「死命~刑事のタイムリミット」ネタバレ感想~吉田鋼太郎VS賀来賢人。父子喧嘩ではありません。

スポンサーリンク

あらすじはコチラ→

原作はコチラ

薬丸岳『死命』

警視庁捜査一課の刑事・蒼井凌(吉田鋼太郎)とデイトレーダーの榊信一(賀来賢人)。
余命幾ばくもない二人はは同じ病院に通院していた。

捜査中に倒れた吉田鋼太郎は入院。
付き添った吉田鋼太郎の娘・瑞希(山谷花純)に近づく賀来賢人。
しかし瑞希(山谷花純)の父親が刑事(吉田鋼太郎)だと気づく。
そして、吉田鋼太郎らが連続殺人事件の犯人が”聴覚障害者”ではないかと話しているのを聞いてしまう。

賀来賢人は思い出せない過去があった。
女を絞殺するたびに、夢を見る。
なぜ派手な女を殺したいのか。
自分でもわからない。
記憶が錯綜して、澄乃(蓮佛美沙子)を手にかけそうにもなる。
衝動を抑えきれない賀来賢人は女を殺すためだけにガレージのある豪邸を購入した。

漣沸美沙子はひょんなことから賀来賢人の隠し部屋(隠し豪邸?)を見つける。
そこには連続殺人の被害者たちの所持品があった。
呆然とする漣沸美沙子。
賀来賢人は殺人犯なのではないか・・・。

隠し豪邸を出て、無気力に歩く漣沸美沙子。
警察の情報提供ダイヤルに連絡する。
電話を取ったのは吉田鋼太郎・。
「あの人にそう伝えて
出会わなければよかった。
そうしたら愛することもなかったのに」

そこに通りかかる賀来賢人。
二人は見つめ合う。

「一緒に作ろう、
世界一幸せな家族。」
中学生の漣沸美沙子が賀来賢人に告白するシーンを思い起こす。
漣沸美沙子は絶命。



気になった吉田鋼太郎は漣沸美沙子を調べる。
彼女は妊娠していた。
そして、賀来賢人と頻繁に連絡を取っていた。

賀来賢人に接触する吉田鋼太郎。
彼が聴覚障害者だと確信。
張り込みを続ける吉田鋼太郎だが、賀来賢人が血を吐き倒れた。
賀来賢人の血液を拭いたハンカチを鑑識に回す。
しかし・・・吉田鋼太郎も吐血。

賀来賢人は病院を抜け出し、実家に向かう。
ペーパーナイフを突きつけ、母・奈保子(黒沢あすか)を押し倒す。

中学生時代に。母親にされたことを思い出す。
「お父さんに似てきたわね。」

母親に性的虐待をされていた賀来賢人。
それを漣沸美沙子に見られていた。

やっと思い出した。
ペーパーナイフは漣沸美沙子に貰ったのだ。
「あの人に何かされたらこれで・・・」
と。

母親にナイフを突き刺そうとする賀来賢人。
現場に乗り込む吉田鋼太郎と中尾明慶。
止めに入った中尾明慶は賀来賢人に太ももを刺されて動けない。
逃げる賀来賢人、追う吉田鋼太郎。
二人ともフラフラだが、中尾明慶が来たときには手錠をして倒れていた。
そのとき・・・賀来賢人の母は自殺していた。

吉田鋼太郎と賀来賢人は同じ病院に運ばれた。
賀来賢人は容疑を認めるが反省はない。

吉田鋼太郎が賀来賢人に話を聞く。
死を恐れている吉田鋼太郎を嘲笑する賀来賢人
自分は死ぬことなど怖くないと言う。

吉田鋼太郎が漣沸美沙子の伝言を伝える。
「あなたに出会えて良かった。
あなたのことを待ってる。
二人で待ってる。」

吉田鋼太郎は嘘をついた。
そして母子手帳を賀来賢人に渡す。

賀来賢人が赤ん坊を抱いた漣沸美沙子の亡霊を見る。
「ああ!!」
のたうち回る賀来賢人。
「嘘をつくんじゃねーよ!
俺が行くところは地獄なんだから!」

その後、賀来賢人の容体が急変。
最期の賀来賢人は
「死ぬのが怖い。
死にたくない。」

と何度も何度も言っていたらしい。

そして吉田鋼太郎も亡き妻を思いながら逝く。←多分。高校教師みたいなエンド?



