『おかえりモネ』 第105回 感想～亜哉子、塾を始める？

105回 （第21週）「胸に秘めた思い」

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ガイド本

夜、茶の間。家族が全員揃っている
「あの日、震災のあの夜、私、モネや未知のことを考えて生徒達を置いて学校を離れようとしました。
すぐに我に返って何してんだって生徒達の元に戻りました
でもあの10分間、私、自分の子供達のことしか考えてなかった。
あかりちゃんたちは生徒達はモネや未知と同じように、私が思うとのと同じように親御さんにとってかけがえのない子供達なのに。
それから子供達を親御さんのもとに帰すまで私なりに頑張ったけど
でも・・でもあの10分間が頭から離れなくて。
私は教師は続けられないと思いました。
でもそれも辞める為の口実だったのかも知れない
それから1年は続けたから
でもあの頃、学校は本当に大変で自分が辛くなっちゃっただけなのかもしれない
逃げたのかも知れない」
亜哉子の背中をさする耕治
「だからねおじいちゃん
私が教師を辞めたのはおばあちゃんのせいじゃありません」
「辛いこと言わせたな」
「話せたら　少しホッとしました」
「それは良かった」
「なので今まで通りカキのお手伝いさせて下さい」
「とりあえず 残った棚だけでやってみよう。
金なんとかなるだろう」

雅代の七回忌。
三生の寺から帰ってきたモネ、未知、亜哉子、龍己。
耕治はそのまま仙台へ。
「私ねお父さんとの結婚を真剣に考えたの
おばあちゃんに会ってからなのよ
初めて島に連れてきてもらった時におばあちゃんに会って
良いなぁ。ここの家族になりたいなぁって
結婚してしばらくは仙台に住んだけど
なんとなく島のことが頭離れなくて」
「お母さん、前に言っていたね。
好きな事しなさいって言ってくれたとき」
”島に来てくれるのは大歓迎だけど先生は続けなさい
女が好きなことできるって、この辺ではなかなかできることじゃないのよ”
「そうか　そんなこと言っていたのか　あいつ」
「おばあちゃん
カキの仕事のことも民宿の仕事も夏休みに来る子供達のことも大好きって言ってた
ホント、思い出すのは笑い顔ばっかり」
「思い出すのが笑い顔だけだなんてファンタスティックじゃないか
会いたくなっちゃったなぁ」
と龍己

市民プラザ。
ラジオブースで放送の準備をしているモネをじっと見ているあかり。
「もしかして興味ある？
気象予報士」
「全然」
「だって最初に会った時」
”永浦さんはどうして気象予報士になろうと思ったんですか？”
「ああ」
「ああ・・あれは興味があるってことじゃなかったか」
「私やりたいこととか全然なくて」
昔の自分を思い出し小さく笑うモネ
「高校は行こうと思ってるんだけど」
「それからゆっくり考えてもいいと思いますよ」
「うん　でも　私勉強が・・ちょっと。」
「そう　あ、日曜日時間ありますか？」

日曜日、あかりを自宅に招いたモネ。
楽しそうに亜哉子があかりに勉強を教える。
笑顔の亜哉子を見つめる耕治たち。
帰り際「またおいでね」と声をかけるモネ。
「助けて貰ってばかりで悪いから・・・」
「違うよ。あかりちゃんを助けてるようでこっちも助けて貰ってるから
それにね
もし助けて貰ってばっかりだったとしても
それはそれでいいって世の中のほうがいいんじゃないかな」
「うん」
あかりにお土産を渡し「また来てね」と声をかけ送り出す亜哉子

耕治がホワイトボードや長机を並べ出す。
「今は、民宿や里親は無理だけと思うけど、とりあえず島の子供達を集めて塾でもやってみたらどうだ
子供の笑う顔ってのはやっぱり良いもんだ
なぁ」

亜哉子さん。
笑えて良かったなぁ。
朝ドラ最後の1ヶ月はヒロインの子供達のストーリーが多くなるんだけど、まさか母親のトラウマに話が展開するとは思わなかった。
亜哉子さん・・・。
島の子供達なら数も少ないだろうし。
モネの防災にも役立つかもしれないし。
いや・・・でもモネの「あなたの町の気象予報士」はちゃんと走り出せるのか、まだまだ心配なんですが。

モネが中学生の頃、あかりちゃんよりもっと何にも考えていなかったのかも（苦笑）
あかりちゃんを昔の自分の重ねる。
それってあるあるだよなぁ。
こんなワタシでも若いお嬢さんを見て、自分を重ね恥ずかしくなることがある。
モネはまだ若いので恥ずかしくなるより微笑ましくなっているんだなぁ。
そしてあかりちゃんにほぼ敬語で話しかけるのは菅波と一緒だね。
意識的にそうしているのか、自然とそうなっているのか。

亜哉子さんの笑顔の裏で、ずっと悩んでいるみーちゃんは笑顔なし。
ずっと暗い顔してたなぁ。
彼女の周りだけ重たい空気。

耕治は・・・耕治は仕事のことをどう思っているのか。
亜哉子に民宿の再会や夏休みの里親はまだ無理だけど、塾なら出来るってのはナイスなアイディアだけど。
耕治も・・・銀行、辞めちゃうんじゃないかと。
島に貢献したいんじゃないかと。

おじいちゃん。
おばあちゃんに会いたくなっちゃったってのはフラグじゃないこと祈る。
いや、龍己さんが亡くなることはないと思うんだけどね。
龍己さんの存在は朝ドラ民にとっても永浦家にとっても必要ッス。

来週は未知の大学。
コージーの本店部長職。
モネの仕事ね。
モネは最近、回想が多いので・・・終わりに近づいているなって思うんだよな。
菅波は週一回のシフト。
もうちょっと増やして欲しいなぁ。

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BUMP OF CHICKEN「なないろ」

キャスト
永浦百音(清原果那）
菅波光太郎(坂口健太郎）
永浦耕治(内野聖陽）
永浦亜哉子(鈴木京香）
永浦未知(蒔田彩珠）
永浦龍己(藤竜也）
朝岡覚(西島秀俊）
神野マリアンヌ莉子(今田美桜）
及川亮(永瀬廉）
野村明日美(恒松祐里）
後藤三生(前田航基）
早坂悠人(高田彪我）
及川新次(浅野忠信）
石井あかり（伊東蒼）
太田滋郎（菅原大吉）
高橋美佳子（山口紗弥加）
遠藤克敏（山寺宏一）
語り/永浦雅代(竹下景子）