「ペルソナの微笑」ネタバレ 感想~風間俊介、高校生時代も演じます!演じます!

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横山秀夫サスペンス

横山秀夫「ペルソナの微笑」(『第三の時効』所収)

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静岡県内の死んだホームレスは、16年前の犯人とされる似顔絵と酷似していた。
16年前、山梨県内でも青酸カリによる毒殺事件が起きていた。
当時、小学生の阿部勇樹は知らない男に「お父さんにこれを飲ませると匂いが消えるよ」と白い粉を手渡された。
勇樹は、父親の飲み物にその白い粉を混ぜた。
そして父が死亡。
その粉が青酸カリだった。
“笑わない男・青鬼”朽木泰正(仲村トオル)から阿部勇樹(須賀健太)に似顔絵を見せてこいと命じられる矢代勲(風間俊介)。

矢代勲(風間俊介)は、小学1年の時、見知らぬ男に声をかけられたことを思い出す。
男の言った通りに文章を読んだ。
しばらくしてテレビのニュースから自分の声が流れて驚く。
誘拐事件の身代金を要求する犯人の声が自分の声だった。
矢代の妹はそのニュースの声が矢代のものだと気づいていた。
お母さんに言うと言われ、妹の口を塞ぎ首を絞めようとした矢代。
泣き声で我に戻る。
ショックで失語症になってしまう矢代。
誰にも相談することができず、母は息子を心配し可愛がってくれた。
母を悲しませまいと、毎日笑う練習をした。
それが偽りの微笑みでも安心するものだ。

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10年後、矢代は男から神社で会おうと言われていた。
高校生になった矢代はナイフを持って、その神社にいた。
しかし男は現れなかった。
公衆電話が目に入り、警察に電話をする。
10年前の女子高生が誘拐され殺された事件の脅迫電話の声は自分だと告白。
「アイツは俺の声で身代金を要求して
俺の声があの子を殺すのに使われて
ずっとそれを黙っていました
アイツのせいで俺は罪を犯したんです
だから俺は…。
アイツをナイフで…」
電話に出たのは朽木だった。
矢代は名乗らずに電話を切りご神木にナイフを隠す。

4年後、テレビからあの誘拐犯が死んだとニュースが流れる。
逃亡中に車にはねられた。
ご神木の裏にに隠したナイフを掘り起こすがなくなっていた。
この日、警察官になろうと決めた矢代。

朽木と出会ったのは交番勤務の時に捜査だった。
笑いながらお茶を出している矢代に
「なにかおかしなことでもあるのか??
じゃなぜ笑ってるんだ?」
言葉を失う矢代
朽木は自分の偽りの微笑みを見抜いている。
刑事になりたいと朽木に直訴する矢代
そして朽木に引っ張られ刑事になれた。

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勇樹(須賀健太)はボランティアでパフォーマンスをしていた。
似顔絵を見せると「まだ悪いことをしているのか」と笑う勇樹。
母・光子(戸田菜穂)は心配性なので、これからは自分に直接連絡が欲しいと言う。
勇樹は朽木(仲村トオル)のことを知っていた。
強面だけど笑うと優しい。
時々気にかけて貰っているという勇樹。

朽木は勇樹と面識があったのになぜ自分に勇樹を会いに行かせたのだろう。
16年前の事件を調べる矢代
勇樹の母・光子は夫にDVを受けていて、保険金殺人も疑われた。
だとすれば似顔絵の男と光子は共犯となるが…。
光子はあまり調べられていなかった。

矢代は被害者・ホームレスの自称・スズキ(山本浩司)の隣のホームレスに話を聞く。
スズキがの所持品の帽子に「ナオト」と書かれていた。
時々からかいにやってくる小学生の帽子を取り上げたものだった。
スズキは炊き出しに二度並んで注意されるような嫌なヤツだった。
ここに来る前は山梨の方にいて、建築現場で働いていたらすと聞き、16年前、光子が働いていたイタリア食堂に行く。
似顔絵の男には見覚えがないと言う。
母のほうが客には詳しいがホームに入っているとか。
後に、母が頬に傷を持った男が光子に言いよっていたと証言。←ちょっと認知症気味なんだけど

