第10週「女の知恵は鼻の先?」
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昭和22年3月。
司法省の仮庁舎を訪れた寅子は、久藤頼安(沢村一樹)と出会う
人事課に案内されるとそこにいたのは桂場。
「なぜだ。なぜ私が君を採用しなければならないのか説明したまえ」
寅子はスクラップを取り出し、高等試験に受かっても、女性は弁護士になることしか出来なかった。
同じ試験を受けているのになぜかわからない。
ですがこの国は変わった。
全ての国民は法の下に平等
「私にも裁判官になる資格がある。
以前、桂場さんはおっしゃってくださいましたよね。わたしは裁判官に向いていると」
「そんなことは言っていない」
「そんなようなことをおっしゃってくださいましたよね?後悔はさせません」
久藤がやってきた。
「何、二人はお友達なの?
サディのことを気に入ったところ」
久藤は人手不足なんだから採用すれば良い。
と桂場に促す
「ねえ。採ってあげなよ。
わかるだろGHQが彼女を見たら大喜びだ」
苦虫をかみつぶしたような顔の桂場
「GHQが喜ぶとおっしゃったのは、婦人の解放を要請されているってことですよね?
婦人の代議士が誕生しました。
婦人の裁判官がいてもおかしくない
違いますか?」
「なるほど。理にかなっているね」
「君は弁護士を一度断念しているだろ」
「この戦争で夫も、父も兄も亡くなりましたので、毎月まとまったお給料を頂きたいと思いました。
残された家族。来月から弟が大学生になります。
心置きなく勉強して貰いと思いました。」
「住所をここに。」
「ありがとうございます。
失礼します。」
一礼し、去って行く寅子
「勿体ぶっちゃって
ホントはもう答えは決まっているんでしょ?」
本当は採用したいんだろうと久藤
「憲法が変わろうと、彼女をとりまく環境は変わらない。
新しい憲法も真の意味で国民に定着するかもさだかではない。
裁判官はな途中で逃げ出す人間がついてよい仕事じゃないんだ
司法の最後の砦なんだ。」
「砦ね
でも切り捨てるには惜しくないか」
夜、寅子の家に久藤が訪ねてきた
「なんでライアンさんが?」
「帰り道なんでね。
経歴書を返すついでに場からのメッセージを伝える為に
”まことに残念ながら今はご婦人の裁判官を採用することはできない”」
がっかりする寅子
「ただ・・・司法省は人手不足でね
君さえ良ければ明日から僕の元で働いてくれないかな
今日、会ったばかりだけど僕は君のことがすっかり気に入ってね」
戸惑う寅子。
とにかく久藤がうさんくさい・・・
はるが取りなす
「すみません。
娘が失礼な態度を」
「娘?な、なんとお母さんでしたか!
これはなんとお母さまですか
私はてっきり彼女のお姉さんかと」
ますますうさんくさい
「それにしてもこうした美しい方々と出会えて、疲れも吹っ飛びます。
サディ、明日の9時に待っているよ。
皆さんも良い夢を!」
ウィンクして帰る久藤
翌日
「サディと会えるのが楽しみでいつもより早く目が覚めたよ
桂場は最後まで渋っていたけれど、僕の考えていた通り、GHQもサディを雇うのに大賛成してくれてね」
うさんくさい久藤から話を聞いた寅子は”婦人が特別扱いされるのは前と同じか・・・”と落胆。
久藤のチームには寅子と同じ明律大学の同級生がいると言う。
どこかの地裁から出向で来ているらしい。
”まさか・・・花岡!!”
部屋に入り机に向かった背広姿の男が10人
「よう」
振り返ったのは小橋
あからさまにがっかりする。
「なんだよ。その反応は!」
寅子が挨拶するも、部屋にいたメンバーの反応は薄い。
詳しいことは小橋に聞くようにと久藤に言われる。
久藤が出て行き小橋に「宜しく」と話しかける寅子。
小橋はどうせ俺を花岡だと思っただろ?
勝手に浮かれて、勝手にガッカリしたんだろ?
とか
ああ、花岡は結婚したから会っても困るか?
などとイヤミを言う。
ああ、小橋は失礼垂れ流し野郎だった。
「しかし殿様判事が連れてきたのはお前だったとはな。」
久藤のことは殿様判事だという。
世が世なら久藤は藩主。
昔から変わり者で、日米開戦前にアメリカの裁判所を視察。
アメリカかぶれの男だと説明。
「変わり者だからお前と波長が合うんだろうな」
「で、仕事は何を?」
「民法親族編および相続編の法改正だよ」
濃いい月曜日でしたね。
なんと言ってもライアンが濃い。
「ひよっこ」では、パン子(伊藤沙莉)とヒロインのパパ(沢村一樹)は出会ってましたっけ?
ま、あの記憶喪失のお父さんより、ライアンのほうが沢村さんには似合っているかもしれませんなw
とはいえ、一見明るくて、調子は良いけれど、なんか闇があんじゃない?って役はハマるよね。
年齢的には松ケンより大分年上だし、はるさんの石田ゆり子よりも年上なのに馴染む。
なんなの(爆)
あ、沢村一樹と岩田剛典が共演シーンがあれば・・・新旧浅見光彦が揃いますね。
局が違ったっけ?あれ?ま、いいやw
同僚が小橋”発芽玄米”なんですが・・・。
いや~、バカだったんでしょ?←見も蓋もない言い方
ヤツが高等試験に受かって、よねさんが高等試験に受からないんなんて。
そして小橋のような嫌な野郎が憲法改正に加わるなんて、人手不足だなぁ(爆)
しかし小橋、色白でどちらかと言えば可愛いのに、なんでこんな嫌な役なんだw
さて、一日目は、ほぼほぼ沢村一樹に押し切られました。
明日からの憲法改正に寅子はどう関わっていくんでしょうか?
楽しみな新章の幕開けです。
ブギウギの感想はコチラ→☆
主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」
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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
佐田優三(仲野太賀)
猪爪はる(石田ゆり子)
猪爪直言(岡部たかし)
猪爪直道(上川周作)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(山田忠輝)
猪爪直治(二ノ宮陸登)
直道と花江の次男。
佐田優未(斎藤羽結)
山田よね(土居志央梨)
小橋浩之(名村辰)
轟太一(戸塚純貴)
花岡悟(岩田剛典)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
穂高重親(小林薫)
雲野六郎(塚地武雅)
星航一(岡田将生)
汐見圭(平埜生成)
久藤頼安(沢村一樹)
多岐川幸四郎(滝藤賢一)
星朋彦(平田満)
語り – 尾野真千子
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