「BORDER 贖罪」ネタバレ 感想~ダークヒーロー誕生。

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ドラマスペシャル「BORDER 贖罪」
さて・・・復習。
感想はコチラ
「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~ 前篇」 ネタバレ 感想
「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~ 後篇」 ネタバレ 感想
連続ドラマの感想はこちら
Borderラインは超えた。超えすぎた。思いもよらない結末。ネタバレ感想~BORDER 最終話 「越境」 

大森南朋はで8歳の子どもを誘拐して殺害した犯人。
しかし証拠がつかめずに逮捕ができない。
子供の遺体が火葬されるのを見て、大森南朋追い詰めた小栗旬。
「私が絶対的な悪を為す。そして、あなたは中途半端な正義を実践しようとして、常に私に敗北する」
挑発された小栗旬は、とうとう大森南朋を屋上から落としてしまった。
大森南朋の死体を確認。
死んだはずの大森南朋が小栗旬の肩に手をかけ「こちらの世界へようこそ」で終了。

BORDERを超えた人間が殺人犯になり、小栗旬もBORDERを超えてしまったのだと思ったんだけど・・・。

連続ドラマのラストが秀逸だったので、「続編なんてなくて良い」って思っていたんだけど、原作者は、「もう続きができている。」とおっしゃっていたんですよねぇ。
まさか3年後に続編がくるなんて。

そしてこのドラマで「小栗旬、かっこよい!」と思ったのと、「芝居がうまいねぇ」と思ったのでした。
連続ドラマ時代は、小栗旬のスーツの色が初回はグレーだったのに、最終回に向かうにつれ、だんだんダークな色になっていったんだよねぇ。
全身白スーツがヤクザみたいな國村さんはその小栗旬との対比なのかしら?




あらすじ

「死者と対話できる」という特殊能力を得た刑事・石川安吾(小栗旬)は、完全犯罪を成す“絶対的な悪”=安藤(大森南朋)と対峙し、正義と悪の境界線で究極の選択を迫られる。 新たな運命を背負わされた石川の前に、新たな死者・真実(中村ゆりか)が現れる。「わたしを殺した犯人を捕まえてください!」という死者の想いを受け、再び石川が取った予想外の行動とは…。 石川の運命が再び動き出し、物語は伝説のラストへ!!【HPからの引用】

初っ端からずっと、大森南朋にストーカーされる小栗旬
殺した相手が話しかけてくる上に、ストーカーのようにつきまとう。
最悪だなぁ。

とりあえず・・・・「満島真之介の事件」から。

満島真之介に殺害された女性・中村ゆりかは、石巻出身で天涯孤独だった。
デパートの販売員で、満島真之介が客だった。
最初は優しかった満島真之介だが、天涯孤独の女性だと知り、結婚をちらつかせ金を借りる。
そして殺されてしまった。

満島真之介は、遺体さえ見つからなければ捕まらないと高をくくっていた。
なかなか遺体を見つけられなかったが、満島真之介の部屋にペットの毛があったことを不審に思う小栗旬。
満島真之介は旅行に行く近所の住民のペットの世のために鍵を預かっていた。
遺体はその部屋に隠してあった。
他にも女がいた満島真之介は、女に遺体を運ばせた。
満島真之介の車にはGPSを仕込んだ小栗旬。
遺体を見て楽しそうな満島真之介にのところへ、警察官がやってきた。
満島真之介の遺体遺棄未遂の一部始終は、リアルタイム中継されていた!

