第6週「女の一念、岩をも通す?」
あらすじはコチラ→☆
高等試験が終わり帰宅すると梅子から手紙が届いていた。
トラちゃん心配かけてごめんなさい
試験会場に行けなくてごめんなさい。
私、光三郎を連れて家を出ました
夫に離婚届をつきつけられました
若い女と再婚するそうです。
もっと早くこうすべきだった。そうすれば、長男も次男も助けられたかもしれない。自業自得です
トラちゃんたちならば立派な言語史になれると信じています
どうかわたしのような立場の女性を助けてあげてください
みんなに宜しくお伝えください
ごめんなさい
さようなら
梅子の手紙を読み号泣しながら勉強をする寅子。
寅子たちは高等試験を合格。
口述試験は久保田も咥え、よね、中山を加え勉強をする。
中山はよねにもう少し柔らかい顔で答えたほうが良いのではないかとアドバイス
「関係ない」と言うよねだが、「大切かも知れない」と中山。
中山は去年「結婚の予定はあるか?」と聞かれ「試験に関係ありますか?」と答えてしまった。
それを聞いた寅子は去年のことを思い出す。
笹山(田中要次)に受けた5人がかなりの手応えを感じていたと話していると、桂場が通りかかる。
「同じ成績の男と女がいたら男をとる。
かなりの手応えなんてあまっちょろいことを言ってる場合じゃない
誰をも凌駕する成績を残さなければないけない
かなりの手ごたえと言っているうちは合格しない!」
とぼけた顔で去って行く。
口述試験前夜
優三は寅子に
「お互い自分を、おれは胃腸を信じるよ」
と笑う
優三の部屋を出た寅子
「うそ。なんで」
いつもより六日も早く月経がやってきた。
よねに教えて貰ったツボを押さえながら試験に挑む寅子。
帰宅すると自分の部屋に行き号泣。
涙をすべて流して台所のはるのところへ
「お腹すいたでしょ?何か食べる?」
寅子は全部出し切ったと話す。
「自分の稼いだお金を家にいれて勉強するなら何もいいませんよ。
また頑張りなさい」
とはる。
一ヶ月後。
寅子、久保田、中山、轟が口述試験に合格。
日本初の女性弁護士が誕生。
「おめでとうトラちゃん。」
優三に言われ笑えない寅子
翌朝、優三は直言とはるを前に座る。
寅子も見ている。
「もうこれで終わりにします。」
「なぜだい?
来年は口述だけだろ?」
「あなた、優三さんがお決めになる」
「1回目の試験から毎回緊張で腹が痛くなり
頭も働かず悔しい思いばかりしてきました
でも今年は違った。
寅子さんのおかげです
今年は寅子さんのおかげで勉強も頑張った
腹も下さず全力を出し切った。」
「やっぱり惜しいよ
あとちょっとじゃないか
ここまで来てやめるなんて」
「ここが潮時です」
「そうですか。
長い間ご苦労様でした
よくここまで頑張りましたね。」
涙を堪えるはる
「ありがとうございました。
トラちゃんのお祝い盛大にしましょう」
涙を拭う直言
「今日は帰ったらぱーっとやろう。
先にでるよ」
玄関に行く直言とはる
「トラちゃんもそんな顔しないで。
すごいことやり遂げたんだから
もっと喜ぼうよ
僕も行って来ます。」
働きながら1年間死ぬ気で勉強し打て友と別れ月経の痛みに耐え
やっと勝ち取った景色は、思っていたものと全然違っていた
月経で口述試験。
ワタシも高校の入学試験の前夜に月経がきて絶望してしまった。
中学、高校時代、月経初日は痛み止めを飲んでも、吐き気がして止まらず、学校を休まないといけない体だった。
とはいえ、仕方なく痛み止めを飲んで、電車に揺られて試験を受けた。
緊張もあったけれど、いつもよりマシだったような気がするが・・・。
それでもあれ、ホントにキツい。
いつくるかわからない恐怖と大事になと気に限って早くやってくるアレ。
寅子、よく頑張ったなぁ。
で・・・梅子の旦那。
離婚してすぐに若い女と再婚する。
恥ずかしくないのね。
その若い女にはモラハラしないのかしら?
自分のものになったら、すぐにモラハラするでしょうよ。
長男も次男も継母が来ても自分たちのほうが立場は上だからなんも思わないんだろう。
仲の良い家族になる必要もないし、ならなくても良い。
試験当日に離婚届。
再婚をしたいのではなく、梅子の邪魔をしたいだけなんじゃね?
自立を目指している梅子さんの心をどうやったら折れるか。
そればかりを考えた嫌らしい行動。
クソ旦那。
光三郎はとられなくてすむんだろうか。
光三郎にこのクソ旦那のDNAが発動しないことを祈るのみ。
そして優三さん。
今回、初めて高等試験を突破。
清々しい顔をしていた。
涙を流すタイミングが絶妙な寅子
優三は今年が最後ともう決めていたのではないか。
清々しい顔をしている優三。
これからどうするのか。
一つ屋根の下で寅子と過ごすはキツいんじゃないか。
寅子もキツいんじゃないか・・・。
でも優三のようなバランスの取れた優しい人なら、どこでもやっていけそう。
一方よねは・・・
よねの口述試験はどんなもんだったんだろう・・・。
長い付き合いをしている寅子や視聴者にしてみれば、彼女の優しさや聡明さがわかるが、面接ではわかりにくいだろうな。
無礼で生意気な女と思われそうだ。
久保田先輩の忠告は正しかったんじゃないか。
男尊女卑はもちろんあるだろうけど、それを抜きにして、初対面でも悪い印象を持たれないというのは、弁護士としては必要だとも思う。
ブギウギの感想はコチラ→☆
主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」
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キャスト
猪爪寅子(伊藤沙莉)
猪爪はる(石田ゆり子)
猪爪直言(岡部たかし)
猪爪直道(上川周作)
猪爪直明(三山凌輝/子役:永瀬矢紘)
米谷花江(森田望智)
佐田優三(仲野太賀)
山田よね(土居志央梨)
桜川涼子(桜井ユキ)
大庭梅子(平岩紙)
崔香淑(ハ・ヨンス)
久保田聡子(小林涼子)
轟太一(戸塚純貴)
花岡悟(岩田剛典)
笹山(田中要次)
竹中次郎(高橋努)
増野(平山祐介)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
穂高重親(小林薫)
徹男(飯田基祐)
雲野六郎(塚地武雅)
語り – 尾野真千子
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