「透明なゆりかご」第7話 ﾈﾀﾊﾞﾚ感想～虐待と発達障害

「小さな手帳」

原作はコチラ

「透明なゆりかご」沖田×華
あらすじはコチラ→☆

ミカ（片山友希）は母が再婚し、弟が生まれてから、虐待されていた。
弟が遊んでいた裁ちばさみを取り上げたミカ。
弟に指から出血。
弟の泣き声に気づいた母親は、ミカが持っていた裁ちばさみを奪い、ミカに振り下ろす。
気づいたら病院で、それ以来母親とは会っていなかった。
妊娠に気づいたとき、児童相談所から、母親が死んだことを聞かされた。
遺品の中には、家族写真があったが、ミカの顔の部分はすべて塗りつぶされていた。
「これで死ねる。」
と思ったミカだが、母子手帳を見つける。
母親のことを嫌いにはなれない。

アオイは集中しすぎると突飛な行動に出る子供だった。
母は、そのせいで学校に呼び出され、追い詰められていた。
離婚もした。
そしてアオイが中学生の時、注意欠陥多動性障害と診断される。
ぜんそくの発作と同じで、突飛な行動をする。
精神的な病気でも、親の育てかたが悪かったのでもない。
「病気」だとわかって、ホッとした様子の母。

紗也子（水川あさみ）には母との関係がうまくいっていないこと。
母は自分のことをが嫌いだと思うと打ち明ける。
小さい頃、アオイも母子手帳を探していた。
しかし怖くて手帳をめくれなかった。

そして、とうとう母子手帳をめくる。
そこには
「アオイのことを世界で一番愛している。」
と書かれていた。

キツかったなぁ。
毎週、キツいよ。

ミカちゃんの母は毒母。
母であることより、男を選んだ。
夫がミカを好きでいてくれないから、一緒になってネグレクト？
あげく・・・・はさみで切りつける。
母は警察に虐待で通報されなかったんだろうか。
もし、されていたら・・・母も一人だったのかもしれない。
継父はきっとろくでなしなので、警察沙汰になったら母を捨てそう。
ミカちゃんの顔が消されていた家族写真がミカの手元にきたのは、継父や弟が拒否したのではないかと。
母は孤独死したのでは？
いや、そうであれと願ってしまう。
ただ・・・・母子手帳を持っていたのは救い。
捨てなかったのは、捨てられなかったからだと思いたい。
許せないけれど、許されないけれど、母子手帳のおかげで、ミカは死ななかった。
赤ちゃんも無事生まれた。
それだけは救い。

アオイの発達障害。
こちらは、お母さんを責められないなぁ。
あんな叱り方したらダメだ。
人格否定だ。
って思うけれど。
発達障害の子は本当にとんでもない行動をすることがあるんだよねぇ。

母子ともに辛いと思う。
診断されて良かったなぁと思う。
今ならすぐに受診すると思うんだよねぇ。
でもこの時代は、まだまだ。
アオイの母は虐待しているわけではない。
ただ焦っていただけだと思う。

「最初は純粋な愛だったとしても変わってしまうことがある。」
母子手帳を日記代わりに使っている人がいるんだね。
ワタシの母子手帳はテレビ台の引き出しに入っていて、割と簡単に見ることができたけれど、病歴と予防接種くらいしか書かれていなかったなぁ。

今週もキツかったなぁ。
子役ちゃんたち、すご～～～く上手だった。
だから切ない。
二人とも、母親との関係がうまく行かない者同士、気が合ったのかしら？
しかしミカちゃん、シンママになるの？
彼氏は父親の責任を果たしてくれないの？
このあとは公的機関のサポートを受けて・・・。
虐待の連鎖が断ち切られれば良い。
だけど・・・ミカちゃん。
赤ちゃんの夫と違う人と結婚するときには気をつけて。

笑って子育て出来る人ばかりではない。
でもシングルファーザーなのに、陽介（葉山）は、すでにそれが出来ていた。
亡くなった妻がそう言っていたにしても、自分で考え、イライラでずに笑っているという考えに行き着いた陽介、ブラボー！！
きれい事ばかりではない。
これからずっと笑って子育て出来るのかはわからない。
それでも今、娘が乳児の段階で、そこに気づく陽介は凄いなぁ。
単純なことだけど、笑ってばかりいられない。
でも陽介なら、ずっと笑って子育てしてくれそうな気がする。

キャスト
青田アオイ…清原果耶
由比朋寛…瀬戸康史
青田史香…酒井若菜
町田真知子…マイコ
町田陽介…葉山奨之
望月紗也子…水川あさみ
榊実江…原田美枝子

「透明なゆりかご」第7話ﾈﾀﾊﾞﾚ感想～虐待と発達障害

「小さな手帳」

コメント