狂ったように笑いが止まらない満島真之介。
シリアルキラーだったのか!!!他にも被害者がいそうだ!!
遺体を運ばされた女性も殺されるとこだったんだろう・・・。

++++++

【大森南朋の事件】

大森南朋が名乗っていた「安藤」という名前は、全くの別人だった。
限りなく黒に近い大森南朋。

満島真之介の事件解決後、監察官と言うより、アウトレイジな監察官・國村隼との対決。
事件を片付けて、帰ってきたら自首するつもりだったはずの小栗旬。
しかし「チーム闇」(古田新太&サイガー&滝藤賢一)が偽装工作をしていた。

目撃者をでっちあげ、大森南朋の事件の目撃証言までしちゃった。
自白するかどうかは小栗旬次第。

そして小栗旬は・・・・・殺しを否認。

「あの日、大森南朋に自白を迫った。
屋上で話がしたいと言い出した。
屋上で自白をし始めた。
すべてを話し終わったあと、大森南朋は・・・。
”わたしは償いきれない罪を犯してしまった。
 死んでお詫びをしたい”
と言って、私を見つめたまま自ら見を投げ出してしまった。
私はショックを受けた。」

もちろん目撃者は大森南朋が自ら落ちていったと証言していた。
そして大森南朋が容疑者であった少年誘拐殺人事件も、大森南朋が少年を連れているのを見たという目撃者情報があがった。

「これであなたを取り調べる必要はなくなった」

と國村旬。

取り調べの様子を見ていた大森南朋は

「改めていいます。
こちらの世界へようこそ。」

と小栗旬に声をかける。

國村旬は、間違いなく小栗旬が大森南朋を殺害したと確信。

++++++

小栗旬はチーム闇社会のアジトへ

「なぜ俺を助けた?」
と小栗旬。

「僕達の白馬に乗った騎士」
「僕達の信用した警察官」

サイガー(野間口徹&浜野謙太)たちが言う。

「あなたがただの人殺しだとしたら、私達が抹殺する。
あなた(小栗旬)は、闇の世界に住む私達の希望であり続けなくちゃならない。」

+++++

またまた挑発に現れた幽霊・大森南朋。

「(大森南朋に)感謝している。
正義に押しつぶされそうになっていた。
光の世界にいながら闇の仕事をしていた。
お前という通過儀礼で、完全に闇の世界の人間になった。
俺はそのことに不思議と開放感を感じているんだ。」

「負け惜しみを言うなよ。」

「闇の世界の人間として、死者の魂を救う。
やがて時がきたら、俺の犯したすべての罪を償う。
お前の犯した罪は消えることはない。
ただ同じ世界の人間としていつかお前に安かな眠りが訪れることを祈っている。」

「あんたは本当に背負ったものに気づいていない。
その能力は、また私のような人間を呼び寄せる。
その時のあなたを見守れないのは本当に残念です。
楽しかったです。
さようなら。」



面白かったなぁ~。

同じように曖昧なラストだった「CRYSIS」よりずっと。

見せ方がフジテレビよりテレビ朝日のほうがうまいのかも。

小栗旬は何も救われてない。
なんか・・・グレーゾーンだった。
んでもって、スーツの色もグレーに戻っていたしね。

監察官の國村隼は、小栗旬が殺害したと確信を持っていたので・・・。

「BORDER season2」放送決定!

とか

「映画化決定」

とか告知がでるんじゃないかと思っていたけど、なかった。
でもコレ、続編があってもおかしくない終わり方だよねぇ。

「相棒」より面白いと思うんだけど。

チーム闇社会は、一癖も二癖もある人物だらけで・・・ワタシ好みの俳優だらけで!
でも敵に回すと怖いよね~。
もっと一人ひとりの背景を見てみたいし、この4人だけでもスピンオフが作れそう。

でやっぱり、オグリッシュ!
いいわねぇ。
背が高くて小さい顔ってだけでかっこよいのに、声も良いw
ずっとやつれてたねぇ。
もう、ホント、つらそうだった。
大森南朋を殺害したシーンでは、顔も青かった。
ジーンズが好きでチャーハンが好きな小栗旬が、合間合間に挟み込まれるから(CM)余計につらそうに見えたよねぇ。

ほんでもって、今回はあまり出演シーンも少なかったけれど、青木崇高も良かった!
「ちかえもん」が一番好きだけど、この青木崇高も良いんだよねぇ。

今回は、幽霊が渋滞していて、一人現れると一人は消えるということを知ったわw

そして・・・満島真之介はシリアルキラーがよく似合う。
CMにちょいちょいお姉ちゃんが出てきて、いつも陽気な真之介を思い出しちゃったけど~。
なんでしょ、あの濃い顔は犯罪者顔何でしょうかw
あぁ、ホントに面白かったな~!!!

