第2週 「１９３９ー１９４１」
あらすじはコチラ→☆
大阪の大学に戻った稔と文通を始めた安子
”稔さん、今日は十五夜です。
お店は大忙しでした。
稔さんのお部屋からお月様は見えますか。
大阪は都会だからビルヂングの隙間から見えるのでしょうか。”
“前略、安子ちゃん。
今夜も月が綺麗です。”
稔の通う学校は田んぼに囲まれていて岡山のほうが都会に感じる。
”稔さん、お返事ありがとうございます。
実用英語会話がラジオから流れてきません。
大阪では流れていますか”
その頃、稔の大学ではドイツ語の講義をしていた。
”先日、ヨーロッパで戦争が始まりました。”
実用英英語会話の放送終了になっていた
日本はドイツの同盟国だから敵国のイギリスの公用語は使えなくなっていた。
”基礎英語講座は引き続き放送されるので、良かったらそちらを聴いてみてください。”
安子は本屋に走り基礎英語講座のテキストを購入。
”ラジオ体操は旭川ですることに決まりました。
基礎英語講座のすぐあとだから毎朝遅刻しています”
十五夜が過ぎ、秋になりコスモスが揺れる。
小豆の収穫の季節になり、木枯しが吹く季節となる。
”自転車の練習をした夏が懐かしく思い出されます。”
”安子ちゃん””稔さん”
二人は文通で心を通わせる。
安子を心配する母・小しず。
「心配せんでええよ。
おかしな付き合いじゃねーから」
安子はおじいちゃんのタバコのお使いに行く。
おじいちゃんの好きなタバコは「チェリー」
”安子ちゃん、
正月には帰省します
よかったら一緒に映画でも見に行きませんか
桃山剣之介の新作がかかるそうです”
タバコ屋さんの帰りに映画館の前に立ち楽しみにしている安子に、勇が声をかけた。
手芸用品はどこに売っているのか？
場所を教えてやる安子
「編み物でもしよるん？」
「ボールの修繕じゃ
野球はアメリカのスポーツじゃから、ボール、グローブ、バットが手に入りにくくなりよんじゃ。
来年こそは甲子園行くで
あのな・・・あんこ
わし・・・甲子園出れたらその時言うわ」
不思議そうに勇を見る安子
”安子ちゃん残念ですが正月は岡山に帰られなくなりました
父と二人で船場の取引先に年始回りに行くことになりました
映画の約束守れなくてごめん”
正月準備が始まる。
初詣は親友のきぬちゃんと二人
”稔さん、お仕事頑張って下さい”
「そして早う会えますように」
小声で祈る安子を見てほくそ笑むきぬ。
初詣の帰りに、稔と行った喫茶店「Dippermouth Blues」の前を通り、きぬちゃんと二人で美味しいコーヒーをごちそうになった。
”安子ちゃん夏が近づいてきました”
甲子園の地方予選が始まる。
勇の学校は決勝に進出
”勇ちゃんは大活躍でした”
”弟ながら勇は本当に大したヤツじゃ。
信念の強さ
とても敵わないよ
だからいつかきっと甲子園に行くと思う”
「まだ来年がある
最後の夏があら！」
決勝で敗れた勇は先頭に立って部員達とランニングしている。
”くじけずに夢を叶えると思うよ。”
そしてまた秋になる。
おじいちゃんのタバコのお使いに行く安子。
「杵太郎さんはサクラじゃな」
タバコの銘柄はチェリーからサクラになった。
”稔さん、急激に世の中の気配が変わっているような気がします
日本は私たちの暮らしはどうなってしまうのでしょう。”
稔の返事は全て英語
” Louis Armstrong””On The Sunny Side Of The Street ”
便せんに書かれた歌詞を稔に貰った地所で調べる安子
”コートを掴んで 帽子を取って
心配事は玄関に置いて
ひなたの道へと歩きだそう
聞こえる あの楽しげな音
あれは幸せが近づく足音
ひなたの道を歩けばきっと人生は輝くよ”
ひなたに立ち、空を見上げる安子
十五夜 コスモス 小豆の収穫 振り袖 夏！！
勇は悔しい夏。
四季の移ろいとともに、安子と稔の距離が縮まる。
丁寧に描かれている様子
文通だけで二人の仲が深まる
それともに社会情勢の変化までわかる。
今週のサブタイは「１９３９ー１９４１」だから・・・もう1940年？
15分で1年が過ぎても、ちっとも駆け足に感じないのが素晴らしいわね。
昭和15年の夏が終わり、年末か。
あとの1年は4日で。
しかも幸せの足音ではなく、戦争の足音が近づいてきました。
安子ときぬちゃんの振り袖が綺麗ね。
稔さんの学生服にマント。
振り袖も学生服マントも見られなくなるのね。
すっかり自転車を乗りこなしている安子。
まだまだささやかで楽しい生活を送る安子。
毎日笑顔で可愛いのに・・・・生活が変わるかと思うと辛いなぁ。
読んでいただいてありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援して頂けると嬉しいです。
「おかえりモネ」感想はコチラ→☆
主題歌:「アルデバラン」AI
キャスト
橘安子（上白石萌音/幼少期：網本唯舞葵）
雉真るい（深津絵里)
ひなた(川栄李奈)
橘家の人々
橘金太（甲本雅裕)
橘小しず（西田尚美)
橘算太（濱田岳)
橘杵太郎（大和田伸也)
橘ひさ（鷲尾真知子)
雉真稔（松村北斗）
雉真勇（村上虹郎/幼少期：藤原詩音）
雉真千吉（段田安則)
雉真美都里（YOU)
柳沢定一（世良公則)
柳沢健一（前野朋哉)
語り(城田優)
コメント