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矢代は、光子への捜査が手ぬるいように感じる。
光子の関係者が警察にいるのではないか。
公安だった楠見昌平(松重豊)に香坂について話を聞く。
16年前の事件は、少年の証言によって作られた似顔絵を手がかりにして完全に失敗の捜査だった。
光子周りの捜査はオマケ。
光子の男は公安の香坂。
当時、香坂は求職中で極秘に取り調べた。
ある記者がその動きに気づき、香坂の周りを嗅ぎ回った
管理下におこうとた矢崎、香坂は自殺した。
「結果、香坂は星ではなかった」

矢代はは光子に会いに行く。
ホームレス殺害事件の時の光子と勇樹のアリバイを確認する。
イタリア食堂で頬に傷を持つ男のことを聞くが、覚えていなかった。
香坂との関係を聞くと、時々店に来る客だったが、親しくなったきっかけは夫からDVされているのに香坂が気づいたからだった。
警察官だからと言われ、夫の女性問題と暴力に悩んでいたので相談にのって貰うようになった。
求職中だと知ったのは男女の仲になってからだった。
だから香坂のことを隠さなければいけないと思ったが、かえって強く疑われた。
「どうしてあの時猫を探しにいったのか
私があの場にいたら
あの子はあんなことしなかったのに
猫は見つからなかった
夫が可愛がっていましたから遺書に連れて行った。
悪いのは私です
あの子には何の罪もないんです。」

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阿部家を出た矢代は、16年前の捜査資料を見て、猫用の砂に微量の青酸カリが検出されたことに気づく。
自分なりの答えが見つかったと朽木に連絡する矢代

矢代は勇樹のボランティアのパフォーマンスを見に行く。
「10秒黙っていたら負けのゲームをしよう」
と提案
ホームレスが青酸カリを使った事件
「君が殺したんだろ?」
笑い出す勇樹
矢代も笑う
「君が殺したんだろ?」
アリバイを主張する勇樹
「殺された人って誰ですか?
名前もわからない人を俺が殺したって言うんですか?」
「顔くらいは見たことがあると思うよ」
スズキの写真を見せる矢代
16年前青酸カリを渡した男が殺されたスズキ。
しかし勇樹は警察に嘘の似顔絵描かた。

厚木市の焚きだしにはスズキがきていた。
そこで勇樹とスズキが再会してしまった。
「なんで殺さなきゃいけないんですか?」
「ちゃんとした理由があるじゃないか
お父さんの復讐だよ
でもホントは本当は大好きなお母さんの敵だから殺した」
16年前のあの日、児童公園でスズキはこの魔法の薬で酒臭いお母さんの口臭を消せると言った。
しかし勇樹は警察に「お父さんの口臭」と言った。

スズキは光子に言いよっていたのに相手にされなくて、自分勝手に恨み殺意を抱いていた
警察は勇樹の証言から父に対する怨恨と母の保険金詐欺で捜査をしていた。
でも犯行動機がお母さんへの恨みだったのだ。
勇樹が勝手にスズキの計画を変更した。
だから嘘の似顔絵を描かせた。
スズキを殺した理由も父を殺した理由も「お母さんの敵だから」
魔法の薬で人殺しができるなんて思うはずがないと勇樹

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「猫はどうした?」
あの日、猫がいなくなって光子は探していた
父が可愛がっていた猫
「君が殺した」
事故だった。
猫のおしっこの匂いが嫌いだった
だから匂いを消せると言ったスズキの言葉から
まず猫のトイレの砂に粉に混ぜた。
青酸カリは液体に反応してガスが出る
おしっこをした猫はそのガスを吸ったら死んだ。
そしてあの粉が毒薬だと気づく
だからスズキの計画を変えて父を殺すことにした。
「黙ったら負けだよ
ゲームだって言っただろ」
「殺意なんてまだないですよ」
「あるよ殺意くらい」
矢代は妹を殺そうとした自分を思い出す。
勇樹はアリバイを作る方法を知っている。

