『エール』 第60回 感想~嗣人と八郎(@スカーレット)は同じだな

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 第60回(第12週)「環のパリの物語」後編


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今村嗣人(金子ノブアキ)が待ち望んだ個展が開かれた。
翌日、「ただただ凡庸な若き日本人画家」とこき下ろされた新聞記事があった。
一方の環は歌手になるチャンスを掴もうとしていた。
プッチーニの蝶々夫人は失敗に終わった。
そこで日本人役の蝶々夫人を日本人のオペラ歌手で公演しようという話があった。
ロンドンのオーディションに誘われる環。
「どう思う?
受けて良い??」
「当たり前じゃないか」
「許してくれるなら行く。」
結婚してるわけじゃないので許可なんて入らないという嗣人に
「嬉しくないの?」
と聞く環
「嬉しいさ
嬉しいに決まってるだろ」



冬になり環はロンドンのオーディションへ向かう。
嗣人は周りから環のことばかり聞かれ複雑な気持ちになった。
その日、近所のカフェで「個展を開かないか?」と誘われた嗣人は少し上機嫌。
アパートに戻ると環が帰ってきていた。
「どうだった?」
泣き出す環を抱きしめる嗣人
「まだチャンスはあるよ。」
「違うの。合格したの。
私、オペラハウスに立つ。」
環から離れ、笑い出す嗣人
「どうしたの?」
狂ったように笑う嗣人
「傑作だ!
俺が街のカフェで個展をやらないかって言われていい気になったいるときに、君はオペラハウスだ。
バカみたいだ。
何を喜んでるんだ。
俺と君の何が違うんだ?
俺は・・・」
暴れ出す嗣人。



「しっかして!
あなたには才能がある!」
「うわべの慰めはいらない。」
「ホントに思ってる
心底思っている!」
「どうしてわからないんだ
その優しさが俺を苦しめるのに
どうして・・・どうして・・
君の・・・失敗を願ってる。
どんなに喜ぼうとしても
心の奥底から嫉妬があふれてくる
俺は、君といる俺が嫌いだ
君といると俺はどんどん嫌なヤツになる
俺は・・俺は君という光の影でいるのは耐えられない
環・・・。歌を。。歌を諦めてくれ
君を愛してるよ」
環を抱きしめる
「頼む・・・頼む」
膝に置いた環の手は動かない



カフェに飛び込む環
コーヒーを出す店主
「私は、光でいたい
傲慢ですか?」
「自分に嘘をつくことが最大の罪です
それでいい
それが君の人生だ。」

春。
オペラハウスに続き、ニューヨーク公演も成功
環の蝶々夫人の新聞記事。
嗣人はカフェで個展を開いていた。
ある絵を譲って欲しいと批評家が言う。
その絵だけは売れないと嗣人。
他の絵は凡庸だが、この絵だけは良いと批評家が言うが、嗣人はその絵だけは無理だと答えた
君のことを凡庸だとこき下ろしたが、こんな絵が描けるなら君も期待できると批評家に・・・それなら無理だなと嗣人
「彼女のような女性に出会えることはない。」
批評家が褒めた嗣人の絵は蝶々夫人を演じる環の絵だった。



はぁ。
朝から何を見せられたんだろうか(苦笑)
ありきたりのストーリーをなんとか役者の力量でここまで持って来た感じ。
光でいたい柴咲コウはそりゃそうだろうと思う美しさと信念が力強く、やせ我慢すら出来ないちっちゃい男を演じる金子ノブアキの怯えるような目も上手いなぁと。
美術もセットも素敵でしたけど。

ここまで色あせたメロドラマを朝ドラに持ってくる意味はどこに?
朝ドラチームがやったら、悲恋もこんな感じで30分にまとめますよ?ってことか。
良い話だと思わない。
環は恋愛を食べまくってそれを舞台で発散し、第一線で輝き続けているのだと思う。
あの時代に日本人がオペラで評価されるなんて運だけじゃ無理だし。
モデルの人も波瀾万丈な恋愛遍歴を重ねていたのでしょう。
そう思うと・・・大学の講演にあんなにも時間割いて参加するなんて、環さんにそんな時間があったのかしら?という疑問も(爆~





でも・・・なんか・・・スカーレットの喜美子と八郎をギュッと縮めた話でもあった(苦笑)
男はちっちゃいでOKなのか(爆)
オペラハウスに立てると決まってるのに、ちっちゃくて嫉妬深い男の為に歌を辞めるわけないだろ。
アンタが一流の画家ならまだまだ考える余地もあるけど。
いや・・・ないけど(爆)
環は光の人だから。

嗣人が八郎のように絵を辞めたのか否か。
最後に評価された絵を見て・・・家がお金持ちなら他の道もあるんじゃないかと思ったよ。

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主題歌:GReeeeN「星影のエール」

キャスト
双浦環・・・柴咲コウ)
今村嗣人・金子ノブアキ

語り・・・・・津田健次郎

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