「うきわー友達以上、不倫未満」 最終話 ネタバレ 感想~清々しいラスト。もう”うきわ”はいらない

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「うきわ」 野村宗弘
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二葉さん(森山直太朗)の転勤について行くことにした聖さん(西田尚美)は田宮悠(田中樹)に別れを告げた。

二葉さんから「来週の火曜日は空いてますか?」というメッセージが届く。
最後かも。
麻衣子(門脇麦)は二葉さんが予約していたカラオケボックスへ行く。

「あのこれデートです?」
緊張しつつ話を始める。
二葉さんの下の名前を教えて貰ったり、麻衣子って温かい名前ですねと言われたり。
学生時代のことを話したりと楽しい時間を過ごす。
「二葉さんのこともっともっと知りたかったです。」
向かい合って座っていたのに二葉さんの隣に行く麻衣子。
「ちゃんと伝えておきたいことがあって。
僕と中山さんのうきわの話です。」
うきわは自分で膨らませられないといずれ溺れてしまう
息が出来なくなって
自分で膨らませる様にならなければ
なくても自分で泳げるようにならなければ。



「頼られて嬉しかった
下心があった
僕のほうこそ甘えてました
中山さん、うきわ今までありがとう」
「奥さんとちゃんと笑っていけそうですか
一緒に行くんでしょ?」
「もう一度一緒に笑いたいと思っている。」
「分かりました
最後まで何も何もなくて良かった
胸を張っていきましょうね。
ほら二葉さん笑って下さい
幸せになるよって」
「幸せに生きて生きます」
「私も幸せに生きて行きます
そうしたら二葉さんも嬉しいですか?」
「はい」
同じタクシーで遠回りして帰る二人。



二葉さんは聖さんに
「聖さんに言わないほうがいいかもしれないけど、二人で福岡に住む前に言っておいたほうが良いと思って。
聖さん以外に愛しいと思った人がいる
ごめんね
これを隠してたらきっと聖さんの前で笑えなくなると思うンだよ。
聖さんは僕の前で笑える?
「ごめんなさい。
私にもあなた以外に愛しいと思った人がいました。」
二葉夫妻が麻衣子夫妻の部屋に挨拶にやってきた。
二人は笑って別れる。
ベランダから見送る麻衣子

「たっくん 浮気してたでしょ
ずっと知っとったよ。」
驚くたっくん。
「ずっとっていつ?」
「結構前」
「なんで何もいわなかったの?」
「最初は傷つくのが怖かったから
でもそれだけじゃなかったけど」
「麻衣子は俺のこと本気で愛していた?」



「たっくんにはいる?
その人の幸せを考えるだけで自分が嬉しくなるような人。
多分そういうとこがかけとったんようちら
愛しとったけど大切じゃなかった」
「俺は愛してたし大切にしてたつもりだよ」
「そう」
「そういうとこだって欠けてたのは。
俺と一緒にいるけで向き合おうとしなかった
俺が好きだ大切だって伝えても何も伝えてくれなかったじゃん」
「何それ?毎日のごはんは?洗濯は?」
「それは生活だろ」
「生活は愛情でしょ?」
「うちらって意外と似たもん同士だったのかもしれないね。
思い合ったつもりが自分のことばかりで、結局自分のことだけ」
「いや俺は!」
沈黙

麻衣子はパート先に挨拶に行く。
そして新しい部屋を見つける
麻衣子は髪を切って心機一転!



最後までたっくんはクズであっぱれです。
だからこそ二葉さんの男らしさや優しさが際立ちます。
聖さんの罪悪感減らしてあげたくて、そしてちゃんとやり直すために「愛しい人」がいたと話す。
相手を責めない二葉さんと、麻衣子が何も言ってくれないから浮気したんだと謝罪もせずに「俺は!俺は!」のたっくん。
まぁ、大東俊介の演技はリアルだったなぁ。
「うわきしてたでしょ」の時が止まった感。
そして言い訳にもならない言い訳。
普通は・・・中山夫妻のように喧嘩になる。
「生活は愛情でしょ!」
とたまらずに大きな声を出した麻衣子。
それ以外は冷静に。
おどおどせずにたっくんを見据えていた。
だけど、ずっと逆ギレでおどおどしていたたっくん。
中山夫妻のほうが普通だわな。
結局離婚したんだから、不倫相手もちったぁ責任を感じたことでしょう。
麻衣子が慰謝料をきちんと貰っていることを祈る。
あ、愛人にも請求して欲しいw




こんな風に最後に喧嘩しても噛み合わない中山夫妻は相性が悪いんだな。
麻衣子は似たもの同士って言ってたけど、確かに夫婦なんて合わせ鏡みたいなもんかもしれない。
ただ・・・なんでもかんでも言葉にして欲しいたっくんと生活は愛情だという麻衣子では根本が違う。

それにしても聖さんが良いとこどりすぎるな(爆)
まぁ、聖さんの場合、二葉さんに何か原因があったというより、職場のストレスなんだろうな。
若い子に好きって言われてときめいたけど、今後の人生考えたら、夫と暮らしたほうが堅実だし。
あ~~、一番悪いかも(爆)
そして二葉さんと聖さん。
普通なら上手くいかないと思うんだけど、大人な二人はこれから幸せに暮らせそうな余裕すら感じたよ。

もう浮き輪はいらないのね。
自力で泳いでいたラスト。
切ないけど清々しい。
ドロドロの不倫ドラマではなかった。
映像も美しかったし、妄想と現実が入り交じるヒロインの心情は豊かに表現されていた。
その上、ヒロインの片思いではなく、二葉さんも麻衣子のことを「愛しい」と思っていたのが嬉しかったし。
あのクズ男を捨てたのは麻衣子にとっては明るい未来しかない。
きっと麻衣子が次に好きになる男はいい男だと思う。
二葉さんを超えるほど!


 

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キャスト
中山麻衣子(門脇麦)
二葉一(森山直太朗)
中山拓也(大東駿介)
二葉聖(西田尚美)
福田歩(蓮佛美沙子)
田宮悠(田中樹/SixTONES)
佐々木誠(高橋文哉)
愛宕梨沙(小西桜子)

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