「嫉妬」 ネタバレ感想~なぜこの作品を映像化しようとしたのか?

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夫と似た雑誌記者・鈴田雄一郎(原田泰造・2役)と夫の死の真相を調べることにした野口姿津花(檀れい)。
銀座の高級クラブのママ・永井文奈(国仲涼子)が持って来た香典は、刑事・城所良一(中村梅雀)に渡す。
国仲涼子のママが襲われた!
香典袋の札から事件関係者の指紋が見つかった。
檀れいは国仲涼子の蝶の指輪が気になる。
夫も調べていたらしい。
夫の妹・トリンドル玲奈はなんと夫の会社で社長・榎木孝明社長の秘書になり、愛人にもなったもよう。
国仲涼子は退院し、岡村(榎木孝明)社長に刃物を向けていたところに乗り込む檀れい。
「夫はなたのことなんてなんとも思ってなかった。
岡村の不正を暴くためにあなたの誘いにのるふりをしただけよ!」
「聞き捨てならんな。
俺をだれだと思っているんだ!」
と怒る榎木孝明。
「ついにボロを出したな!」
雑誌記者・鈴田雄一郎(原田泰造・2役)もやってきた。
檀れいは記者の泰造にも文句!
「前々から夫が危ないと知りながらそれを止めようとしなかったんですね!」
急にたじろぐ記者の泰造は、妻を榎木孝明に寝取られたことを不満に思っていた。←なんやそのしょうもない理由は!
そして檀れい夫妻を利用した。←記者の泰造の執念がすごい。
中村梅雀刑事も登場。
檀れいを利用した記者の泰造を叱責。



会社の金を横領していたのは榎木孝明。
国仲涼子は昔ヤクザと付き合っていたが榎木孝明に助けられ頭が上がらなかった。←雑な設定!
利用されるのはもう嫌だった。
デタラメな領収書を書かせて、会社の金を横領。←セコい・・・・。
その上、檀れい夫を心中に見せかけて殺すように指示をしたのも榎木孝明だった。
国仲涼子を責める檀れい。
「好きだから殺すしかなかったのよ!
永遠に高史はわたしのもの!」←本気だったらしいよ、夫泰造に!
でも死にきれず、高史に息が合った。
だけど見殺しにした。
高史は
「姿津花・・・姿津花・・・助けて」
と妻の名前を呼んでいたからだ。
「まさか嫉妬で見殺しにしたの?
死んだらなにも高史しを返してよ!」
「その言葉を聞きたかったのよ!」
「それであなたはなんかを手に入れたの?」
「なにもないわ
ワタシはあなたと違ってもともとから何もないの!」



エンディングは梅雀刑事が死んだ妻の思い出話をして・・・。
あ・・手塚とおるは夫・泰造の手柄を横取りするつもりだったこと。
泰造は社長の横領を突き止めれば出世できると手塚とおるに言われていたらしいこと。←手塚とおるについて行こうと思う時点で出世できないんじゃね?
国仲涼子を襲ったのは前のクラブのママだったことも梅雀刑事の調べでわかりました。
檀れいは嫉妬からはなにも産まれないから誰にも嫉妬せず。
んでもって、檀れいは就活しておりました!
あのマンションに住み続ける勇気に感服!!

なんでこの作品を今更映像化しようとしたんですかね。
藤本義一の作品って・・・そんなに流行ったんでしょうか。
漫才コンクールで審査員していた記憶しかない。
しかもけっこう偉そうなこと言うて、明石家さんま、島田紳助、ダウンタウンをこき下ろしていたけど・・・(苦笑)

1971年の岩下志麻・浅丘ルリ子の映画は流行ったんですかねぇ。
あらすじを見る限り、あらすじは・・・藤本義一はエロ小説家と聞いたことがあるんですが・・・映画はそういう作品だったみたいですね。
岩下さんや浅丘さんがご出演なのでマイルドではあるんでしょうけど。
夫泰造の妹が社長の愛人になるのは映画と同じ。
しかも妹は社長と心中!
だけど主人公は若い男の体が欲しくなる。。。夫の会社の若い社員と寝たりするんだねぇ。映画では。
あらすじを文字で見る限り、映画もそこまで面白くはなさそうだ。
しかし岩下志麻と浅丘ルリ子ですから・・・迫力はあったでしょう。
檀れいや国仲涼子の年齢より当時はお二人とも若かったでしょうが・・・・。
迫力はあったでしょうね、昭和の大女優ですもの。



最後まで見ても・・・なぜこの作品をわざわざ映像化したのかわからない。
これが松本清張ならわかるんだけどさ。

心中のシーンも、睡眠薬は錠剤だったよ?
錠剤を水割りにどうやって溶かしたの?
新聞記者が泰造の二役ってのもよくわからんよ。
雰囲気が似ているどころか、まったく夫と同じ顔なんだし。
これに気づかないなんて、夫のことを愛してなかったでしょう。

とにかく・・・なんでこれを今更ドラマ化?
この謎に尽きる。

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キャスト
野口姿津花・志村実里/檀れい
永井文奈/国仲涼子
銀座のクラブ『紫嶺』のママ。姿津花の夫・高史と心中して自分だけ生き残った。
野口聖子/トリンドル玲奈
野口時江/藤田弓子
岡村忠行/榎木孝明
佐伯信勝/手塚とおる
城所良一/中村梅雀
鈴田雄一郎/原田泰造
野口高史/原田泰造(2役)

コメント

  1. なお より:

    藤本義一…久々に聞きました、この名前。
    色んな意味で面白すぎました。
    原田泰造2役で、本人が生きてるのかと思ったのですが…
    旦那さんと同じ顔の他人ということで
    よかったんでしょうか?

    榎木孝明悪役多くなりましたね

    • tarotaro tarotaro より:

      なおさん、コメントありがとうございます。

      藤本義一ってい関西圏でなくても知られている作家だったんですねw
      私はつねに文句を言っているところしか知らなくて、亡くなったときに作家だと知ったぐらいで。
      奥さんもよくテレビに出ておられましたが、夫の七光ででていたのかしら??
      原田泰造と同じ顔の人と出会っているのにみんななぜ突っ込まないんだろう。
      ビビらないんだろうって思いますよねぇ。
      あらすじみたら”雰囲気が似ている”と書かれていて。。。雰囲気!?それだけ?みたいな(苦笑)

      榎木孝明も中村俊輔も光彦でなくなったら、悪人になるのかも?
      その点、沢村一樹は持ちこたえてますね。
      事務所の大きさなんでしょうかw