虎に翼 第68話 ネタバレ 感想~尊属殺人、親権放棄、優未の憂鬱

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第14週「女房百日 馬二十日?」


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日本人の男性とフランス人の女性の離婚調停。
二人の間に生まれた栄二(中本ユリス)は窃盗事件を3度繰り返していた。
両親は共に、栄二の真剣を持ちたくないと主張。
家庭部では離婚、少年部では
少年部の壇にお互いに協力を持ち帰る寅子だが、壇は取り会わない。

寅子が珍しく早くに帰宅。
優未はテストで良い点数をとり、直人や直治も喜んでいた。
直明も優未を褒めている。
テストを見せられた寅子は「間違えたところはきちんと復習するのよ。そうしたら次は100点!」と言う。
優未は一瞬間があり元気よく「はい!」と答える。
優未のことを気にする直明

寅子が早くに帰宅したのは月経痛のため。
「お母さん行ってきます」
すでに支度した優未が寝ている寅子に声をかける。
「え?もうこんな時間?」
「お姉さんだから見送って貰わなくても大丈夫」
と出て行く優未
外にいた直明が優未を心配するが
「優未とじゃキラキラしないから。」
と言い、直明と歩き出す。

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3年前、生理休暇は盛り込まれたものの・・・人員不足からの忙しさと「これだから女は」と言われないために出勤する寅子。
この日もスケジュールは満杯で多岐川との打ち合わせの時間も取れない。
昼休み、竹もとで航一と会う寅子
「義母にねだられまして。」
本にサインをする寅子
「父の件ではお世話になりました。
父にとっても僕にとっても楽しい思い出になりました
そしてすみませんでした。
父の病気のこと黙っていて」
「いえ、なんとなくはわかっていました
私の父が亡くなる前と長官のお姿が重なることがあって」
「なるほど」
「よく思い出します
お父様がここで読んで下さったあの言葉。
民法だけじゃない
新しくて理想的なことを行うためには、相当な工夫や努力と日時を要するもの。
学生時代から心底わかっているはずなのに、
うまく行かないと心底腹が立つ
ごめんなさい愚痴です。
忘れて」
「悩む意味あります?
言ってたでしょ?
”その時の自分にしかできない役目があるかもしれない”と
うまく行かなくて腹が立っても意味はあります
必ず」
そっと二人を見ている梅子

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1950年
最高裁では「尊属殺の規定」に関するある判決が言い渡される。
猪爪家の夕食
記事を見ていた道男(なんでおるねん!)が疑問を投げかける。
寅子と直明が説明。

尊属とは直人から見て祖父母、両親、おじ、おばのこと。
新憲法では法の下に平等とされているのに
尊属殺人は死刑または無期懲役
それ以外の殺人は死刑または無期懲役、もしくは3年以上懲役。
刑罰が違う。

今の法律だと道男が直明が三年以上刑務所
直人が直明を殺したら死刑、無期懲役になる。

この事件被告人の父親は普段から周りに暴力を振るっていて、彼はずっとガマンしていた
事件当日、一方的に窃盗を疑われ、鍋や鉄瓶を投げつけられた。
ガマン出来ずに鉄瓶を投げ返すと、それが父親の頭に当たって死んでしまった
一審では事情をくんで執行猶予がついたが、検察は裁判のやり直しを求めて最高裁に上告した。
この民法が裁判を見直す鍵となった。
「暴力振るっていたのは父親じゃないか!」
道男が憤る
しかし裁判はやり直し、被告人はもっと重い罪に問われてしまう。
最高裁判事15人のうち2人だけ裁判のやり直しに反対したのは二人
「二人なんてそれっぽっちじゃなんも変わらないよ・・・」
直治が言う
「ううん。そうとも言い切れない。
判例は残る。
例え二人でも判決はくつがえらなくても。
おかしいと声をあげたことは決して消えない
みんなの声だって決して消えることはないのよ
何度落ち込んで腹が立っても
私も声を上げる役目を、果たし続けなきゃね」

諦めるもんか絶対に

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優未のことを気遣う直明。
直明、寅子になんとか言ってやってくれよ~~~。
優未は賢い子だから寅子が相応の愛情を表現すればきっとわかってくれる。

両親共に親権を持ちたくなくて揉めてるって子供とは違う。
でも優未だって、寅子と二人暮らしならどうなってたかわからんよ?
優三さんなら優未を褒めたと思う。
寅子は・・・。
はるさんの娘だからね
「もうちょっとお砂糖を」
と言って花江を困らせたはるさんの娘だからなぁ。
完璧を求めるんだねぇ。

だけど・・・朝ドラ名物母娘の確執はもう。
「虎に翼」は母になるタイミングが早かったので、この間「ブギウギ」で確執を見たところだって思ってしまうw
「良い子でね
迷惑かけないでね」
って優未はその呪縛から寅子の反応に敏感になりすぎている。
もっと甘えて良いのにさ。

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尊属殺人
新聞記事を議論する猪爪家+道男
道男は被告に同情するのはわかる。
父ちゃんからDVを受けていたわけだから。
直人は真っ直ぐだなぁ。
姿勢も正しくて。
彼は法曹の道に進むのかも。
ずっと神妙な顔をしていた。

予告での寅子と穂高先生とのやりとりはこの尊属殺人。
寅子は穂高先生の意見に賛成なんだなぁ。
しかし15人中2人しか穂高と意見が合わないなんて、最高裁判事の思想が偏りすぎている。
そしてブラックな職場。
上司が男性で男性ばかりの職場が大半を占める当時の日本で生理休暇は取りにくいでしょうな・・・。
ワタシの時は廃止になってなかったかな?
あったかな。
どのみち有給休暇を全て取得すると文句言われていたような気がするので、使えば良かったわけだが。
有給休暇の買い取りもなくなったし、なんだかんだで労働環境って改善しないのよね。

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主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」

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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
星航一(岡田将生)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(山田忠輝)
猪爪直治(二ノ宮陸登)
佐田優未(斎藤羽結)
山田よね(土居志央梨)
小橋浩之(名村辰)
稲垣雄二(松川尚瑠輝)
崔香淑(ハ・ヨンス)
轟太一(戸塚純貴)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
穂高重親(小林薫)
汐見圭(平埜生成)
久藤頼安(沢村一樹)
多岐川幸四郎(滝藤賢一)
星朋彦(平田満)
大庭梅子(平岩紙)
語り – 尾野真千子

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