2時間超えだったけれど、全て映像化するのは無理か。
母親に性的虐待をされていたのはそうなんだけど・・・。
澄乃の姉と信一の父親も不倫関係だったしなぁ・・。
もっとえげつない物語だったので、わりとライトになっているような印象。
原作がしっかりあるので、楽しめた作品となった。
主演の二人も良かったいさ。
そう思うと・・・もっと面白くなったんじゃないかなとも思うけどw
BGMとかラストシーンとか・・ちょっと陳腐だなぁって場面もあったのが原因かな。

いや、だけど。
「お母さん寂しくて」
と言って息子を襲う母親はヤバい。
そしてこんな鬼畜の母親を演じるのは黒沢あすかさんしかいない。
もう、ハマり過ぎている。
一方で、犯人じゃない金井勇太が新鮮だった(笑)
しかしこんなクズ母なら、デイトレーダーとして成功している息子にたかりそうなもんだけど、最期に自殺したってことはさほど悪い人でも・・・ないわけないか。
最低な母親だったわ。

吉田鋼太郎と賀来賢人は刑事と犯人。
そして置かれている状況も思っていることも正反対。

死ぬのが怖い吉田鋼太郎。
最期に人を殺す欲望を達成できた賀来賢人。
しかし死後の世界で漣沸美沙子に会うのが怖い賀来賢人。
吉田鋼太郎は亡き妻との再会を楽しみにしている。
最期まで、正反対。



最初から犯人がわかっている物語ですからねぇ。
だからドキドキハラハラってシーンは少なかったかも。
一番ドキドキしたのは、母親と男のラブラブ会話を聞きたくない賀来賢人が自身の耳に鉛筆を突き刺して聴覚障害に・・・・・。
ってとこですかね。
痛かった!!
やめて!!ってなったよ。

久しぶりの二時間ドラマ。
これを土曜日にやってくれないもんでしょうか。
「土曜ワイド劇場」ってタイトルでなければ、豪華なキャスト出演してくれるんじゃないでしょうか?

にほんブログ村 テレビブログへにほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
読んでいただいてありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援して頂けると嬉しいです。

キャスト
蒼井凌・・・・吉田鋼太郎
榊信一・・・・賀来賢人
山口澄乃・・・蓮佛美沙子
矢部知樹・・・中尾明慶
安東徳次郎・・モロ師岡
高木庄司・・・金井勇太
蒼井瑞希・・・山谷花純
蒼井由美子・・大路恵美
榊菜保子・・・黒沢あすか
岩澤兵馬・・・小木茂光

コメント

  1. なお より:

    こんばんは
    私はやっぱりシリアスな演技をする賀来賢人が好きです。1回白目になってましたが。
    Nのためにが見たくなりました(^_^;)

    あのお母さんこの前も同じような役でしたね。てっきりもう死んでるのかと思ってたら生きてたんですね。

    吉田鋼太郎さんの髪型が気になって途中話が入ってきませんでした(^_^;)

    • tarotaro tarotaro より:

      なおさん、おはようございます。
      コメントありがとうございます。

      賀来賢人、良かったですね。
      ワタシもシリアスな賀来賢人くんが好きです。
      「Nのために」はしばらく再放送は無理ですよねぇ・・・。
      小出くんがガッツリでていますし・・・。
      黒沢さんの安定感と、吉田鋼太郎のいろんな意味でのうるささも良かった気がしますw
      髪の毛・・・うるさいですよねぇ(苦笑)