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「私、おじい様を殺してしまったの!」
和辻与兵衛(大和田伸也)を殺したという摩子(土屋太鳳)はハイヤーで東京へ。
和辻家の面々は摩子を庇うことにしたのだ。
近所の洋食屋からグラタンをデリバリー。
医師(吉田栄作)がグラタンをチューブで与兵衛(大和田伸也)の流し込み。
死亡推定時刻を誤魔化す。
犯人は強盗の仕業に見せかける為、足跡を裏庭に残す。
アリバイ作りのためポーカーをして、強盗に気付かなかったことにした。
摩子は東京で凶器を捨てた。
翌朝、通報する。
捜査に訪れた渡辺いっけい刑事だけ、疑問に思う。
なかなか鋭い渡辺いっけいに困惑するが、なんとかやり過ごした和辻の面々。
しかし翌日もまた渡辺いっけい刑事がやってきて、次々に偽装工作が発覚。
関係者全員に与兵衛殺害の動機があったことが判明。
渡辺いっけいは和辻の面々を揺さぶる。
裏切りものがいるんだと、全員疑心暗鬼になった。
「和辻家の人間は与兵衛の遺産を相続できない」
と言い放つ渡辺いっけい。
犯人を知りつつ偽装工作を行った者は、民法891条の2「被相続人の殺人されたことを知って、これを告発せず、又は告訴しなかった者」にあたる。
摩子は、母・淑枝を庇っていた。
「絶対にお母さんを守り抜く」
しかし淑枝は本当のことを言ってしまった。
本当の犯人は・・・そこに飛び込んできた道彦(岡本健一)だった。
摩子が犯人だった場合、与兵衛の遺産を相続をできる人間がいる。
それは淑枝。
民法891条の2の但し書きには
「その者に是非の弁別がないとき、又は殺害者が自己の配偶者若しくは直系血族であったときは、この限りでない」
直系血族にあたる淑枝のみ相続可能になるのだ。
道彦の目的は摩子を犯人にし、和辻家の面々に偽装工作をさせ相続権を失わせることだった。
そうなれば淑枝が遺産を全て相続出来る。
研究のために好きでもない女と結婚した。
とうとう本性を見せた道彦は、摩子に襲いかかる。
摩子を犯人にしたまま自殺に見せかけようとする。
しかしその道彦を刺し殺す淑枝(ミポリン)。
3年後、バブルははじけ、和辻家は凋落。
しかし摩子は成功していた。
ただ母とは一度も会っていないと言う。
期待していなかったけれど、面白かったなぁ。
少なくとも菅野美穂版の「Wの悲劇」より面白かった。
この作品を連ドラにした武井咲版は見ていないけれど、こんな薄い話を連ドラにどうやって膨らませたのか。
1時間30分。
ちょうど良い長さだったね。
時代も昭和63年にしたのも良かったかもね。
原作は昭和57年だけど、ま、良いんじゃないでしょうか。
ミポリンが夫(岡本健一)を刺し殺したあとに「しまった!」と飛び込んでくる渡辺いっけいは、金田一のオマージュか!←違う
キャスティングも良かったかも。
みんな胡散臭い役がお似合いよ!!!
土屋太鳳ちゃんは、元気いっぱいの空気が読めない役より、押さえた感じの役のほうが良いねぇ。
平成より昭和のお嬢さんのほうが似合っている。
ちょっと滑舌の悪さは気になったけれど。
あと・・・ま・・・旧・ミムラと土屋太鳳が先輩後輩ってちょっと無理があるなぁ。
先生と弟子くらいが良さそうですが。
ただ・・・ミポリンと岡本健一はどうでしょう?
ま、この作品。母親が毒なのは言わずもがなですが・・・。
男運悪いなぁ。
で、この二人。
この二人だけちょっと浮いていたような気がしないでもない。
岡本健一がペラペラと種明かししてくれるのも親切だったね。
土屋太鳳を自殺に見せかける・・・ってもう無理があったもんね。
春生(ミムラ)さんは飛び込んくるし、ミポリンも許さないだろうし(苦笑)
初めて原作を読んだときも思ったんだけど、よく出来ている話だなぁって思うよ。
山村美紗さんが夏樹静子さんにすご~~~く嫉妬していて、夏樹静子さんのドラマに出た俳優には、ちょっと「嫌味」を言ったりしていたらしい。←山城新伍情報(古いなw)
女流小説家もバチバチだったんだなぁ。
NHKはやっぱり上手くまとめるんだねぇ。
大河ドラマも頑張れ!!
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キャスト
土屋太鳳,中山美穂,美村里江,鶴見辰吾,松本岳,大和田伸也,吉田栄作,渡辺いっけい,岡本健一,夏木マリ,生島勇輝,斉藤陽一郎,浅見小四郎,井下宣久,松嶋健太,福井博章,宮澤寿,山本康平,渡辺真妃,
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