第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」
あらすじはコチラ→☆
「もし徴兵されていたら、若いもんが死なずに
もしかしたら国を大事な人を守ることができたかもしれない
我々は無力ら
どうあがいたって戦争をとめられたわけじゃない」
太郎が言うと
「もし止められていたとしたら?」
と航一が言う
「困ったな
こんな話をするはずじゃなかったのに」
「兄が良く言ってたんです。思ってることは口に出した方が良い。」
すると涼子と寅子は一緒に
「その方が良い!」
と笑う
「お兄様は?」
「亡くなりました
戦地で
見当違いばかりする兄でしたけど
ことあるごとに思い出します。
だからといって無理に話せと言ってるわけではないんですけど」
「僕、総力戦研究所にいたんです。
知らなくて当然です。
そこでのことを口外するなと言われてましたから」
昭和15年開設された、内閣総理大臣直轄の研究所で、官僚や民間組織から30代の優秀な人材が集められた
研究所の目的は総力戦のシミュレーション。
来たるべき大戦に向けて机上演習を行う。
模擬内閣を発足させ総力戦の机上演習の結果は日本が敗戦
その理由は資源の自給率の低さなのそさまざま
何度も演習を重ねましたがその結果は敗戦。
万に一つの勝利もない。
しかしこれは机上演習であって実際の戦争は違う。
この演習の結果は政府の方針とはなんら関係ない
「僕らは口外を禁じられて解散となりました
その後、戦争は机上演習をなぞるように進み
そして日本は敗戦した
さすがに原爆投下は予想できませんでしたが。」
「それで「ごめんなさい」なんですか
戦争を阻止できなかった責任を感じて」
「そんな星さんのせいではございませんわ」
「そうですよ!ぜったいに違う」
「もちろん
僕一人で何ができたかなんてたかが知れてる。
佐田さんや杉田弁護士のように大事な人を失った人間が大勢いる
妻も・・照子も
満足な治療を受けさせてやれなかった。
その責任が微塵もないなんて
その責任がないなんて思えない
その罪を僕は誰からも裁かれることなく生きて行く
僕はそんな自分という人間を何も信じていない
そんな人間が何かを変えられるなんて思えない
だから謝ることしかできない
子供を育てるまで裁判官の職務を全うする
僕自身は信じられなくても法律は信じられる。
でもそれ以外は全て距離を置いていたのに・・・
すみません。」
「夜、ふとんに入ると同じ言葉ずっとぐるぐる頭ん中回るんですて
なんで娘と孫は死なねばならなかったのか
誰のせいだ
どうせすばよかったんだ
おめさんを恨めばそうせばちった楽になるんでしょ
そらろも誰をうらんだとこで娘も孫も帰ってこない
おめさんはよっぱら苦しんだ
だけど気に病むことはない
謝らなくてもいいって」
「すみません。
外で頭を冷やしてきます」
寅子も外へ出る。
「こいつ急にベラベラ喋るなって思いました?」
「航一さんの立場だったら周りが何と言おうと、私も自分のせいじゃないとは言えない
ごめんなさいと謝ることしか出来ない
そう思いました。
でもだからこそ
少しわけて貰えませんか
航一さんが抱えているもの私に。
あなたが抱えているものは、私たち誰しもに何かしら責任があることだから
だからバカの一つ覚えですが
寄り添って一緒にもがきたい
少しでも楽になるなら」
手で口を覆いしゃがみ込む航一
号泣
隣にしゃがむ寅子
震える航一の背中を静かになでる
総力戦研究所かぁ。
実際にモデルの三淵乾太郎さんは参加されておりました
(花岡さんの死に方は花岡さんのモデルと言えない人だったので、すべてが史実をなぞっているわけではないと思って確認してしまった)
若くて有望な人材が集められ、敗戦するとシミュレーションの結果を報告したのにそれはただのシミュレーション。
これ、五輪に出場するようなアスリートに奮起するようにかける言葉ならわかるんだけどね。
勝利にはいろんな偶然があり、負けると思われたほうが勝つ。
いや、ホントスポーツならいいけど、世界大戦をそんな一か八かで続けないで欲しい。
東條英機の言葉が残っておりますが、結局机上演習の結果は尊重されず、何の為の演習だったのか。
しかも口外してはいけない。
国民は「勝つぞ!」といわば騙されて戦争をしていたわけですが、家族を送り出したわけですが、きっと負けるとわかって過ごしていた航一さんのような人も絶望だよな。
東条英機の言葉は、対米英開戦(真珠湾攻撃、マレー作戦)3ヶ月前。
そこからずっと敗戦するとわかって生きてきたのは地獄みたいなもんで・・・。
家族にも口外できなかっただろうし。
このキツさ、辛さを言葉にだしたことで、寅子が寄り添うと言ってくれたことで少しでも航一さんが楽になれば良いと思うが・・・。
来週は恋愛ターンなのか。
そして美佐江の「人を殺すのはいけないことか」って予告に。
こいつやっぱりやべー女じゃ~~~んと再認識。
こんな人間が司法試験受けたらダメじゃん。
なんとか改心させて欲しいわ・・・
改心というのは正義の人へって改心ではなく、司法試験とか受けるな!
ってことです。
こんなの「立法権」、「行政権」、「司法権」が与えられるようなとこで働いちゃいけないって。
地主の父の庇護下でじっとしていて(苦笑)
虎に翼の感想はコチラ→☆
主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」
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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
星航一(岡田将生)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(山田忠輝)
猪爪直治(二ノ宮陸登)
佐田優未(竹澤咲子)
山田よね(土居志央梨)
小橋浩之(名村辰)
稲垣雄二(松川尚瑠輝)
崔香淑(ハ・ヨンス)
轟太一(戸塚純貴)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
汐見圭(平埜生成)
久藤頼安(沢村一樹)
多岐川幸四郎(滝藤賢一)
大庭梅子(平岩紙)
桜川涼子(桜井ユキ)
高瀬雄三郎(望月歩)
入倉始(岡部ひろき)
深田(遠山俊也)
杉田次郎(田口浩正)
杉田太郎(高橋克実)
小野(堺小春)
語り – 尾野真千子


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