連続テレビ小説 第65回 第11週 「われても末に」
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てん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)は、姿を消した団真(北村有起哉)を必死に探す。
そのことを知ったお夕(中村ゆり)は団吾(波岡一喜)の制止を振り払い風鳥亭に駆けつける。
駆け落ちには反対していた団真だが、お夕が押し切って駆け落ちにこぎつけた。
あの人をダメにしたのはわたし・・・。
とそこへ、亀井(内場勝則)が川をぼーっと眺めていた団真を連れ戻って来るが、お夕は
「当てつけがましく失踪なんかするより、ちゃんと落語の稽古をしろ」
と団真を責めたてた。
「高そうな帯やな。
ほんまもんの天才をみると、取るに足らん落語家やということを思い知らされる。」
そう言って出ていく団真。
お夕は
「生きてた・・・。」
と膝から崩れ落ちる。
二人の仲を取り持ちたいてんは、藤吉(松坂桃李)に団真を高座に出して欲しいとお願いをする。
昼の初っ端なら出してもよいという籐吉。
その代わり籐吉はおてんを団吾のもとに生かせる。
「団真と夢の共演をしまへんか?」
少し乗り気になる団吾。
「うちの席主が二人を見たいと言うてます。」
「あかんあかん・・・騙されるとこやった。
「惜しいなぁ。崇徳院をやってもらおうと思っているのに。」
「今のアイツに崇徳院ができるわけがない。」
お夕がくるかも?ということにも心を惹かれる単純な団吾ちゃん。
明日、団真の崇徳院が最後まで聞けるのか?
お夕のツンデレ。
この女優(中村ゆり)さんは、心得てますな。
それに北村有起哉が加わると、ちゃんとドラマになる。
しっかし、団真のコンプレックスがわからない。
団吾の天才的に上手な落語を見ていないので、団真が団吾を「天才」と呼ぶ理由がわからない。
団吾の
「せをはやみぃ~~~」
の練習を聞いただけで、団真のほうが天才だと思ってしまうのよねぇ。
久々に明日はちゃんと見たい!って思う展開。
文鳥師匠以来の高まり。
これは北村有起哉様様ですよ。
脚本的にはベタベタですわ。
団真は「お夕の過剰な期待」に答えられない自分がもどかしい。
でも噺家を辞める勇気もないし、辞めてしまったらお夕とは終わってしまう。
お夕も自分が重荷になっていること、そしてそのせいでイップスになっている団真を見ているのは辛い。
もし自分がいなくなることで、団真が噺家を続けられるなら、続けて欲しい。
団吾は、ずっと大好きなお夕を大事にしたい。
けれど、お夕の心には団真がいることを知っているので、無理やり自分のものにすることは出来ない。
古典的なエピソードですが、役者が上手ければ成り立つのね。
ポンコツ貧乏長屋芸人たちのストライキは終わり、キース&アサリはどつき漫才をする。
万丈目は「後ろ面」を極める。
ここ3日くらいずっと、
「後ろ面を極める」
って聞いている気がするけど、具体的なことが一切わからない。
後ろ面でホットホットするのかしら?
それとも
後ろ面でナンダカンダ?
どっち??
読んでいただいてありがとうございます。
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「わろてんか」第1回~第23回の感想はコチラ→☆
「わろてんか」第24回~最終回までの感想はコチラ→☆
キャスト
ヒロイン 藤岡てん …葵わかな(幼少期…新井美羽)
「北村屋」の若旦那 北村藤吉 …松坂桃李
てんの従兄 武井風太 …濱田岳(幼少期…鈴木福)
伊能薬品社長の息子 伊能栞 …高橋一生
てんの付き女中 トキ …徳永えり
てんの恋敵 秦野リリコ …広瀬アリス(幼少期…莉帝)
インテリ芸人 キース …大野拓朗(幼少期…前田旺志郎)
組むドケチな芸人 アサリ …前野朋哉
面白くない芸人 万丈目吉蔵 …藤井隆
吉蔵の妻 万丈目歌子…枝元萌
太夫元(たゆうもと)寺ギン…兵動大樹
寄席の元席主 亀井庄助 …内場勝則
お夕 …中村ゆり
月の井団吾 …波岡一喜
月の井団真 …北村有起哉
【語り】…小野文惠(NHKアナウンサー)
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