「らんまん」 第50話 ネタバレ 感想~初めての石版印刷

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第10週 「ノアザミ」


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万太郎は画工の岩下と前田孝二郎(阿部亮平)から石版印刷を教えられる。
「お前は金を払って石版印刷をならいにきているそうだな?
なんでだ?」
「自分の描いた絵をそのまま印刷したい。」
「それはあたしらに消えろと言うことだな。
あたしもこの手でかつてのあたしらを消している。」

これまでの印刷は総掛かりで、主版を作って、絵師が色をわけ、また描いて
数々の手順を踏んでやっと一枚の錦絵
こんな印刷機ができたら絵師や版元などその絵を世に出したものは名も残さず消えていく。

「描いてみるか?」
石版の前に座る万太郎
離れて見ている大畑
いつものように繊細で美しい植物の絵を描く
「岩下さん・・・さっきの話なんですが
わしは消えんと思います。」
かつて腕を競ったすご技を誇った方々が、その場所から散っていったとしてもそれは消えたんじゃない
新な場所に根付いて芽吹いていくと思う
磨き抜かれたもんは決してなくならない。
新しい場所でその場所にあった形で変化し、もっと強くなって・・・

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「火事と喧嘩は江戸の華」
大畑は命懸けの火消しこそ最高と思っていた
そんな世は過ぎ、みみっちく商売するなら、いっそ江戸の世と心中しようと考えた。
でも今、もっと熱いものを見つけてる
石版印刷は度肝を抜くものを生み出している
これからきっともっとすごい熱い力を持つ
「岩さん。国芳師匠がここにいても、大喜びで飛びついたと思うぜ」
万太郎が描いた神を石版から剥がす
「ああ刷れた!わしにも刷れた
いや下手クソじゃなぁ
線もうまくないし、陰も・・・下手クソじゃ!」
「初めてにしちゃなかなかじゃ」
「いい絵って感じしなねえな!」
「これは優れた絵じゃない
そのものを描きたいんだ」
「これヒルゴ?」
絵を見た前田が呟く
「ワシはヒルムシロって呼んどりました。
前田さんの国は?」
「駿河。今は静岡」
方言かもしれない。
田舎で山か?海か?どのへんに咲いていたか?
前田に詰め寄る万太郎

大畑と岩下は
「これは実際を見て本物を知っている。
本物を伝えるための手立てとしての絵じゃ」
と話し合う
「けんど面白いのう!
大将、岩下さんありがとうございます
もっと学ばせて下さい」
「仕事はちゃんとしてくれよ!」

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一方、高藤とダンスの練習をする寿恵子
「あなたは変わった」
クララ先生が教えてくれるから。
「そいだけではなか
私の目を見るようになった」
「目をそらしてはダンスの練習はできません」
高藤は政府の高官もお歴々も目を合わそうとしない。
寿恵子は物怖じしない
「ダンスパートナーとして私たちは完全に対等だ」
この男の目を見てそらさない女性こそ日本にとって必要。
「はよ、あなたと私を見せつけたい」←気持ち・・・悪いw
手を差し出す高藤
「もっとうまくなれるように頑張ります」
手を重ねる寿恵子
寿恵子が部屋を出るとき、高藤の妻がやってきた。
「奥様はダンスは踊られないのでしょうか?
高藤様と踊るのなら、わたしよりも奥様のほうが・・・」
「今更」
一瞥して立ち去る高藤妻
妻のお女中が
「いけませんよ!
世が世ならあなたが勝手に話しかけるなど!」
と寿恵子を叱る。

寿恵子を乗せた馬車が猛スピードで走る。
根津の家に帰られるより横浜の別宅に案内したいと高藤が言っていると、乗車した高藤の側用人が寿恵子に言う
「脇へよれ!」
御者が偉そうに叫び、町人たちが走ってよける
「もっとゆっくりはしれませんか?」
「これでもゆっくりです」
万太郎がノアザミを見つけ馬車の前を通り過ぎ、急停止する
万太郎はノアザミにニコニコ話しかけている。
寿恵子は馬車の前から万太郎を見る。
御者が早くのけと万太郎に怒る。
「待ってください。のきますから」
と言いつつノアザミに可愛いなぁと話しかけている慢太郎。
「全く、鹿鳴館ができてもあんなみすぼらしい連中がいたら、この国の恥ですよ!」
「あの方はみすぼらしい人じゃありません。」
と寿恵子は言い返す。

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石版印刷について初めて知ることばかりだった。
岩下さんの中の人は漫画家さんだけど、河井さんの絵なんだよね。
可愛い猫ちゃん。
河井さん、独特で芸術家らしい雰囲気が良いな。
岩下さんは浮世絵の仕事はなくなると思って、新しい世界に飛び込んだのか。
だから常に、この仕事がなくなるかもって覚悟を決めているのかも。

そして岩下さんと大将にはわかる。
見る人が見ればわかる万太郎の絵。
芸術ではなく、図鑑としての万太郎の絵を一目みてわかるのが、本物だと思える。
この最先端の石板印刷も、少ししたら消えていくんだなぁ。

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寿恵子は高藤とその周りの人間に少しずつ疑問を持つだろう。
御者の運転も高藤の側用人の選民意識も奥さんの女中も。
高藤が日本の発展と言っているわりには、階級社会を思いっきり意識している。選民意識がすげー。
奥さんの女中は「妾が話しかけるな!」ってくらいの勢い。
場所の暴走。
御用人の万太郎を馬鹿にした発言。
高藤はお金は持っているかもしれないけど、多分平民出身かな?
奥さんはエエとこのお嬢さんかもしれないけど。

高藤は妻とは向き合っていないよね?
妻の家のほうが格式が高くて、多分平民出身の高藤がトロフィーワイフみたいな感じ。
最初から無視している。
もしかしたらちゃんと話せば洋服を着て、ダンスを踊ってくれるかもしれない。
・・・肩身が狭いのよね~。←勝手な想像
でも寿恵子なら年下だし、菓子屋の娘だし、偉そうにできるし。
妾として別宅に住まわせておけば、自分が行きたいときだけ行けばいいし。
ずっと笑ってる寿恵子は可愛いし。
ってな感じかな。
まだ高藤はボロは出ていないが、そのうち差別意識発言がでそう。
あんな危険な運転の馬車で毎日送迎されたら近所中の噂にはなっているよね。
来週はこの恋にスポットが当たる模様・・・・

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主題歌 – あいみょん「愛の花」

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キャスト
槙野万太郎(神木隆之介/幼少期:森優理斗/小林優仁)
西村寿恵子(浜辺美波)
竹雄(志尊淳)
広瀬佑一郎(中村蒼)
西村まつ(牧瀬里穂)
笠崎みえ(宮澤エマ)
野田基善(田辺誠一)
里中芳生(いとうせいこう)
阿部文太(池内万作)
倉木隼人(大東駿介)
倉木えい(成海璃子)
及川福治(池田鉄洋)
江口りん(安藤玉恵)
堀井丈之助(山脇辰哉)
大窪昭三郎(今野浩喜)
波多野泰久(前原滉)
藤丸次郎(前原瑞樹)
細田晃助(渋谷謙人)
徳永政市(田中哲司)
田邊彰久(要潤)
高藤雅修(伊礼彼方)
岩下定春(河井克夫)
前田孝二郎(阿部亮平)
宮本晋平(山根和馬)
大畑佳代(田村芽実)
大畑イチ(鶴田真由)
大畑義平(奥田瑛二)
槙野綾(佐久間由衣)
槙野ヒサ(広末涼子)
槙野タキ(松坂慶子)

【語り】宮﨑あおい

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