やっぱりやっぱり・・・続編希望。
映画ではなく、じっくり見たいよ~~~~!

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前作はコチラ

CAST
石川安吾(いしかわ・あんご)………小栗旬
警視庁捜査一課第二強行犯捜査・殺人犯捜査第4係第一班の刑事。独身。野心家であり努力家。兄が自殺した時に政治学者である父親が吐き捨てた言葉に反発心を募らせ、敢えて父が嫌う警察官になった。観察眼に長け、頭の回転も速く、勘が鋭い。また、体力もあり、柔剣道、逮捕術も一通りこなせる。異例の昇進を遂げて本庁捜査一課の刑事となったが、ある銃撃事件で頭部に被弾。銃弾は頭部に残ったまま、脳底動脈近くに留まっており、そのために脳の未知の領域が覚醒したのか、死体の残留思念と交信するという特殊能力を身につける。事件の被害者である死者から証言を聞き出し、事件を解決しようと奔走。だが、正義を貫こうとする思いが強まれば強まるほど、証拠ねつ造など裏工作に手を染めることに…。己では歯止めが利かないほど、正義と悪の境界線で大きく揺れ動く。

立花雄馬(たちばな・ゆうま)………青木崇高
警視庁捜査一課第二強行犯捜査・殺人犯捜査第4係第一班の刑事。独身。警察官一家に生まれたため、警察官という職業に対して過剰なプライドを持っている。強すぎる正義感をもてあまし、融通が利かない一面も。また、本庁捜査一課に配属されたのは、警視庁にいる親戚のコネだと思い、密かにコンプレックスを抱いている。そのため、自分の能力を証明しようと躍起になって捜査に取り組み、同僚である石川に強いライバル心を抱いていたが、捜査を共にするうちに絆が生まれていった。

比嘉ミカ(ひが・みか)………波瑠
警視庁刑事部の特別検視官。母子家庭だが、母に愛情深く育てられた。もともと内科医を目指していたが、大学在学中に法医学の面白さに目覚め、法医学の権威・柳田教授の助手に。その類まれなる観察眼と直観力に目を付けた警察庁関係者から何度も入庁を請われていた。教授の退官を機に、準キャリアとして入庁。現場捜査に加わり、鑑識の技術と認知科学を併用した捜査を行う。科学を信奉しているが、科学では解明できない領域があることも認めている。石川の特殊能力に薄々気づくと同時に、刑事としての石川を認め、しばしば単独で捜査する彼に協力する。

市倉卓司(いちくら・たくじ)………遠藤憲一
警視庁捜査一課第二強行犯捜査・殺人犯捜査第4係第一班の班長で、石川の上司。子どものころに見た正義のヒーローものへの憧れを捨てきれず、警察官になった。嘘を見抜くのが得意。また、飄々と捜査を進めていくため、警戒心を持たれにくい。石川の能力を買っており、独断専行型の捜査も半ば放任している。石川が協力を要請する情報屋などは、もともと市倉の人脈によるもの。ピュアな正義感が根底にある一方で、清濁併せ呑む捜査をする。私生活では、妻と一人息子をもつ父親。

情報屋 赤井(あかい)………古田新太
石川からの危険な依頼にも積極的に対応する情報屋。大学卒業後、外資系の大手金融機関などを転々とし、退職後は投資組合などを作っては、情報を駆使してかなりの富を得た。だが、妻の浮気が原因で傷害事件を起こし、表の世界からドロップアウト。現在は新橋近くの飲み屋を“オフィス”とし、多種多様な情報を扱っている。だが、その過去を知るものは極めて少なく、本名も赤井ではない。決定的に人間不信ではあるが、石川には何かを感じて協力する。また、皮肉屋だが、憎めない愛嬌も持ち合わせている。

