第8週 「ワテのお母ちゃん」
あらすじはコチラ→☆
大阪に戻ってきたスズ子
「スズ子、久しぶりやな」
「お母ちゃん」
涙がこぼれる。
夕方
梅吉になんとかならんのかと涙を流して訴えるスズ子
「ワテ・・・嫌や!」
そこへアホのおっちゃんが帰ってきた
1週間かけて「桃」を探してきた。
「風邪でもがんでも大丈夫や!」
切った桃を小皿にのせてツヤの枕元に置く。
小さい頃を回想するスズ子
「ワテどないしたらええんや」
朝、ふとんの横で寝ていたスズ子が目を覚ますとツヤがいない。
「枕元にあった桃たべたらエライ元気になったわ!」
番台に座ったツヤ。
梅吉におつりをくずしに煙草屋に行けと指示、スズ子に仕事忘れたんか?はよしろと指示。
しかしすぐに倒れるツヤ
「スズ子 ごめんなぁ
ワテ あんたともっともっとおりたかったわ。
あんたと少しでも長く」
「謝るんはワテや
ワテお母ちゃんが危篤や聞いても
すぐ戻ってけえへんかった
歌、歌てたんや
もっともっと大きな歌手になりたあて歌てた
ワテ どアホや」
「どアホで上等やがな
さすがワテの子や」
ツヤがスズ子の手を握る
「あんたが生きるんをもっと見たかった
きっとおもろいやろうな
アンタの歌もまだまだ聴きたかった」
「ほんなら 聴いてえな!
もっともっときいてえな
お母ちゃん!ワテの歌もっと聴いてなぁ」
「堪忍なぁ」
「いやや堪忍せん 許せへん
死んだら二度とお母ちゃんに歌聴かせたらん
ワテの歌聴かれへんようなってもええんか」
「そりゃ嫌やな」
「嫌やったら死なんといてよ
死なんといてよ」
梅吉がたまらず部屋に入ってくる
「なんでお母ちゃんにそんなイケズ言うねん
聴かさたれや!聴かせたれや
このいけずドアホ娘!」
「お父ちゃんなんか亀よりアホやろ」
「亀より脳みそあるわ
亀に謝れや!」
「何漫才してんねん」
「なんぼでも歌ったるわ。
そんかわり、タダちゃうぞ。
売れっ子歌手やからタダでは歌わんぞ」
「そやもっと売れなあかん」
「なんぼでもはらたるわ
はよ、歌え!」
「梅丸楽劇団 スイングの女王福来スズ子
心を込めて歌います」
♪恋はやさし~
涙を堪えながら最後まで歌うスズ子
涙を流しながらくしゃくしゃの笑顔で拍手をするツヤ
「この日お母ちゃんは天のお星様になりました。」
昨日に続き。
ってか今週はずっと苦しいなぁ。
しかし・・・趣里ちゃん。
本当に全身で泣いて、全身で笑て、全身で歌う。
全身全霊の演技を毎日に見させて貰って心が震えるわ。
ツヤが生き返ったかのようなファンタジーにほっこりしてたら・・・やっぱりなぁ。
そうよねぇ。
あれは天からのギフトなんかな。
目が覚めたスズ子が冷たいツヤに気付く・・・とか嫌やもんな。
最後に歌を聴かせてあげて良かった。
それは羽鳥の歌ではなかったけど、あの曲が原点なような気がするもんね。
もし六郎の出征が遅ければ、六郎だって見送れたのにな。
六郎には知らせてげて欲しいような、知らせてあげてほしくないような。
アホのおっちゃんは今日のスターやで。
ほんまに。
あの桃のおかげで、スズ子は番台に座るお母ちゃんを見れたし、最後に叱咤された梅吉さんも嬉しかったやろ。
しかし切ないなぁ。
もっともっとスターになるんやで。スズ子は。
生きて・・せめて生バンドで楽しく歌う踊るスズ子を見て欲しかった。
東京の舞台に立つスズ子を。
最後の「お星様になりました」ってところが、最後までスズ子の子供らしさが出ていたな。
これからスズ子は大人になるんやな。
少女時代は子役ちゃんまでではなく、今日までやったような気がする。
お父ちゃんはいるけれど、スズ子はツヤを失ってから大人になるような気がする。
六郎のことは心配だし、残された梅吉もどうするのか。
明日も辛いことがなければいいなぁ。
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キャスト
花田鈴子(趣里/少女時代:澤井梨丘)
花田梅吉(柳葉敏郎)
花田ツヤ(水川あさみ)
花田六郎(黒崎煌代/幼少期:又野暁仁)
タイ子(藤間爽子/幼少期:清水胡桃)
ゴンベエ(宇野祥平)
秋山美月(伊原六花)
伝蔵(坂田聡)
小村チズ(ふせえり)
茨田りつ子(菊地凛子)
松永大星(新納慎也)
辛島一平(安井順平)
中山史郎(小栗基裕/s**t kingz)
一井(陰山泰)
藤村薫(宮本亞門)
羽鳥麻里(市川実和子)
羽鳥善一(草彅剛)
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