『エール』 第49回 感想~音は強欲。子供が死にそうでも舞台に立てるか?

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第49回(第10週)「響きあう夢」


あらすじはコチラ→

音が妊娠。
裕一は大喜び。
学校は退学することに。
しかし椿姫だけはやり遂げるつもりの音。
成功すれば歌手になる道も開ける。

稽古の終わりにみんなに妊娠のことを伝える。
困惑している演出家や学生たち。
帰宅すると姉・吟もやってきた。
吟は当然音が学校を辞めると考えていたので、椿姫の舞台だけは降りないと聞き驚く
「あんた一人の体じゃないんよ!?」
音は
「わかっとる!」
と言い茶の間を飛び出す。
吟に謝罪する裕一。
妊婦は不安定になると言うからと裕一に伝えた吟。
吟は内心、音の妊娠が羨ましかった。



学校に行くと、生徒たちが音のうわさ話をしているのを聞いてしまう。
「本当は千鶴子さんだったのに」
気を遣う練習に疲れている模様。

そこに千鶴子が話があると音を別室に誘う。
「やっぱりあなたは強欲ね。
あなたがどう生きようとかまわない。
周りのことも少しは考えて。
みんな戸惑っている。
あなたに気を遣って練習できない。」
「気を遣ってもらう必要はない。」
「そういうわけにはいかないでしょう
私だって。。。こんなことは言いたくないのよ。」

音が自主練をしていると環がやってくる。
そしていつも通り音にアドバイスする。
環だけ普通に接してくれると音が言うと、環は音には責任と義務があると言う。
「古山さん、あなたは椿姫の舞台にでたいのよね?」
「しっかり勤め上げて、プロの歌手になりたいです。」
「プロってね。
たとえ子供が死にそうになっても舞台に立つ人間のことを言うの。
あなた当然、その覚悟はあるのよね?」
音は何も言えない。



朝、布団の中にいる音。
裕一はうどんを持ってやってくるが、音は食べたくない。
学校に行こうとする音に
「一日くらい休んだって平気だから」
と裕一が止める
「ぐらい?ぐらいって何?
私はヴィオレッタなの!」
「お母さんなんだから大事にしないと・・・」
「お母さん・・・お母さん・・。
裕一さんにとって私って何?
赤ちゃんのお母さんでしかないの?」
「そんなこと言ってないよ。」
裕一さん代わりに産んでよ。
裕一さんは家で仕事できるから、お腹に赤ちゃんいても大丈夫でしょう」
「代われるなら代わってやりたいよ。」
それから2週間、音はつわりがひどくほとんど練習に参加できませんでした。



舞台稽古・・・長すぎない?
1ヶ月くらいはあるのかなぁっとは思ってはいたけど・・・。
「船頭可愛いや」のレコーディングをしてヒットして・・・。
もう半年くらい稽古してんのかなぁって感じがしてきました(苦笑)
時間軸・・・気になるわ~。

「本来なら千鶴子さんがヴィオレッタ」
なにかにつけそう言われてしまう音。
その上、妊娠はねぇ。
そりゃ風当たりがさらに強くなるでしょう。
気を遣わせたくないなら言うべきではなかった。
とはいえ・・・どのみちわかることなんだけど。

これはマタハラだとは思わない。
声楽家は体が楽器。
それは音も言っていた。
しかしその体が不安定になっては良いパフォーマンスはできない。
プロの声楽家ならリカバリーできるようなスキルがあるかもしれないけれど、音は未熟で技術力のなさは周知の通りなもんで。



千鶴子さんの言う通り、音は強欲だ。
「気を遣わないで」いられないよねぇ。
オペラ歌手なんてスポーツ選手と同じだし。
「代わりに産んでよ」は・・・ねぇ。
この時代は避妊の選択はなかったのかなぁ。

で、吟さんは夫が不在がちなんでしょうか。
新婚生活・・・寂しいのかしらねぇ。
子供・・・欲しいんだよね。

今も昔も妊娠や不妊ってのはセンシティブ。
人が産まれるんだから当然だけど。
本来ならもっと喜ぶべきことなんだけどねぇ。この時代ならなおさら。

子供が死にかけているなら舞台には立たなくても良いと思うし、親の死に目には会えば良いと思う。
環さんは厳しいけれど、彼女はそのつもりで舞台に立っているということ。
簡単に「プロ」と言ってしまうのは良くない・・。
そんなところが・・やっぱり音は強欲だ。

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主題歌:GReeeeN「星影のエール」

キャスト
古山裕一・・・窪田正孝
古山音・・・・二階堂ふみ
佐藤久志・・・山崎育三郎
村野鉄男・・・中村蒼
関内光子・・・薬師丸ひろ子
関内吟・・・・松井玲奈
関内梅・・・・森七菜
杉山あかね・・加弥乃
梶取保・・・・野間口 徹
梶取恵・・・・仲 里依紗
夏目千鶴子・・小南満佑子
音楽学校教師・高田聖子
廿日市誉・・・古田新太
木枯正人・・・野田洋次郎(RADWIMPS)
双浦環・・・・柴咲コウ
小山田耕三・・志村けん
語り・・・・・津田健次郎

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