第2週「女三人寄ればかしましい？」
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初めて法廷で傍聴することになった寅子
妻・峰子は夫・東田から酷い暴力を受け、離婚裁判を起こす。
裁判は勝訴したが、夫は嫌がらせのようにすぐ控訴
その中、峰子は嫁入り時に持参した物品。
特に母の形見を取り戻したいと裁判を起こした。
法廷でニヤニヤと座っている男を見て、「あの男ならやりかねない」と思った寅子は俄然、妻を応援。
妻弁護士・シソンヌ・ジローは妻の気持ちを熱弁。
夫弁護士・シソンヌ・長谷川は復縁を迫る。
妻が拒否すると、妻の財産を夫が管理するのは当然で、こんな売れもしない着物を取り戻したい気持ちがわからない。
つまらぬ嫌がらせは辞めてやり直す道を選べと言い放つ。
怒りの中、閉廷。
よねの後を追う寅子。
尾行してきたことをなじるよねに謝罪
法改正で気を落としているのかと思っていたが、自分を鼓舞するためにここにきたのねと寅子が言うと
「身震いするほどおめでたい女だ」
と言い返す。
あの裁判を見て、鼓舞できるか。
着物なんて取り返せるわけがない。
寅子がいう法律が規則なのだとしたら着物は戻ってこない。
着物は夫の所有物なのだ
法はいつも女を見下す。
「それを思い知るために私はここに来ている」
傍聴マニアの笹山が気になって法廷に戻ってきた。
「どうだった？」
笹山を紹介しようとした寅子だが、よねはもういない
帰宅した寅子は優三に相談
「難しい案件だ」
夫は妻の財産を管理する。
法律上、結婚した時点でそれが決まっている
「トラちゃんが大学で質問した･･･」
「無能力者？」
「夫は妻を庇護する
今の日本で結婚するというのはそういうこと」
寅子は六法全書の民法のページを開く。
居間では花江、直道、直言、はるがいた。
花江は直道に寅子と優三が最近仲良しだと話すと
「駆け落ちまでしようとした仲だからね」
と答えるとはるが窘める。
直言は眠っており、はるが起こす
すると寅子が入ってきた。
「罠だよ。
結婚って罠
結婚したら女は自由に離婚もできないって誰かに教えて貰った？
教えて貰ってないよね？」
といきなり言い放ち出て行く。
あっけにとられるはるら。
法改正が遅れたことで穂高が女子部にやってきた。
「婦人弁護士誕生の日は遠のいた
だが法は必ず変わる
信じて待っていて欲しい。
これまで通り勉学にいそしんで欲しい」
よねが手を上げる
「いつかは法も変わるでしょう
ですが20年、30年後ではお話にはなりません」
「どんなに遅くても君たちが卒業するまでには･･･。
私も協議に参加しているから間違いない
どうか信じてくれ」
「法改正とは関係がないのですが」
寅子が発言する。
昨日、よねと離婚裁判を傍聴したことを話す。
妻は裁判には勝訴したが、夫は控訴
お母さまの形見を取り戻したいと訴えている。
よねさんは絶対に着物は返ってこないという
確かに法律では妻の財産は夫が管理することになっている。
夫に管理能力がないとは言い切れず･･･
「どうしても納得できないのです
勝てないのでしょうか？」
「さあどうだろう
法廷に正解というのはないからね
正解を教えられたら良いんだがスッキリとしない
君たちならどう弁護するかどんな判決がでるか考えてみるのはどうだろう
どうだ面白そうだろ？
君たちだってじっと座っているだけはつまらない。
考えた者がいたら来週の授業の前にいうように。」
戸惑う女子部の中、一人やる気に満ちた寅子
寅子が離婚裁判を見て憤慨するのもよくわかる。
案外、寅子の家庭が進んでいたのかもしれない。
はるは家で一番の権力者だし、寅子の父も兄も男だからと威張っていない。
だから法廷で行われることに驚くのだ。
寅子はずいぶん幸せに暮らしていたから、女が無能力者ということを受け入れられない。それは幸せなのだ。世間知らずとも言われかねないが。
最初はシソンヌのリーガルコントか！と思っていたけれど、ホントに。
めっちゃムカつくよね。
ジローをもっと見たいのに、長谷川のセリフが多いのもムカつくよね（爆）←ジロースキー
夫の遠藤雄弥さんは再放送中の「ちゅらさん」の和也くん。
昨日、死んだ和也くん･･･。
あんた嫌な男になって（苦笑）
今日は寅子の「結婚は罠」の言い方に笑いつつ、神妙な気持ちになった。
穂高先生は人格者だなぁ。
女子の機嫌を取りながら、寅子の質問でみんながどんな答えを出すのかっていう。
裁判によって意見が出るとみんなのキャラクターも視聴者にわかるしｗ
どんな議論を出すのか楽しみ。
既婚者である大庭梅子（平岩紙)さんが特に、気になる。
ブギウギの感想はコチラ→☆
主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか！」
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キャスト
猪爪寅子（伊藤沙莉）
猪爪はる（石田ゆり子)
猪爪直言（岡部たかし)
猪爪直道（上川周作)
猪爪直明（三山凌輝/子役：永瀬矢紘)
米谷花江（森田望智)
稲（田中真弓)
佐田優三（仲野太賀)
山田よね（土居志央梨)
桜川涼子（桜井ユキ)
大庭梅子（平岩紙)
崔香淑（ハ・ヨンス)
久保田聡子（小林涼子)
笹山（田中要次)
桂場等一郎（松山ケンイチ)
穂高重親（小林薫)
語り – 尾野真千子
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