虎に翼 第70話 ネタバレ 感想~穂高先生逝く。優未がスンとしてる

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第14週「女房百日 馬二十日?」


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家庭局に穂高が訪ねてきた
気を利かせて部屋を出て行く面々
「すまなかったね。佐田君
私は古い人間だ
理想を口にしながら、現実では既存の考えから抜け出すことが出来なかった
だが君は僕とは違う。
既存の考えから飛び出して人々を救うことが出来る人間だ
心から誇りに思う。
それを伝えたかった」
「私は先生が古い人間とは思いません
尊属殺の最高裁判判決の反対意見を読みました。
昨日のことは撤回はしませんが
先生の教え子であることは心から誇りに思っています」
「ありがとう
あとは君たち若いもんに託したい」
「私、てっきり怒られるのだとばかり」
「そんなことは・・・
これ以上嫌われたくない」
「先生、私、先生の
ことを嫌いなわけじゃ・・・」
「わかっとるよ
それなりにに好いてくれてることは」
「それなりにって」
笑う寅子
「良かった。最後に笑ってスッキリした顔でお別れできそうで。
佐田君。
気を抜くな。
君もいつかは古くなる
常に自分を疑い続け
時代の先を歩き続け
立派な出がらしになってくれたまえ。」
「はい!」

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数日後、なんとか栄二と話す時間が作れた寅子
相変わらず話さない栄二に寅子が声をかける。
「どうでも良い?
そりゃどうでも良いわよね
栄二君が今抱える苦しみは
本来背負わなくてはならないものではない。
別にご両親にこだわる必要はない
もっと本音を言えばご両親にあなたを任せたくない。」
栄二が侵した罪と向き合うにも
栄二が生きて大人になるまで見守り育てることは私たち大人全員の責任だ。
親に愛されたいと思うのは自然なこと。
その場合はどちらと暮らしたいのか正直に教えて欲しい
「どっちとも暮らしたくない」
「親戚の誰かとか、あなたに優しかった大人、誰か頭に浮かぶ?」
「勝枝さん」
「勝枝さんって?」
「父さんの姉さん
ガキの頃、時々映画につれて行ってくれた。
父さんの浮気で勝枝さんが叱りつけてそれっきり
もう会うなって。」
「勝枝さんに連絡とって見ましょうか?
あなたの味方になってくれるかも」
「味方?」
「頼る大人は親である必要はないの
私はあなたがこれ以上苦しい思いをしないで済む道をあなたと探したいの」
家事部と少年部が協力して勝枝さんを探し連絡をとった。
彼女は栄二の監護者になることを承諾し、それを条件に親権は父親が持つことになった。
勝枝のおかげで窃盗事件も保護観察

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寅子が少しだけ家裁の理想に近づいた頃、穂高先生は眠ったまま穏やかに亡くなった。

夜。竹もと
寅子、桂場、ライアン、多岐川が集まる。
てんこもりのあんこと一升瓶の酒
献杯をする一同
テーブルには学生時代の桂場、ライアン、多岐川が映った穂高の写真が置かれている。
「寂しいね
偉大な先輩達が次々に旅立って」
とライアン
「だから、いつ死んでもいいように全力生ききる為に、全てを出し切るしかないのさ」
団子を頬張り酒を飲む桂場
「少しペースはやいんじゃないの?
お酒そんなに強くないでしょ」
「寂しいんだよな桂場
だってお前友達いないもんな!」
「先生の教えはとうに俺たちにしみこんでいる!
周りになんと言われようと己の描く理想を虎視眈々と進むしかない
だから泣いているヒマなんぞない!」
「あの桂場さんの理想とは?」
「決まっている、司法の独立を守ることだ!」
二度と権力好きのじじいどもに好き勝手させさない。
法の秩序に守られた平等な社会を守る!
「つまり穂高イズムだろ!!
そうだろ?佐田君。
きさま、最高裁判決の反対意見、読んだろう?」
「はい。理想のために虎視眈々です!」
「虎視眈々・・・トラコがが虎視眈々?
はははははは!!」
錯乱した(?)桂場はあんこが乗っていた皿にかぶりつき流血。
「皿くらい食わせろ!」
皿をかじる。

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穂高の反対意見は
「この度の判決は道徳の名の下に国民が皆平等であることを否定していると言わざるを得ない
法で道徳を規定するなど許せば憲法第14条は壊れてしまう
道徳は道徳。
法は法である。
今の尊属殺の規定は明らかな憲法違反である」

