんのドラマはもっと沢山みたい。

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「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」 前編 ネタバレ 感想~ミステリーとしても良作。早く続きが見たい!
前編「記憶の中の少女」 あらすじはコチラ☆ 原作はコチラ デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士/丸山正樹 17年前、荒井尚人(草彅剛)が手話通訳を担当した事件の担当刑事が何森稔(遠藤憲一)が訪ねてきた 17年前の被害者の息子がまた殺害されたのだ...

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キャスト
荒井尚人(草彅剛)
安斉みゆき(松本若菜)
安斉園子(根岸季衣)
何森稔(遠藤憲一)
手塚瑠美(橋本愛)
米原智之(和田正人)
半谷雅人(中島歩)
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菅原吾朗(那須英彰)
益岡英雄(山岸信治)
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門奈清美(佐沢静枝)
門奈幸子(南雲麻衣)

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