好きなのに…それぞれの選択
『あなたがしてくれなくても』ハルノ晴
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離婚を拒む吉野陽一（永山瑛太）にみち（奈緒）は
「陽ちゃんが好きなのは私じゃないよ。
自分が好きなんだよ
離婚したら自分が困るから
離婚したくないんだよ」
と言って家を出る
昇進試験の準備を始めた後輩が勉学のために新名誠(岩田剛典)に呼び、再会。
帰り際、新名の母の訃報を知る。
喪服を取りに帰ったみち。
新名の母の葬式に行くとしり違和感を覚える。
葬式では楓（田中みな実）がみちに声をかけた。
出棺までいることになったみち。
陽一は「新名」を探す。
みちの会社へ行き、新名が退職したことを知る。
北原華(武田玲奈)が陽一を見つけ声をかける。
新名の会社を訊かれた華は、「みちに訊けば良い」と言うが教えてくれないからと言って帰って行く陽一
みちと後輩・田中裕太（北川尚弥）の勉強会に時々顔をだす新名。
新名を尋ねた華は、陽一の電話番号を新名に渡す
「会いたいそうですよ。
このことは先輩を知りません」
会うかどうかは陽一に任せると言って、立ち去る華
新名は陽一の働く喫茶店を訪ねる。
「申し訳ありません」
頭を下げる陽一
「みちとはどういう関係ですか？」
「元同僚です。」
「付き合っているんですか？」
「いえ、でも彼女のことを大切に思っています。
申し訳ありません。
でも本気で彼女のことを」
「みちは俺の妻です。
結婚してるんですよ。別れませんから」
「彼女の気持ちは考えないんですか？」
「みちがあなたを選ぶって言うんですか？」
「それはわかりません
僕は彼女の気持ちを大切にしたいと思っています」
「彼女の気持ちって
あなたにみちの気持ちがわかるわけないでしょ」
「じゃ、あなたにはわかるって言うんですか？
彼女の気持ちがわかっていたら
みちさんが一人で苦しむ事もなかったはずです。
彼女は今、自分の足で立とうと必死に頑張っているんです
邪魔しないで下さい」
立ち上がる新名
金を置こうとするが陽一は拒否
「ごちそうさまでした」
歩き出す陽一に
「あなたも邪魔しないで上げて下さいね」
と声をかける陽一。
一瞬立ち止まるが出て行く新名。
家に戻るみち
麦茶を入れて出す陽一
前に子供が欲しいかどうかと聴かれた時の正解を知りたいという陽一。
「みちの子供が欲しいってそう言って欲しかった。
どうしてそんなこと聞くの？」
「みちの気持ちが知りたかったから
うんわかった
俺にはその言葉言えない」
離婚届にサインをする陽一
「俺と結婚しなければ良かったね。
無駄な時間過ごさせてごめん」
二人とも泣いている
「そんなことないよって言わないの？」
と笑う陽一。
家に戻る新名
妻からの最後のアドバイスは「もっと自分の気持ちを優先して」だった
「私、誠と離婚して良いのかずっと迷っていた
でも仕事も大事だし、夢も諦めたくない
誠が好きになってくれた自分でいたいんだ。
変えられなくてごめん。」
「悪いのは俺だから。」
結婚したらもっと一緒にいたいとかふれ合いたいとかいつの間にか見返りを求めていた
「俺の方こそごめん」
「誠は悪くない
誰も悪くないんだよ」
昇進試験の結果。
後輩は合格するもみちは落ちてしまう。
新名と飲みに出掛けたみちは、教えて貰ったのに申し訳ないと謝罪。
その後、新名に誘われ水族館デート
「今まで自分の気持ちは後回しにしてきたけど、あなたへの気持ちだけは大事にしたい。
俺はみちさんのことが好きです
ずっと一緒にいて下さい」
「ごめんなさい。
新名さんの気持ちには応えられません。
私は誰にも頼らず、一人で生きて行きたいです。」
「ありがとう。
ちゃんと断ってくれて。」
「ホントにごめんなさい。」
「謝らないで
俺はあなたを好きになったこと後悔なんてしていない」
「私も新名さんを好きになって良かったです、
戦友になってくれてありがとうございました。」
「私もありがとう」
新名さんがいなければ私は壊れていた。
泣きながら帰るみち。
その頃、楓は･･･編集長になれず涙を流す。
陽一は思いがけずみちのメッセージを見て吹き出し、結婚指輪を外す
今日の瑛太は良かったなぁ。
いや、陽ちゃんはクズですけどｗ
離婚されても仕方がないことをしたのにやたら強気だし。
またまた妻の会社に行くし。
陽ちゃんはろくでもないヤツなのに、このなんというか放っておけないというか。
瑛太の顔が良いのもあるんだけど（それは重要だけれどもｗ）、最後にニコっとされたら。
ほだされてしまって、結局はモトサヤに戻ってしまう女性も多いんではなかろうか。
こういうタイプには強くでて、決してほだされてはいけない。
反省しているふりをして、すぐに戻るんだから･･･。
とおもうけど、罪な男よねぇ。
すべてを失ってしまった陽ちゃんだけど。
またみちみたいなオカンのように世話を焼いてくれる女性を引っかけるに違いない。
このダメさ加減がすごい。
ただの子供にみ見える。
ハマったら大変。
そこの魅力とクズさを兼ね備えた瑛太のお芝居に感服。
新名夫妻の方は･･･
楓があっさりと離婚を承諾。
ま、ね。
楓はさプライドが高いから、そうなるか。
女のほうが吹っ切れるのは早いでしょう。
しかし「誰も悪くない」ってことはないよ。
アンタ、気づいて無いけど、かなりのモラハラっぷりだったよ。
家ではずっとイライラしてたし。
で、仕事は裏切らないと思っていたのに、裏切られちゃって。
職場でも結構イライラしていたし、すべてにおいてキャパオーバーだったんだろうなぁ。
そんなこんなで裏切られちゃった。
どうする？
MEGUMI、謝罪しただけではすまんぞｗ
編集長になれないなんて、またプライドがズタズタよ。
みちは新名の申し出を断るとは思ったけどさ。
なんだか、もうみちと新名が水族館デートしてもドキドキはしないもんだねｗ
二人はもう独身だし、誰とデートしても良いので。
悪い事しているって感覚は、ドキドキしちゃうもんなんだね。
ま、でもこの二人。
今すぐ結婚･･･ではなく、徐々に付き合っていけば良いんじゃないですか？
お互い、その既婚者なのに異性とデートするという「ドキドキ」を満喫していたけれど、その足かせが外れ。
同志という関係もなくなり。
ただの男女になって。
それでも好きなら付き合えばいい。
でもそれが「ゲレンデ幻現象」みたいなことだったら、付き合わなきゃ良いだけ。
それにはデートも必要よね。
さて来週は最終回！
ハッピーエンドでしょう･･･と予想。
ま、明るい結末かなと思います。
ホントにラストのラストダンスは来週でｗ
【主題歌】稲葉浩志『Ｓｔｒａｙ Ｈｅａｒｔｓ』
【挿入歌】稲葉浩志『ダンスはうまく踊れない』
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キャスト
吉野みち(奈緒)
新名誠(岩田剛典)
新名楓(田中みな実)
三島結衣花(さとうほなみ)
北原華(武田玲奈)
高坂仁(宇野祥平)
川上圭子(MEGUMI)
新名幸恵(大塚寧々)
吉野陽一(永山瑛太)
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