虎に翼 第51話 ﾈﾀﾊﾞﾚ 感想～轟が花岡に惚れていた！驚愕の展開

第11週「女子と小人は養い難し?」

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「花岡が死んだ。あいつ、餓死したらしい。いっさい闇買いもしないで、栄養失調になって倒れて、そのまま」
花岡判事の死は法曹界の人間だけではなく世間にも衝撃を与え、新聞やラジオでも報道された。

夜の盛り場、地べたに座り酒をラッパ飲みする轟
うとうとする轟を蹴飛ばす通行人。
「だれだ！」
通行人はよね
焼け残ったカフェー燈台
よねに続き轟が入ってくる
コップを差し出すよねの腕には火傷のあとがあった。
「空襲か？」
「ああ、ここのマスターは焼け死んだ
知った顔がずいぶんいなくなった
今は法律相談のまねごとをして食いつないでいる
読んだか？新憲法」
「ああ」
「ずっとこれが欲しかったんだ。
私たち。
男も女も人種も家柄も貧乏人も金持ちも上も下もなく横並びである
それが大前提で当たり前の世の中が。」
「欲しかったという割に嬉しくなさそうだな。」
「これは自分たちの手で手に入れたかったものだ
戦争なんかのおかげでなく」
うなずく轟

「残念だったな。花岡。」
轟の手にくしゃくしゃの新聞
「しかたあるまい。
それがあいつの選んだ道ならば。」
「死んだ相手に強がって何になる？」
「強がる？
何だよ。急に。」
「惚れたんだろ。花岡に
花岡と最後に会った時そう思った。」
「お前、何をバカなこと言ってんだ」
「バカなことじゃないだろ
惚れた腫れたはカフェで死ぬほど見てきたから
白黒つけたいわけでも、白状させたいわけでもない。
腹が立ったなら謝る
ただ私の前では強がる意味はない
そう言いたかっただけだ」
「俺にもよくわからない」
「そうか」
「でも、もしあいつがいなかったら、俺は弁護士を目指していなかった。
花岡が帝大を諦めて、明律大で共に学べると知った時は嬉しかった
佐田と添い遂げることに怖じ気ついて別の女と一緒になった時は腹が立った
あの戦争のさなか、あいつが判事になって兵隊に取られずにすむと思うと嬉しかった。
あいつのいる日本へ生きて帰りたいと思えた」
泣き声で続ける轟
「でも俺がずっと前から知ってる
真面目で優しくて不器用がすぎる
花岡ならやりかねんとあいつらしいと。」
轟の横にいるよね

夜、民事局に一人いる寅子。
桂場とライアンが入ってきた。
二人は今から飲みに行くから寅子も来ないとかライアン。
寅子は娘が待っているのでと断る
「もうメソメソするな。
我々があいつのためにすることは泣く事じゃない」
桂場は寅子にそう言って出て行く。
ライアンも後に続く

昼の噴水公園
「佐賀に帰らないのか。
墓参り」
「どこで祈ろうと届くだろ
骨がある場所じゃないと届かないなんて、死んでいった仲間たちが浮かばれない」
いつもの場所で黙祷
「これからどうするんだ？」
「まぁなんとかするさ。」
「腹が立つが私はまだ何物でもない
今の私じゃいくら助けを求められても出来ることには限りがある。
だから
一緒にやらないか。弁護士事務所」

手を差し出すよね
「どうせやることもないなら人助けでもしろよ
弁護士資格の持ち腐れになるなら」
握手する轟
「誘い方が回りくどいぞ」
「黙れ
さっさと帰るぞ
私は忙しいんだ」
「その口の利き方なんとかならないのか！」
もう一度ベンチを見つめよねと去っていく轟

入れ替わりに弁当を手に寅子がやってきた。
傷痍軍人の缶にお金を入れる
いつものベンチに座り、弁当を開ける
「頂きます。」

轟とよね、久しぶり！
だけど、いきなりのBLてか、LGBTの告白。
ま、轟は自分にもよくわかってないけど。
ワタシはよねさんがそこに気付くのがすごいなと思うんですけど。
男装したよねと花岡に友情以上の気持ちを持っていたかもしれない轟と。
バディになって弁護士事務所か。

花岡と轟は幼なじみで熱い友情で結ばれていたと思っていたからビックリよ。
生きていたことよりビックリよ。
これ･･･ちょっと今のところ、飲み込めていないｗ
ええ･･･って思っているのは事実。
しかしここで結論は出せないなぁ。
多様性だけでは片付けたくないし、なにかこの先にもこれが必要な展開だと思える何かがありそうだし。
しかしアンチが騒ぎそうなネタを投下しちゃったなぁ。
またアンチタグがトレンドにあがりそうだなぁ（苦笑）

それでも判事だから戦争にいかなくて済んだ･･･ってところは、ああそうだったと。
轟は花岡のことが好きでも判事ではなく弁護士を選んだ。
能力的な問題だったのかもしれないけれど、轟も判事になっていたら･･･餓死してたかもなぁ。
あと･･･轟は「佐田」ではなく「猪爪」と呼んで欲しかったなぁ。
猪爪って苗字、ワタシ、好きだわ～～～ｗ

よねはまだ試験に受かっていない。
ってか試験が廃止されているから。
しかしマスター。
死んじゃったのか。
燈台がしっかり残っているところを見ると、マスターは避難していなければ、燈台にいれば生き残ったような気がするなぁ。
で、あの店はよねが引き継いでよいものなのか？

よねは惚れた腫れたに敏感。
寅子が好きだと言い出さないとは思うけど。
よねの惚れた腫れたはあるんだろうか。
轟は･･･？

なんだか意外な展開と、今のよねを見ていると、やっぱり寅子を許さないんじゃないかと。
そこも轟がフォローしてくれる。
バランサーになってくれると信じてるぜ。
自分が持っていない資格を持っているのに投げ出した寅子を。
でも投げ出したとは違うんだよなぁ。
生理痛の重い軽いがあるように、妊娠中だってホルモンバランスが･･･。
あと貧血が･･･
やる気があっても追いつかないことってあるよ。
と寅子をフォローしてみる。

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主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか！」

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キャスト
佐田寅子（伊藤沙莉）
佐田優三（仲野太賀)
猪爪はる（石田ゆり子)
猪爪直言（岡部たかし)
猪爪直道（上川周作)
猪爪直明（三山凌輝)
猪爪花江（森田望智)
猪爪直人（山田忠輝）
猪爪直治（二ノ宮陸登）
佐田優未（斎藤羽結）
山田よね（土居志央梨)
小橋浩之（名村辰)
轟太一（戸塚純貴)
花岡悟（岩田剛典)
桂場等一郎（松山ケンイチ)
穂高重親（小林薫)
星航一（岡田将生)
汐見圭（平埜生成)
久藤頼安（沢村一樹)
多岐川幸四郎（滝藤賢一)
星朋彦（平田満)
神保衛彦（木場勝己）

語り – 尾野真千子