『カムカムエヴリバディ』 第19回 ネタバレ 感想~算太の幻に見送られ金太、逝く。

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 第4週 「1943ー1945」

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10月、焼け落ちた百貨店が再開していた。
空襲から100日。
「安子、たちばなを建て直す。
戦時中、菓子はぜたくひんじゃいわれて作るないわれた
じゃけどほんまは、菓子は苦しいときほど必要なもんじゃと思う
たちばなの菓子で救われる人がきっとおるはずじゃ」

金太は雨風のしのげる小屋を作るとそちらに移り住んだ。
安子は雉真の家の食糧買いだしにくわえ、金太の菓子作りの材料の買い出しに奔走した。
亡き小しずの里へ行き、収穫を手伝うかわりに小豆を入手した。
金太に小豆作りの手ほどきを受け、小さいころ菓子職人になりたかった。
でもおなごはなれないと言われて悲しかった。
今は嬉しいと笑う。
金太も照れくさそうにこっそり笑う。

砂糖は手に入らず人工甘味料を使っていた。
人々は甘味を求めていた。
おはぎを持ち逃げし食べてしまった小さな男の子を引き留めた金太。
菓子の箱を渡す。
これを持って行き売りさばけと少年に言う金太。
売り上げの1割が少年の取り分。
その中から、食い逃げしたおはぎ代を支払えと。
そこにいた人々は口土に売り上げを持っていかれるか、全部食べられてしまいじゃと金太に言う。



「日が落ちたら冷えるの。」
寝泊まりだけでも雉真の家にきたらと勧める安子。
「帰ってこなかったの。
あの悪ガキ」
「なんであんなことしたん」
「なんか似とったじゃろ。算太に。
しゃから賭けをしたんじゃ
あのガキが帰ってきたら算太も帰ってくる
勝手来なんだら算太も帰ってこん。」

夜中、ランプを灯し小豆を炊いている金太。
「おっちゃん。
おはぎのおっちゃん」
少年の声がする。
扉を開けると
「算太!」
兵隊姿の算太が敬礼する
「不肖、橘算太無事、帰還しました」
「おまえ、無事だったんか
どこでどねんしょったらん」
「ほれ、これこれ」
札束を差し出す算太。
また借金かという金太に
「言われたとおり、ワシの才覚でおはぎゅう売ってきたんじゃ」
金持ちがぎょうさんおりそうな町で、優しそうなご婦人に「母ちゃん!」と話しかけ、しばらくして「空襲で死んだ母ちゃんにうり二つで」と言うと鞄から札束を差し出してくれた。



「よう帰ってきたな。算太
すまん。
みな、死なせてしもた
母ちゃんもじいちゃんもばあちゃんも」
「戦争なんじゃから仕方ない。
父ちゃん、もうそねん気を張るな
こんなんじゃけどまだわしが生きとる
安子も生きとる
そうじゃろ?」
「お前がいつ帰ってくるかわからんからのう。
ワシ待ちよったんじゃ
ここ動かんと待ちよったんじゃ」
金太は走馬灯のようにエンタツアチャコを聴いていた戦前の在りし日の家族の団らんを思い出す。
金太がなくなっているという知らせが入ったのはその翌朝の事でした。



金太も死んじゃった。
容赦ないな。
金太が見たのは算太の幻でお迎えに着たってことかしら
・・・タイタニックみたい・・・(違)
算太の幻を見たってことは算太も亡くなっているのか。
それとも算太だけは帰ってくるのか。

あの少年は最後に帰ってきたんだろうな。
その頃には意識が混沌としていて、少年が算太に見えたのか。
これで稔が帰ってこなければ安子はるいを抱え、雉真のやっかいに。
だけど雉真にずっといるわけではないし・・・。

怒濤のように天涯孤独になっていく。
るいはいるけれど、手放しで安子の味方になってくれる人はいない。
辛い。辛いな。
今週はずっと辛いっす。



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主題歌:「アルデバラン」AI

キャスト
橘安子(上白石萌音/幼少期:網本唯舞葵)
雉真るい(深津絵里)
ひなた(川栄李奈)
橘家の人々
橘金太(甲本雅裕)
橘小しず(西田尚美)
橘算太(濱田岳)
橘杵太郎(大和田伸也)
橘ひさ(鷲尾真知子)
雉真稔(松村北斗)
雉真勇(村上虹郎/幼少期:藤原詩音)
雉真千吉(段田安則)
雉真美都里(YOU)
柳沢定一(世良公則)
柳沢健一(前野朋哉)

語り(城田優)

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