「死との約束」 ネタバレ 感想~中近東が和歌山へ!

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アガサ・クリスティー『死との約束』

本堂夫人(松坂慶子)は心臓が悪い。
ジギトキシンを常用していたが、静脈注射をすると死んでしまう。
本堂夫人の腕には注射痕があった。
遺体を発見したのは女医の沙羅(比嘉愛未)。
殺人計画を話していたのは本堂主水(市原隼人)と本堂鏡子(堀田真由)
その話を聞いていた勝呂(野村萬斎)は、殺人かも知れないと思う。
川張大作(阿南健治)から捜査依頼を受けた勝呂は、上杉穂波(鈴木京香)、飛鳥ハナ(長野里美)沙羅、本堂家の人々に事情聴取。

10:10 夫人が人払いをする。
10:20 上杉(鈴木京香)と飛鳥(長野里美)が夫人を見る。
10:30 礼一郎(山本耕史)が夫人と話す。
10:40 凪子(シルビア・グラブ)が夫人と話す
10:50 鏡子(堀田真由)が夫人と話す。
11:20 主水(市原隼人)が夫人と話す。
11:30 沙羅絹子(比嘉愛未)が夫人の遺体を発見。
沙羅によると、夫人が亡くなったのは11時より前ではないかと話す。
勝呂は誰かが嘘をついているのだと川張大作(阿南健治)に話す。



鏡子と主水は嘘の証言をした。
二人は互いが殺人犯だと思い庇ったのだ。
鏡子は主水の私物の中から注射器を見つけてしまった。
だから鏡子は注射器を埋めていたのだ。
だが勝呂は二人が犯人だとは考えていない。
主水は嘘をついたことを告白。
主水は空気を注射をすると死ぬと読んだことがあったので、凪子の鞄から注射器を盗んでいた。
しかしその注射器は犯行に使われることがはなかった。
犯行に使われたのは沙羅の部屋からは盗まれた注射器とジキトキシン。
勝呂の疑いは絢奈(原菜乃華)に向けられる。
すると凪子は10:40の時点で夫人が亡くなっていたと証言。
容疑者は凪子と礼一郎か。
まず凪子を追求する勝呂。
・・・礼一郎は自分が証言した10:30にはすでに夫人が死んでいたと証言。
勝呂は礼一郎が追求。
礼一郎は凪子を庇うために嘘の証言をした。
家族が犯人ならなぜ犯行に使った注射器を沙羅の鞄から盗んだのか。
家族なら凪子が注射器を持っていることはわかっている。
外部の犯行なら財産管理人の十文字(我が家)・・・はすぐに疑いは晴れる。
沙羅は主水に恋をしている。
なら動機があるのか・・・・アリバイがあるので犯人じゃ無い。
みんなが口々に天狗の仕業か!と言うが・・・。



普段夫人は家族以外と交際するのを嫌がっている。
夫人は一人になりたがっていた。
夫人は人を支配することに喜びを感じる性格だった。
刺激を求めるた旅に出た。
そこで自分の小ささに気づく。
本堂夫人はホテルの部屋を変わらされていた。
その部屋には上杉が予約を入れていたのだ。
国会議員には勝てず、部屋を変わることになった本堂夫人。
家族の中では支配者でも外の世界に行けばなんの影響力もない。
沙羅は夫人の虚栄心をつつく
「一歩外に出たらあなたは哀れなおばあさん。
息子達がいなければ何もできないじゃないですか。」
「私は決して忘れませんよ。よく覚えておいてね。私は何一つ忘れることはないの!
誰と会ったか。どこでいつ会ったか。名前も顔も。私は生涯忘れることは無いの。」
本堂夫人が沙羅に言ったかのように見えたが沙羅に言った言葉ではない。
沙羅の言葉に怒りに震えた夫人は、沙羅の後にいた上杉の顔を見て思い出した。



犯人は上杉穂波(鈴木京香)

本堂は法務省に勤務していた。
夫人は看守をしていた。そこで知り合った二人。
上杉は若い頃、ある罪を犯して刑に服していた。
出所後過去を封印し、戦後のどさくさに紛れ、名前を変え経歴を詐称し新しい人生を歩んでいたのだ。
政治家と結婚し、夫の地盤を引き継いだ。
それなのに彼女の過去を知る人物とばったりあってしまった。
輝かしい社会的地位も野心も全て台無しになってしまう
上杉は金を渡し夫人の口を塞ごうとした
しかし夫人は金が欲しかったわけではない
上杉をなぶり者にしたかった
「お前は一生私の囚人なんだよ」
夫人に死んで貰うしかなかった。
バスの中の会話で、上杉は夫人が心臓病であることもジキトキシンの薬を沙羅が持っていることもわかった。



