『カムカムエヴリバディ』 第15回 ネタバレ 感想~祝、結婚。デレデレの二人に束の間の幸せ

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 第3週 「1942ー1943」

あらすじはコチラ→

千吉は稔を岡山駅まで迎えにきた。
「なんでこんなに急かすんですか?」
「先方がお待ちじゃ」
千吉が稔を連れてきたのは神社。
そこには安子が手を合わせていた
「稔。あの人がお前の祝言の相手じゃ。」
驚く安子と稔
「安子さん。
先日は名乗りもせず失敬しました
稔の父です
勇から聞きました
毎日この時間にここで稔の無事を祈願して下さっていると」
「父さん
これは一体どういう事です。」
「縁談は取りやめにした
頭下げ手謝ってわかって貰った
「父さんはそれでえんですか」
「こねだたちばなを訪ねて安子さんと会うた。
なるほどおめえや勇の言うとおりええお嬢さんだ
たちばなも小さい菓子屋だけど堅実なええ商いをしている
まだまだ未熟のお前を支えるにはこういう家に育ったお嬢さんだ
心からそねえ思った」
安子に向かい頭を下げる千吉
稔の肩を叩き立ち去る千吉
千吉の後姿に頭を下げ。安子に向き直る稔
「安子ちゃん
僕と結婚して下さい」
何度もうなずく安子
「はい」
安子の涙をハンカチで拭く稔
「兄さん」
「勇」
「おめでとう。」
「ありがとう。」
「あんこ。おめでとう!」
「ありがとう。
ありがとう!勇ちゃん。」



雉間家
「母さん
安子さんです。」
稔の母・美都里は縁側で皆に背を向けて座っている。
「いつまでそねに拗ねとるんじゃ。
お前は安子さんが気に入らないわけじゃない。
相手が誰であっても稔をとられとうないだけじゃ」
と千吉。
座敷を出て美都里のそばに控える安子
「私、自転車に乗れませんでした。
しゃあけど今は乗れます
稔さんが教えてくださてて毎日練習したからです
時間はかかるかもしれませんけど
ええ嫁になれるよう頑張ります。
どうか宜しくお願いします」
「嫌よ
じゃけど、稔が心残りのまま戦地に行ってしまうのはもっと嫌」
かんざしを外し床におく美都里
「私の嫁入りの時に雉真の義母から頂いたかんざし・
粗末な身なりで婚礼の写真におさまられたら恥じゃからね」
「ありがとうございます
どうぞよろしゅうお願い致します



橘家
「安子さんと結婚させて下さい。お願いします」
「ふつつかな娘ですが、稔くん、安子をよろしゅうお願いします」
頭を下げる金太、小しず、ひさ。
「ありがとうございます。」
稔と安子が頭を下げる
「おじいさまの喪の明けんうちに
こないな要件で伺い申し訳ありません」
「おじいちゃんも喜びよる!」
と祖母・ひさ
仏壇の杵太郎を見る安子
「安子、えかったなぁ」
小しずが声をかけた。

忌中ということもあり祝言は簡素に行われました
安子は雉間家で同居生活が始まる。
安子の働きぶりは女中たちも感心するほど。
稔と安子は並んで朝食を食べるがニヤニヤ。
「安子、今日、一緒に出掛けよう」
「お掃除と洗濯が終わったら・・・」
「そんなことはええ」
と言う稔
美都里が
「いけません。婦人会の集まりもある」
と口を挟むも千吉が一緒にいられる時間もないのだから二人で出掛けなさいと声をかけた。



二人が向かったのはディッパーマウスブルース。
出っ歯口の憂鬱。
マスターが本物のコーヒーをいれてくれた。
輸入停止前の在庫で少々古い在庫だが、特別な時だけいれると決めていた。
「おめでとう
私も嬉しいよ。
子供は作ってから行けよ」
と言われ二人は慌てる。
「健一は独り身のまま行ったからの。
せめて孫でもおったら
わしも気が紛れた」

帰り道、神社にお参りする二人
「子供・・・授かるとええな。
安子覚えとるかな。
いつか話しとったこと。
雉真の製品を欧米と取引するんが僕の夢じゃというたこと」
「はい覚えております。」
「早よう戦争が終わって欲しい
どこの国とも自由にいききできる
どこの国の音楽でも自由に聴ける
自由に演奏できる
僕らの子供にゃそんな世界を生きて欲しい
ひなたの道を歩いてほしい」
「はい。子供の名前は稔さんがつけてくださいね」
気が早いなぁと笑う稔だが
「実はもう決めとるんじゃ」
「男の子か女の子かわからんのに?
「男の子でも、おなごでも、外国でも通用する名前じゃ」
教えて欲しいと言う安子に顔を寄せて
「秘密じゃ」
と稔が笑う。
稔を追いかけて教えて下さいと笑う安子
安子を抱きしめる稔
「生まれてからのお楽しみじゃ。」
「はい」
手を繋ぎ歩いていく二人
安子と稔が一緒に暮らせたのはほんのひと月でした
短いけれど幸せな日々でした。



幽霊になっても喜び踊る大和田伸也を想像できる不思議w
本来ならもっとじっくり二人の婚姻を見届けたい気持ちもあった。
稔の男気を見たい気持ちだってある。
しかし・・・この後、明らかに安子は苦難の道を行く。
そう思うと。。。このマッハ展開も気にならない。
ってか、この後、安子の娘、孫の物語になると思うと・・・。
「おしん」じゃないけど、娘と孫の回想みたいなもんだと思えば。
ま、「おしん」の場合は自分のこれまでの人生を孫に語るわけですが。

そして勇。
プロポーズを陰から見ていたのか。
勇・・・なんで自分から傷つきに行くんよ。
昨日はあんなに存在感があったのに、今日は完璧なモブじゃないか。
勇、不憫。

銀行頭取が本当に納得してくれたのかはわからんが。
「話してわかってもらった」わけないと思うんじゃがw
雉真は他の方法で資金調達したと脳内で変換することにした。
まぁ、銀行頭取のお嬢さんも1ヶ月もせんうちに戦地に向かう婿を貰うよりもっと良い相手がいるだろう。




稔、出血大サービスだわな。
安子ちゃんって呼び方が好きだったのに。
安子と呼び捨てになっちゃった。
新婚の二人が初々しくて可愛いなぁ。
約束のディッパーマウスブルースにも二人で報告できたし。
最後のイチャイチャはさすがアイドルだ。
なんだ「秘密じゃ」って言い方は!
そして安子のまとわりつき方も秀逸!
ああ、でも来週は「1943-1945」。
この2年、稔がいないこの2年はしんどそう。
岡山の中心地だもんね、多分。
空襲は酷かっただろうに。



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主題歌:「アルデバラン」AI

キャスト
橘安子(上白石萌音/幼少期:網本唯舞葵)
雉真るい(深津絵里)
ひなた(川栄李奈)
橘家の人々
橘金太(甲本雅裕)
橘小しず(西田尚美)
橘算太(濱田岳)
橘杵太郎(大和田伸也)
橘ひさ(鷲尾真知子)
雉真稔(松村北斗)
雉真勇(村上虹郎/幼少期:藤原詩音)
雉真千吉(段田安則)
雉真美都里(YOU)
柳沢定一(世良公則)
柳沢健一(前野朋哉)

語り(城田優)

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