第5週 「1946ー1948」
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千吉はるいに「おじいちゃんや」と語りかけた。
安子が千吉にお茶を出すと、るいはおはぎを振る舞う。
安子はるいに外で遊ぶように言う。
「勝手なことをして申し訳ありませんでした」
相変わらず美味だとおはぎの値段を聞く千吉
「薄利多売いうことじゃな・・・」
「お義母様はどねんされとりますか。
すんません。こねんなこと聞けた義理じゃないんだけど」
「寝込んでしもうとる。
るいを連れて岡山に帰ってこい。」
こんなところで暮らすよりずっと良い。
安子も楽ではないはず。
もう再婚しろとは言わない。
稔の妻として堂々と雉真の家にいれば良い。
「とんでもねえご迷惑をおかけしました」
お義母様にも悪いことをした
だけど、岡山には帰らない。
あの日、岡山を出た日、決めた。
どんなに辛くても苦しくても顔を上げて、前を見てひなたの道を歩く。
その姿をるいに見せる。
「どうかこらえてください。
ここでるいと暮らしたい」
「ええかげんせえ!!」
るいのこと一番に考えなさいと大きな声をあげる千吉。
「お母さんをいじめるな!」
るいは千吉をにらみつけ、安子の前に立つ。
「商用で大阪には来ている。
またよらせて貰う
安子さん
るいは安子さんの子じゃ
しゃあけど、同時に稔の子で雉真の子じゃ
るいにはそれにふさわしい教育を受けさせてやりたい
ここじゃ
それはかなわんじゃあろ」
千吉が出て行く。
安子にしがみつくるい
安子はそれから自転車で走れる範囲で営業に回る
注文が増え配達に回る時間が多くなり安子はますます忙しくなった
カムカム英語すら聴く余裕がなくなった。
ある日、自転車で配達途中、自動三輪車と接触?よけるためにこけた?という事故に遭う
安子はぼんやり目をあける。
るいの泣き声がする。
るいに駆け寄るも左手が動かない。
るいの額は血だらけで驚いた安子は右手一本でるいを抱えて走りだそうとするが・・・。
布団で目を覚ます安子
勇が汗を拭いていた
「勇ちゃん」
「たおれとるんを父さんが見つけた
今、るいを大きい病院に連れて行っとる」
驚く安子
「命に別状はない
大事をとってのことじゃ
商用で夕べから大阪にきとったんじゃ
父さんがわしにも母さんにも黙って義姉さんの居場所探しとるをさっき知った。
わしゃ怒った。
なんでそっとしてやらんのじゃ言うて
しゃあけど義姉さん
父さんに言う通り岡山に帰ってけ
それが一番ええとわしも思う」
「勇ちゃん・・・
勇ちゃんまでそねえなこと言うん」
「その腕じゃ菓子もつくれんじゃろ」
「バカにせんで。
お菓子くれえ右腕一本で作れるわ。
今までどんな困難も乗り越えてきた。
逃げるわけにはいかない
るいのためじゃったらどねえなことでもする」
「お母さん!」
るいが戻って来た。
「倒れたところに運悪く石があった。
医者の話だとキズは一生・・・」
るいを抱きしめる安子
「ごめんなさい
ごめんなさい・・・るい」
号泣する安子
安子とるい、荷物を持った勇は岡山に帰ってきた。
玄関に寝間着姿で正座する美都里がいた。
るいは大きな病院で、安子は家か。
ま、医師には診せて一安心ってことなのかもしれんが。
あの三輪車とはぶつかったのか、三輪車をよけるためにこけたの?
ぶつかっていないのらあのスピードではリヤカーのほうは倒れないような気もするが。
しかも運転手はなんの手当もせずに逃げたのか。
千吉が見つけるまでどれくらいの時間がかかったのか。
安子のおはぎがもっと高く売れて。
他の菓子も作れるようになれば・・・商売が成功すればるいくらい養えるはず。
だけど、そう簡単にいくわけもなく。
美都里はともかく・・・千吉はるいのことだけを考えた。
勇も怪我をした安子を見て、このままではるいも・・・と。
安子はるいの怪我を見てこのままではいけない。
もうすでにるいが中心となり物語が進む。
ヒロイン・るいの物語が始まった感じがします。
そして安子のあの生気のない表情を見ていると、もう安子の人生も晩年なんだなと思いました。
安子は若いけど・・・でももう安子を見るのもわずかになったんだなと感じました。
いや・・勇はさ、安子の居場所を知っておくべきだったような気がするけどなぁw
まぁ、勇が安子へ恋愛感情がなければ知っておくことにしたかもしれないけど。
安子はもう意地になっていたし、このままでは八方塞がりになった気がするので・・・。
やっぱり岡山に帰るしかなかったかも。
おはぎを作って生計を立てるよりどこか住み込みで仲居をするほうが良かったかもなぁ。
なんて言ってもしかたない。
今日は15分、早く終われ!って思ってしまった。
無言で正座の美都里のエンディングにゾッとしたけど・・・。
岡山では勇だって味方になってくれるかわからんな。
千吉はすでにるいを側に置きたいからるいの乳母としての安子しか必要としていなさそう。
美都里はわからんけど・・・安子だけ追い出しそうな気がする。
そして勇も・・・もう勇ちゃんではない。
雉真の跡取りなのだ。
安子の晩年に幸はあるのか。
それだけが心配な金曜日。
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主題歌:「アルデバラン」AI
キャスト
橘安子(上白石萌音/幼少期:網本唯舞葵)
雉真るい(深津絵里)
ひなた(川栄李奈)
橘家の人々
橘金太(甲本雅裕)
橘小しず(西田尚美)
橘算太(濱田岳)
橘杵太郎(大和田伸也)
橘ひさ(鷲尾真知子)
雉真稔(松村北斗)
雉真勇(村上虹郎/幼少期:藤原詩音)
雉真千吉(段田安則)
雉真美都里(YOU)
平川唯一(さだまさし)
小川澄子(紺野まひる)
語り(城田優)
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