虫刺されの薬をとりにいく上杉はその時、沙羅の部屋から注射器と薬を盗んだ。
虫刺されの薬とともにメモを渡す。
「ほこら脇のベンチで待っていて」
その時、ロビーで天狗の衣装とお面を持っていく上杉。
上杉は勝呂をアリバイの証人にした。
勝呂を突き落とし、バッグから天狗の衣装とお面を取り出し、全速力で林の中を駆け出す。
10:20 夫人を殺害。
十文字と絢奈にその格好を見られてしまった。
いずれ十文字が天狗の話をすると思ってそれをもアリバイに使った。
上杉と同行している編集者の飛鳥は人の意見に左右される性格。
必ず人の意見に同調する。
上杉は自分が見たと言えば彼女は必ずのると思った
しかし上杉は1つミスをした。
自分が見た梵天の色について赤だと答えた。
実際はあの距離。
梵天の色などはっきり見えるわけがない。
彼女は言い過ぎました。



家族はホッとしていた。
上杉に夫人を殺してもらったのだ。
その様子を見た絢奈は「お母さんが可哀想!」と号泣して駆け出す。
初めて自分の感情をあらわにしたのだ。
「もう大丈夫」
礼一郎、凪子は夫婦関係を修復。
主水と沙羅もお付き合いが始まりそう。

翌日・・・上杉は転落死。
多分、自殺。
しかし夫人の事件は殺人ではなく、上杉は自殺でもない・・・となった。





「ナイルに死す」のほうが有名だと思うのですが、中近東シリーズの「死との約束」も面白いです。
いや。。。「ナイルに死す」は中近東シリーズでは最高傑作だと思うので映像化して欲しいかも!!
三谷さんならできそうじゃんw

トリックは単純。
思い出しました。
みんなかばい合って嘘をつく。
今の2時間ドラマでも使われる手ですが、この頃はどうだったんですかね。さすがアガサ・クリスティー!だったのかも。
細かいことをうろ覚えですが。。。初めてこの作品を読んだ時、ワタシの推理は外していたのですよw

一部はキャラクターを丁寧に描き、殺人が起きるまでが長い。
2時間30分以上の作品にするなら2日に分けて1部と2部としたほうが良いと思った。
でも10時過ぎには夫人(松坂慶子)が殺害されて、原作ではポアロが二部からしか出てこないのに最初からポアロが登場し面白い転げ方をしたおかげ(?)で退屈しなかったなぁ。
犯人もほぼ最初から登場。
原作はキャンプ場で居合わせたとかそんなとこだったと思うので、犯人候補からうっかり外していたんだったよ(苦笑)←負け惜しみ
しかも犯人の上杉先生は、昔勝呂がとっ捕まえた犯人だったことで手っ取り早くキャラクターもわかった。
警察官だった勝呂のシーンも面白かった。


舞台は昭和30年の和歌山熊野古道。
これも正解だったように思います。
ぺトラ遺跡を熊野古道。
アラブの召使いを天狗!
はぁ・・・感服ですよ。

上杉は自殺。
死因は転落死に変更し、事件は表沙汰にはならない。
だけどちゃんと一応、物証も手に入れている。

そして容疑者候補だった本堂ファミリーはみんなハッピーエンド。
原作では5年後、礼一郎と凪子は子宝に恵まれ、主水と沙羅は結婚、絢奈ちゃんは女優になっていたのです。
後味も良い作品でした。
それでもやはり・・・「ナイルに死す」が一番好きかなぁ。
「死との約束」は少し甘い気がするんだよなぁ。←負け惜しみがすぎるぞ!

老眼気味でなければアガサ・クリスティーを読み返したいなぁ。
老後の楽しみにとっておこうかな。
でも・・・登場人物が多いから・・・覚えられなかったりしてw



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CAST
勝呂武尊(野村萬斎)
本堂夫人(松坂慶子)
本堂礼一郎(山本耕史)
本堂凪子(シルビア・グラブ)
本堂主水(市原隼人)
本堂鏡子(堀田真由)
本堂絢奈(原菜乃華)
沙羅絹子(比嘉愛未)サラ・キングに相当する。
十文字幸太(坪倉由幸)ジェファーソン・コープに相当する。
飛鳥ハナ(長野里美)アマベル・ピアスに相当する。
川張大作(阿南健治)カーバリ大佐に相当する。
上杉穂波(鈴木京香)ウエストフォルム

コメント

  1. なお より:

    こんにちは
    同時期に野村萬斎の別のもやっていて勘違いして見てました(七つの会議)
    こちら(こっちを見たかった)が録画されてるのをやっと見つけて見ました。
    原作は読んだことないのですが、テレビドラマシリーズでやっていれば
    みたと思うのですが全く記憶にありませんでした。
    最後のシーンで鈴木京香の存在すら忘れて、犯人いないじゃんって見てました。前回?の黒井戸殺しはイギリスポアロのより好きです。
    もうあの話し方にも慣れましたし
    どんどんやってほしいです。

    • tarotarotarotaro より:

      なおさん、コメントありがとうございます。

      「死との約束」は映像化されていたような気がしますが・・・ワタシはよく覚えていません。
      原作は学生時代に読んだのですが。
      まさかの犯人ですよねぇ。この作品。
      あ・・・でもアガサ・クリスティーとはそういうもんか(爆)

      ワタシもまた次回に期待しています。
      三谷さん大河ドラマもあるので、次回はかなりさきかもしれませんね。