第52回（第9週）「なつよ、夢をあきらめるな」
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咲太郎はなんだかわからない理由で警察に捕まりすでに釈放されていた。
新宿の歌舞伎町でサンドイッチマンをしているという咲太郎を探しに行く。
客寄せにタップダンスをしている咲太郎。
その咲太郎に
「お兄ちゃん」
と近寄るなつ。
咲太郎は裏道になつを連れて行く。
「お兄ちゃん、何やってんの？」
咲太郎が進駐軍を相手にタップダンスをしていた頃のことを思い出し辛くなったなつ・
ムーランルージュを復活させるために、マダムに借金をした。
「人のために頑張らなくていい。
もっと自分のために頑張ってよ。
もう人のことはほっといてよ。」
泣き出すなつ。
そしてまたもや警察に捕まってしまう咲太郎となつ。
翌日、マダムに謝罪しているなつ。
「兄自身がちゃんと生きていない。
ワタシが東京に来たせいで。」
と思い悩むなつにマダムは
「咲ちゃんは、自分のことより人のために生きるのが好きなのよ。
そういう人もいるわよ。」
先代のマダムはムーランルージュのことは好きでは無かったが、咲太郎のことは好きだった。
ムーランルージュが無くなったとき、川村屋で雇おうとした。
咲太郎は喜んだが、結局、断った。
母親のように思っている亜矢美の居場所を作ることが咲太郎の夢。
そのために自分のやれることはやる。
「純粋すぎるくらい真っ直ぐなの。
心の中で何を求めているのか。
その答えがあなたなんじゃないかしら？」←何言ってんだかわからない（サンド富澤風）
そこに亜矢美（山口智子）が1万円を持って謝罪にきた。
今の自分の精一杯が1万円だと言う。
咲太郎の借金は自分の借金というが、マダムは断る。
「あなたが咲太郎に恋しているのはわかっている。」
と言い出す亜矢美。
「恋しちゃったらしょうが無い。」
「してませんから」
否定するマダムを無視して、なつに
「戦死されたお父様の手紙を持っている？」
そこに家族の絵が絵が描いてあった。
咲太郎はその絵を思い出しながら、自分でも家族の絵を描いて見せてくれた。
「あいつは自分で家族の絵を描いて、自分の心の支えにしてきたの。」
咲太郎の絵を見せられたなつは驚く。
「咲太郎はなつさんに迷惑をかけてる。
あいつは一生懸命生きているのよね。
それだけはわかってあげて。」
「そっくりです、
お父さんの絵にこの絵、そっっくりです。」
なつに咲太郎を責める権利あるの？
東洋映画に入社出来なかったのは咲太郎のせいかもしれないけれど、なつが咲太郎の生き方にまでダメだしする権利はあるの？
今の咲太郎をなつが責める権利がどこにあるの？
ずっと人の世話になり、その恩返しもまだできていない。
人がお膳立てしてくれたレールに運良く乗れた。
でもみんながみんなそんな運が良いわけではない。
なつは自分の運の良さ、親切な人の中で育ったことを理解しているの？
咲太郎は詐欺に遭って、借金があるんだからとりあえず金を稼がなくてはいけない。
誰もみんな夢があるわけではない。
なつは北海道で高校まで出して貰えた。
そこまで育てて貰ったのに、降って湧いたようなアニメーターになる夢を追いかけて東京にまで出して貰えた。
「柴田家はわたしの家族」
と言いながら良い子ちゃんを演じて、家から開放された。←演じてたわけではないと思うがそう見えてしまった。
自分に好意的な人のなかで何不自由なく育ったなつに何がわかる？
酪農は大変でキツかったのもしれないが、なつにとってはそれが生きる術だし、楽しんでいただろうし。
天陽なんて美しい少年にも出会ったし。←ここ重要
演劇をして青春をしていたし。
自分が夢を持てたのが嬉しくてしょうが無いのかも知れないが、なつはまだ何者でもない。
今の咲太郎を下に見てんのかもしれないけど、咲太郎にしたらサンドイッチマンが天職かもしれんよ（苦笑）
べつに犯罪者でもないのに。←何回か警察のお世話にはなっているようだけど。
人の好意に甘えて皿洗いをしているなつがサンドイッチマンをバカにできるのか？
こんな風に言うなら
「お兄ちゃんのせいで、採用試験に落ちた！」
って怒ればいいじゃん。
そのほうがずっとスッキリしたわ！！
幸せだと咲太郎の苦労はおもんばかってやれないのか？
ほんで・・・なんで”いい話風”って感じで終わったんだろうか。
咲太郎がお父さんの絵を描いていたから許したの？
お兄ちゃんの絵がなつの絵より上手なことに驚いた？
咲太郎もなつもきちんと話し合えよ。
いくら血が繋がっていても、数年ぶりに再会した二人がもう一度兄妹になるのは難しいし、時間が必要。
ああ、今日は戸田恵子さんの歌が素敵だったことだけが救いだなぁ。
アンパンマンにサンドイッチマン！なんて思っていたけれど、予想以上になつの上から目線にイラッとしちゃったわ。
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「なつぞら」感想はコチラ→☆
主題歌：スピッツ「優しいあの子」
キャスト
奥原なつ・・・・広瀬すず（幼少期：粟野咲莉）
奥原咲太郎・・・岡田将生（幼少期：渡邉蒼）
奥原千遥・・・・田中乃愛
柴田泰樹・・・・草刈正雄
柴田富士子・・・松嶋菜々子
柴田剛男・・・・藤木直人
柴田照男・・・・清原翔（幼少期：岡島遼太郎）
柴田夕見子・・・福地桃子（幼少期：荒川梨杏）
柴田明美・・・・平尾菜々花（幼少期：吉田萌果）
小畑雪之助・・・安田顕
小畑とよ・・・・高畑淳子
小畑妙子・・・・仙道敦子
小畑雪次郎・・・山田裕貴（幼少期：吉成翔太郎）
山田天陽・・・・吉沢亮（幼少期：荒井雄斗）
山田陽平・・・・犬飼貴丈（幼少期：市村涼風）
佐々岡信哉・・・工藤阿須加（子供時代：三谷麟太郎）
三橋佐知子・・・水谷果穂
野上健也・・・・近藤芳正
亀山蘭子・・・・鈴木杏樹
前島光子・・・・比嘉愛未
茂木一貞・・・・リリー・フランキー
煙カスミ・・・・戸田恵子
仲努・・・・・・井浦新
岸川亜矢美・・・山口智子
語り・・・・内村光良
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