便利屋 スズキ………滝藤賢一
石川に何か特別なものを感じ、協力するようになった便利屋。高校卒業後に10以上の職業を転々とした後、興信所の調査員に。それを契機に裏社会を熟知するようになり、盗聴やピッキングなど、裏の技術を身につける。そんなスズキが制作した高性能の盗聴器は評判で、違法捜査に利用しようとする刑事の客もつくようになり、アンタッチャブルな存在に…。汚い世界を見すぎて、厭世的になりつつある。ちなみに、本名はスズキではない。

ガーファンクル………野間口徹
サイモンとタッグを組む天才型ハッカー。幼少期のIQテストで180を記録し、将来を嘱望されたが、本人は破壊行為にしか興味がなく、優等生を装う裏でハッキング行為に没頭。16歳の時に爆弾製造の裏サイトを巡回していた覆面捜査官と交流を持ち、逮捕された。少年院で出会ったサイモンと意気投合し、出所後は2人で形だけの「S&G行政書士事務所」を開き、裏でハッカー業を行っている。社交性があって窓口の役割を担う一方、大人のことは信用していないが、赤井の紹介で知り合った石川には警戒心を解いている。

サイモン………浜野謙太
ガーファンクルとタッグを組むハッカー。風俗業勤務の母の手ひとつで育てられた。友達がおらず、唯一の友だったラップトップ・パソコンを使って、「仕事人」の通り名でハッキングの世界に没頭。16歳で伝説的ハッカーとなった。その後、暴力の絶えなかった母の愛人を刺し、殺人未遂で少年院送りに。ガーファンクルと出会い、出所後は2人で形だけの「S&G行政書士事務所」を開き、裏でハッカー業を行っている。ガーファンクル同様、大人を信用していないが、赤井の紹介で知り合った石川には警戒心を解いている。

安藤周夫(あんどう・ちかお)………大森南朋
一見善良そうに見える顔の裏で、“絶対的な悪”を体現する犯罪者。あるとき、8歳の子どもを誘拐して殺害。その事件を追う石川と対峙した。正義を為そうとする石川に対し、「私が絶対的な悪を為す。そして、あなたは中途半端な正義を実践しようとして、常に私に敗北する」と言い放ち、その後も畳みかけるように挑発。石川に、究極の正義と悪を問い、極限の選択を迫り続けるが…。

原口知幸(はらぐち・ともゆき)………満島真之介
見栄えもよく、堂々とした雰囲気を持つ謎の人物。ある事件に関して、重要な捜査対象となる。

須藤真実(すどう・まみ)………中村ゆりか
ある殺人事件の被害者。死者として現れる。

久高喬(くだか・たけし)………國村隼
警視庁の監察管理官。温厚で人望もあり、庁内では人格者として通っている。常に柔和な顔つきで人に接するが、実は鋭い観察眼を隠し持っている。

コメント

  1. 二階堂 より:

    たろたろさん、こんにちは。

    最終回の衝撃がいまだに心に刻まれているドラマです。
    続編はないと思っていたし、変に続編を作られたら萎えるかもーと思っていたけれど、見ごたえありましたね。

    連ドラのラストは救いようがない終わり方で非常に怖かったですが、この続編で、私の心も救われました。

    闇の正義。
    ありだと思います。

    やっぱり小栗旬はすごいです。

    • tarotaro tarotaro より:

      二階堂さん、書き込みありがとうございます。

      最終回は衝撃的でしたよね。
      回収されていないエピはあったものの、あの終わり方で良かったかも?と思っていたので、楽しみにしつつ、がっかりしたらどうしようとも思っていましました。

      闇の正義はダークカイトと違って良いですよね。
      強情的に逮捕されるんですから。
      小栗旬はこの役がしんどいらしいでのすが・・・そりゃしんどいでしょうね。
      少なくともこのSPドラマはずっと憔悴仕切ってましたもんね・・。
      波瑠ちゃんや青木崇高は3年前より忙しくなっていると思うので、集まるのは大変かもしれませんが、また見たいですよねぇ。
      視聴率次第でしょうか?
      野球と陸王と視聴率を分け合っていたとしたら・・・残念です。