「妻、小学生になる。」 第8話 ネタバレ 感想~借りた者はいつか返さなきゃいけない

スポンサーリンク

「最終章!ママ…いなくならないで」


村田椰融「妻、小学生になる。」

あらすじはコチラ→

大みそかの夜に突然倒れた万理華(毎田暖乃)は貴恵(石田ゆり子)の記憶を無くして眠ってしまった。
目覚めると貴恵の記憶を持った万理華になっていた。
千嘉(吉田羊)は、「確かに万理華だった」と言う。

生まれ変わりの小説「君と再び」を書いている出雲(當真あみ)のサイン会で話しを聞いてみようと言う友利(神木隆之介)
サイン会の後、話を聞くことができた。
出雲は友利のことを覚えていた。
「小学生なんだけど俺の姉ちゃんなんだ」
万理華を紹介すると、信じると言う出雲
「僕もそうだから。
僕の本当の名前は吉原康治(水川かたまり)」
高校の教師だった。
学生時代からの夢は小説家になる事。
コンクールに出品しても二次選考止まり
それでも小説家になることは諦めなかった
5年前、あっけなく事故にあった
小説は生まれ変わりだが自分は生まれ変わりではないと言う。



「思い出せませんか?
あなたがその体に入った日。」
吉原も最初は忘れていた
でも思い出した。
死んでからずっと彷徨っていた。
この世に未練を残して。
そんな時に出雲に出会った。
バスケット選手だった出雲は怪我で試合に出られなくなり憧れの高校にも行けなくなった。
人生に絶望し、いっそ消えてしまいたいと思った。
本屋で座りこむ出雲に
「大丈夫ですか?」
と声をかけたその時、彼女の体に憑依した。
「彼女の消えたい気持ちと僕の行きたい気持ちがリンクした。」
貴恵の場合は映画を見ているような感覚の万理華の記憶しかなく実感が湧かない
それはその体の脳にある記憶を外から見ているのではないか。
「あの日、友利君と一緒にいた日
小説を書き終えホッとした
そして一瞬気を失った。」
その後、記憶を取り戻した時、出雲は自分が小説家になっていることを知り、パニックになってまた引っ込んでしまった
「戻って来たのはきっと彼女が目覚めたいから
生きたいから
借りた者はいつか返さなきゃいけない
本当の持ち主に。」



出雲と貴恵の現象が一緒だとは限らないしと圭介(堤真一)は言う。
そうは言っても、圭介、貴恵(万理華)、麻衣(蒔田彩珠)は悩む。
寺カフェで待ち合わせをした圭介と万理華。
マスターに本堂で説法をして貰う圭介。
寺カフェのマスターは全てが見えていた。
貴恵が万理華の体と少し間借りしているだけだと言うマスター
「このまま居座れると思った?」
それじゃいつまでも家主が戻って来れない
今世での圭介と貴恵の縁はとっくに終わっている。
ときが過ぎればまた巡り会えるかもしれない
なんでもかんでもこの世でなんとかしようとするのは欲張り過ぎ
「考えることね
奥さんがわざわざあなたの元に帰ってきた意味を」
寺カフェで圭介を待っている万理華。
そこに守屋好美(森田望智)がやってきた。
万理華は帰ろうとする守屋に話しかける
「おじちゃんとなんかあった?」
ガッツリ圭介に振られたという守屋。
ずっと妻を愛している。
奥さんには敵わないと守屋。
その日、万理華は圭介に会わずに帰ったが、夜、家に行くと書き置きをしていた。

友利は出雲に会っていた。
小説家になりたいと思っていた頃は、辛かった。
でも憑依してから、自分は文章を書くのが好きなのだと実感した。
生きていた頃の僕の毎日もそう悪くはなかった。
「友利君、この子を宜しく」
出雲の憑依はこれで終わる。



夜。
圭介、麻衣、友利、千嘉に話をする万理華
「思い出したのこの体に入った日のこと」
貴恵は死んでからもずっとこの家に来てた。
もう一度会って伝えたかった。
しっかりしないさいよって
元気出しなさいよって。
でも、それは叶わなかった。
あの日、万理華ちゃんはパジャマのまま夜の公園で泣いてた。
「万理華ないて消えちゃえ」
そう言って泣いていた万理華
「そんなこと言わないの
悲しいことがあったの?
でも消えちゃったらやだな。」
万理華の顔に触れようとした時、貴恵は万理華の体に入った
「私…生まれ変わりなんかじゃない。
だからこの体は万理華ちゃんに返さなきゃいけない。
大晦日の日、きっと万理華ちゃんは戻ってきたいから戻って来たの
お母さんに会いたくて帰ってきたの
だから」
「やだ。そしたらママはどこに行くの?
またいなくなっちゃうの?
ママがいないなら生きている意味がない
お願いママ
もういなくならないで」
「そうだよ姉ちゃん
今更無理だよ
姉ちゃんいなくなったら
全員、即ゾンビだよ」
「諦めたくない
絶対に諦めない
僕が探すから絶対に見つけるから
白石万理華さんも君も一緒に生きていける方法を」
「そんな方法はないわ。
私は本当の万理華ちゃんの人生を奪ってるのよ」
「それでももう二度と君を失いたくない」



