嘘解きレトリック 第2話 ネタバレ 感想~カステラ食べたい狂言誘拐

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資産家令嬢誘拐事件を巡るウソに名コンビが挑む!

都戸利津『嘘解きレトリック』

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「千代を預かったので返して欲しければ胃時間以内に、8,300円を用意しろ」
脅迫状を受け取ったのは藤島家の運転手・耕吉(宮崎秋人)
耕吉は頭から血を流し、二人組の男に殴られ連れ去られたと言う。
浦部鹿乃子(松本穂香)は、耕吉が嘘をついていることに気付き、祝左右馬(鈴鹿央士)に合図を出す。
「探偵の祝です。」
驚く耕吉
殴られ手紙を預かり、千代(片山友希)が連れ去られたところを見ていないようだが、千代を探したのか?と確認
「もちろんです。
劇場を探しましたがおりませんでした」
嘘をついていると合図する鹿乃子。
耕吉は傷口を押さえ痛がる
祝は千代の母・雪乃(櫻井淳子)と女中に劇場にきっと千代がいるから連れてくるようにと言う。
当主の幸弘(杉本哲太)の話を聞き話を延ばそうとするが・・・。
耕吉が入ってくる
「旦那様。
時間がありません。
芝居の開演時間からだとすると・・・」
幸弘(杉本哲太)は金庫に金を取りに行った。
戻って来た祝は
「千代さんが本当に劇場がいないかちゃんと確かめるべきですよ!」
耕吉が見落としているかもしれない。
座席番号もお手洗いも見たい。
周りの方にも確認した。
「時間がないんだ!」
幸弘が金を持って出掛けようとするが、どうでもよい意味のない話をして引き延ばす祝
「それになんの意味があるのだね?」
「特に意味はありません。」

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そうこうしているうちに、千代が帰ってくる。
「千代はずっと若竹座におりましたわ!」
「耕吉さん、座席番号も確認して周りに聞いたはずですよね」
「嘘をついたのか」
「この誘拐事件には不自然な点があります
誘拐した手紙の内容に書かれた「1時間以内」
いくら何でも短すぎる
犯人は演劇の上演中に事を済ませたかった
脅迫状のよこし方もおかしい。
劇場と屋敷は目と鼻の先。
なのに耕吉に渡した。
手紙の到着と千代が誘拐された事実が同じ時刻でないと都合が悪い
「耕吉の作り話」だ。
女中の2人組が見た怪しい男二人組は
「例えば金銭を要求されていたから」
千代が耕吉を庇う
「耕吉は決してそんなことをする人ではない」
「君が信じようと信じまいとどっちでも良い。
誘拐事件は解決したのだから」
「ちょっと待って下さい。
耕吉さんは嘘をついています。
私にはわかります。
それは・・・
私には・・・」
鹿乃子の口を押さえ取り繕う祝
「僕の助手なだけあるな。」
ホントのことは言えない。
祝は耕吉が嘘をつくとき、右斜め45℃を見ると言う。
幸弘は祝の言葉を信じた。
「耕吉どうなんだね。」

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「祝さまのおっしゃる通りです。
私は嘘をつきました。」
耕吉は半年前兄の保証人となった。
しかし兄は失踪。
高利貸しから脅された。
少しずつ借金を返していたが、突然今月末に借金を返せ
出来ないのなら千代をさらって売りさばく
それで狂言誘拐を思いついた。
「はじめから正直に話してくれたら、済んだ話じゃないか。」
「私にそのような情けは・・・」
「本当に千代さんを誘拐するのは簡単だった
でも耕吉さんは千代さんを傷つけない方法を選んだ
しなくてもいい怪我をして
要求金額は8300円きっかり
アホですよ。アホ。
皆さんもわかってるんですよ
あなたはもう二度とこんなことをしない人だと」
「まったく大馬鹿者だよお前は。」
「このご恩とお金は一生をかけてお返しします」
この言葉に嘘はなかった。
「素晴らしいわ。
これが本当の探偵さんなのね。」
さっきまで貧乏探偵とバカにしていた千代が祝を褒め出す。
何が欲しいかと訊ねられた祝は「金」と即答。
「助手のあなたにはも何がお礼を」
「千代様の周りで困っている方がいらしたら、先生を紹介して下さい」
と答える。
「そのお金を渡して引き下がるがわからない。
脅されたことを警察に相談したほうがいいかもしれません。
では失礼しようか。鹿乃子くん」

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数日後、事務所に幸弘は来ない。
倉田の食堂で食事をしていると、祝の親友・端崎 馨(味方良介)がやってきた。
耕吉を脅していた二人を逮捕したらしい。
脅されている最中に相談してくれたおかげで犯人を取り調べ洗いざらい話が聴けた
特に何かされたわけでもないのに、ただ金持ちを苦しめたかった。
何もしなくても恨まれることがあるんだなと話す端崎

事務所に風呂敷包みを持った幸弘がやってきた。
耕吉を脅していた男たち、無事逮捕された。
「祝くんのおかげだ
まだまだ耕吉や千代が危険に晒されていただろう」
「耕吉さんはどうされました?」
「あいつには死ぬまでうちで働いて貰うよ
祝くん。
君は人から嫌われたことはあるか」
「ありますよ
僕は厄介なんです」
「はじめから正直に耕吉が言えずにいたのは私のせいなのかもしれない。
自分ではわからないうちに耕吉が本心を言えない関係を作り出していたのかもしれない。
君の助手くんにも宜しく」
「鹿乃子くん
そこでずっと聞いているんでしょ?
一緒に話を聞けば良いのに
お手柄でした
初仕事にして申しぶんない働きです
君は縮こまらなくて良いんです!
君の力は本当に素晴らしいものなんだから。」
「はい。」
お礼は50円!
そしてデカいカステラ!!
しかしその一件が新聞に掲載されたことで、祝が借金をしていた近所の人達が事務所に押し寄せ、50円は消えた。

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今回も面白かったですね。
狂言誘拐はありきたりですけど・・・。
でも、嘘から事件を解決するところが良かった。
それに千代ちゃんのキャラも素敵だった。
千代ちゃんのご両親も。
妬まれるような金持ちだけど、両親と千代ちゃんは立派だなぁって思いました。
この藤島家はこれからも出てくるし、予告にも千代ちゃんがいて、これは楽しみしかないw
千代ちゃん、探偵リスペクトがすごいんで、もしかしたら祝に??
すでに鹿乃子は先生ラブじゃん?
ま、ドロドロの三角関係なんてなるわけないけど、ちょっとした。
ほんのりラブも見てみたい。

主人公のキャラも良いね。
ギャグとミステリの塩梅が良い。
雰囲気も良い。
出てくる人は悪人がいない。
あ、あいつら悪人だけどさ。
しかしさ。
カステラ食べたくなったよね。
あんなどーんとしたカステラ。
食べたいよね。

これは来週も楽しみでございます。

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CAST
祝 左右馬(鈴鹿央士)
浦部 鹿乃子(松本穂香)
端崎 馨(味方良介)
藤島千代(片山友希)
倉田達造(大倉孝二)
倉田ヨシ江(磯山さやか)
六平(今野浩喜)
久我山小百合(村川絵梨)
藤島雪乃(櫻井淳子)
藤島幸弘(杉本哲太)
浦部フミ(若村 麻由美)

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