尊属殺の問題は20年後再び世間を賑わすことになる。
穂高を弔ったその翌朝
喪服のまま大の字で眠っている寅子
寅子を見下ろしているスンと顔した優未
優未の顔を見つめる花江
猪爪家の絆にヒビが入り始めていました

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仲直りして欲しいと思っていた穂高先生と寅子
しかし・・・まさかすぐに穂高先生が亡くなるなんて思ってもいなかったよ。
穂高先生は心残りだったんだなぁ。
で、寅子が穂高のことを信頼していたからこそ、あの反発で。
甘えていたことを許容していたのか。
寅子は撤回しなくても良いから、昨日の態度とあの行動は良くなかったとちょっとは謝罪しても良いんじゃないかと思うけど(苦笑)
ま、寅子はそんなに気が回りタイプじゃないか
なんだか小林薫さんの顔を見ていると涙が出てきてしまった。
いや~。
かっこ良かったんだよ。
今でもかっこ良いんだけど。
スタイリッシュな小林薫も素敵だけど、出がらしの小林薫さんも素敵だわ。

桂場がかじっていたのはおせんべいかなんかだと、予告を見た時思っていたんだけど・・・。
皿だった(爆)
桂場・・・熱い人なんだなぁ。

「りっぱな出がらしくれたまえ。」
出がらしになる前に、寅子は自分の家庭に目を向けなければいけないけど。

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栄二君のような気の毒な境遇の子の気持ちはわかるのに優未の気持ちはわからんのよね。
栄二君は肉親に頼れる人がいてくれて良かった。
だけどあの父ちゃんの姉がそんなにできた人だったなんて。
うっすらとしか描けなかったこの案件だけどさ。
栄二君もいじめられただろうけど、お母さんも差別は受けたはず。
戦時中は酷い差別を受けたはず。
なのにあの父親は・・・。
あんなののお姉さんがとっても良さそうな人だったのが不思議。
勝枝さん、栄二をちゃんと育てていける財力もあるのか。
ちょっと心配だけど、栄二君の笑顔が可愛かったのが救い。
「ありがとう」
と言う顔が可愛かったね。
これからも栄二はいじめられるだろう。
色眼鏡で見られることをもあるだろう。
勝枝さん頼りだよ。

しかし寅子の寝顔を見つめる優未はスンとしてたね。
来週は花江とバトル。
花江ちゃん、言ってやれ言ってやれ
直明、頑張れw
多分だけど、直明はすこ~し寅子の気持ちをおもんばかりながらも・・・。
子供達はみんな花江の味方だろう。
寅子は大黒柱だし、職場でもてはやされるが・・・そろそろその鼻っ柱を折られそうだな。

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主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」

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猪爪直人(山田忠輝)
猪爪直治(二ノ宮陸登)
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大庭梅子(平岩紙)
語り – 尾野真千子

コメント

  1. ミートゥ より:

    私も!!
    まさか昨日の今日で穂高先生から来てくれて、寅子に話す穂高先生に泣けてきましたよ…

    ティーンの娘も虎つばはずっと楽しみに見てるのですが、「穂高先生周りの話の寅子にだけ納得いかないのよ!」と笑

    あれだけ言われて、自ら出向いて謝るという穂高先生の懐の深さよ😢
    それに対して「撤回はしませんけど」を曲げない寅子の視野の狭さよ。らしいっちゃらしいんですけど、猪爪家の中で寅子以外は、みんなゆみちゃんの気持ちに気づいている訳で。

    私も来週、ゆみちゃん&花江ちゃんの反乱、とても楽しみです。

    • tarotaro tarotaro より:

      ミートゥさん、コメントありがとうございます。

      花束贈呈の花束を多岐川に押しつけ、会場から出たいった。
      あの行為だけは謝罪して欲しいですよね。
      穂高先生、大人すぎるw

      産休をとる時のあの言葉だけが許せなかったんでしょうかね~。
      なんと言って貰えたら納得出来たのでしょうか。
      ホント、寅子は視野が狭い。
      自分の周り、家庭の中。
      たくさんの家庭を見ているけれど、自分の家庭を顧みていない。

      来週、花江と優未が寅子にちゃんと指摘して欲しいですね。
      直人、直治も花江達の味方でしょう。
      直明だけはすこ~~~しだけ寅子の気持ちもわかるかな。
      一回、寅子の鼻もへし折らねばw