「がっかりしたわ
アンタたちには本当に
前に友利にいわらわよね
姉ちゃんは周りをポンコツにするって
その通りだったわ
こんなことになるなら、帰って来るんじゃなかった」
「そんなこと言わないでくれ
君が帰ってきてくれたから麻衣も僕も…」
「ごめんね 約束は守れない」
「いてくれさえいれば良い
僕がなんとかするから」
「私がいなくても自分の力でしっかり生きるのよ
信じてるから」
一瞬倒れて目覚めた万理華に貴恵の記憶はなかった。
「怖い。ここどこ。ママ!ママ!ママ!ママ!」
「万理華。
ママ、ここにいるよ!」
抱き合う二人。




そうよね。
借りたものは返さないとね。
生まれ変わりではなく、万理華ちゃんに憑依していた貴恵。
消えたいと思っている人に生きたいって思っている人が憑依するのって、自殺率が減って良いんじゃないかなぁなんて、考えちゃったよ
一石二鳥じゃない?
ただおっさんが中学生に憑依ってのは、ちょっと嫌だけど。

万理華に人生を返すのは当然なんだけど。
でもこれ、万理華の母・千嘉が悪いんだよね。
今更、万理華に会いたいって、反省している、後悔しているって思っていても。
貴恵が憑依しなければ、自分の愚かさに気づかなかったんじゃん。
夫に捨てられたのを娘のせいにして、家事もせず、学校行事にも参加せず、お弁当も作らず。
彼氏と遊園地デートして。
その男は既婚者で。
むしゃくしゃして子供に当たって。
あのまま万理華ちゃんが生きていたら、もっと傷ついて、もしかしたら施設に行くことになっていたかもしれない。
それに尽きるよなぁ。
でも万理華ちゃんがあんな辛い気持ちのまま人生終了せずに良かった



「私がいなくても自分の力でしっかり生きるのよ」
貴恵は伝えたいことを伝えられたのかなぁ。
成仏しないとダメよね。
でも繰り返し短期間にいろんな人に憑依しちゃえば?
ま、そうなるとコメディになるけどねw
それにしても圭介はだらしない。
圭介みたいなポンコツが万理華と貴恵の共存ができるようになんとかするって。
ただずっと貴恵に依存していたいだけやないか。
圭介…ホントに頼りないなぁって思うわ。

にほんブログ村 テレビブログへにほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
読んでいただいてありがとうございます。
ランキングに参加しています。
応援していただけると嬉しいです。

感想はコチラ
「妻、小学生になる。」 第1話 ネタバレ 感想~毎田暖乃ちゃんの中に石田ゆり子さんがいた
「妻、小学生になる。」 第2話 ネタバレ 感想~尾行する神木隆之介とお弁当友達
「妻、小学生になる。」 第3話 ネタバレ 感想~毎田暖乃、恐ろしい子!
「妻、小学生になる。」 第4話 ネタバレ 感想~きた!修羅場!
「妻、小学生になる。」 第5話 ネタバレ 感想~透明人間?水川かたまり登場
「妻、小学生になる。」 第6話 ネタバレ 感想~彷徨う万理華の霊
「妻、小学生になる。」 第7話 ネタバレ 感想~貴恵の記憶を失う
「妻、小学生になる。」 第9話 ネタバレ 感想~ママ、もう一度憑依する!
「妻、小学生になる。」 最終回 ネタバレ 感想~毎田暖乃ちゃんに尽きる

キャスト
新島圭介(堤真一)
新島貴恵(石田ゆり子)
新島麻衣(蒔田彩珠)
守屋好美(森田望智)
白石万理華(毎田暖乃)
白石千嘉(吉田羊)
マスター(柳家喬太郎)
中村(飯塚悟志/東京03)
菊池詩織(水谷果穂)
弥子(小椋梨央)
愛川蓮司(杉野遥亮)
副島由之(馬場徹)
宇田慎一郎(田中俊介)
出雲凛音(當真あみ)
古賀友利(神木隆之介)

コメント