スズキの後をつけて小屋に向かい、スズキが小学生と揉めていることに知る。
「だからそれを利用した
何でだよ!なんでだ!
なんで子どもを道具に使った!
お前はあの苦しみから逃れるためにclownを演じてきたんじゃないのか
なのにどうして同じ苦しみを背負わせた!」
”魔法の粉だよ
君にあげる
これで帽子を取り返せる”
小学生に魔法の粉を渡した。

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勇樹は供述する。
さきにスズキに気づいたのは自分だが、アイツも勇樹似気づいた。
「お前がお前の意志でオヤジを殺したのか
(焚きだしでclownを演じているのは)罪滅ぼしのつもりか?」
ニヤつくスズキ
「俺はあの日からずっと後悔していた
嫌な父親だったけど、殺してはいけなかった
なのにアイツは
だからあの日と同じ方法で、殺してやろうと思ったんです。」

勇樹は連行される。
朽木は矢代があの日の自分の声を覚えていてくれただから自分を一班に引き抜いてくれたのかと聞く。
ナイフを隠してくれたことで、警察官になろうと思ったと。
「お前は刑事だ
今やるべきコトをやれ」
と言われる矢代。

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原作やTBS版だともっと朽木(TBS版は楠見)が活躍するんですけどね。
朽木は最初から勇樹を疑っていた。
8才の子にしてはやけに詳しい証言で似顔絵を描いたことも不思議だった。
その上、その似顔絵を見たという情報も全くなかった。
なのにその似顔絵とそっくりの人物がホームレスを殺したってことに気づいたのは朽木だったはず。

勇樹が8才の時に警察に書かせた似顔絵の男に扮して子ども(なおとくん)に魔法の粉を渡した。
似顔絵に近づけて変装できるのは勇樹と当時の警察官だけだしねぇ。
このドラマでは、それらに気づいたのは矢代ってことになるんだけど。
今回の矢代は主演だから仕方あるまい。
それのせいで、ワタシのトオルの出番が少ない。
しかし、風間君、まさか高校生時代まで演じるとは!!!

原作を読んだのはずいぶん前なので、光子(勇樹の母)の不倫は…覚えて無かったなぁ。
でも、あれはちょっと蛇足のような気がしました。
矢代が警察に自分が誘拐犯の片棒を担がされたと電話したのを受けたのは朽木で。
朽木は矢代の声を覚えていたのね。

心配なのはなおき君の心の傷だなぁ。
勇樹のように犯罪を犯すか、矢代のように刑事になるか。
一番良いのは忘れること。
ともかく忘れること。
誰かが、「ゆうきが殺したんじゃない」と言っちゃうこと。
ってか、ゆうき君が何も知らないことを臨む!

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朽木もなんだかんだで熱い男…
そして最後は楠見(松重豊)との会話。
去年はこの「第三の時効」シリーズの放送はなかったので、もうやめたのかなと思ったんだすが。
「囚人のジレンマ」「密室の抜け穴」が残ってますね。
しかし「囚人のジレンマ」は時効が関係しているので…ま第三の時効シリーズですから。
これ映像化できんのかな。
もう時効ないしな。

それにしても横山秀夫先生はスゴい、
何年も前の原作を令和に映像化してもやっぱり楽しい。
ちょっと矢代が主演過ぎたけどw
何も知らずに犯罪に加担させられた子ども。
こんな切ない事件。
これを絡み合わせるなんて。
映像化されたものを見ると、また読み返したくなるんですよねぇ。
また借りに行こう。

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キャスト
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阿部勇樹(須賀健太)
阿部光子(戸田菜穂)
スズキ(山本浩司)
佐藤(堀文明)
白いシャツの男(宮崎吐夢)
安川(神尾佑)
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