最終週 「虎に翼」
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昭和48(1973)年4月
「応援しているとどうしても伝えたくて」
山田・轟法律事務所に寅子がやってくる。
轟、よねは「勝てると決まったわけじゃない!」と緒を締める
出て行く、轟、よね、轟の恋人時雄
「ねえトラちゃんさん
もし勝てたらどうなるの?」
「原判決が破棄されたら、おそらく執行猶予がついて、あなたはするとすぐ社会に戻れることになる」
「でもそれって良いんでしょうか
私、人を殺したんですよ。
私あの時・・・。
ひもで締め上げた感覚が今でも手に残っているんです
毎晩毎晩夢に見て
服役した方が気が楽なんじゃないかって、ずっと考えて」
美位子の側にたつ寅子
「何かしらの罪を償いたいと思う事はあなたの尊厳を全て奪って
何度もあなたの心を奪ってあなたを苦しめた相手を肯定してしまうことになりかねない。
あなたができることは生きて出来る限りの幸せを感じ続けることよ」
大法廷
「主文 原判決を破棄する」
被告人を懲役2年6ヶ月
裁判確定後、3年間の執行猶予
尊属殺は普通殺に比べ、法廷刑が重く著しく差別的であり、刑法14条に反し、不当である
「従来の判例はこれを変更する」
昭和25年の合憲判決から23年後
長いときをかけて歴史が塗り変わった
「以上閉廷します」
涙の止まらないよねと轟
桂場はこの翌月、定年を迎えて長官を退任
新聞には「尊属殺人は憲法違反」の見出しが並ぶ
山田・轟法律事務所
傍聴券に外れた時雄の運をためておいてくれたおかげだと勝訴に流れこんだと嬉しそうな轟
「二人の勇姿を見られなかったのがっかり」
としょんぼりの時雄
「僕たちの関係が法的に認められるような、今日みたいな瞬間を生きているうちに見られると良いな」
「そのためにできることをする。
俺たちがダメでもその次の世代に」
「なんか今日は一段と格好いいな」
「改めてよねさん轟さん
本当にありがとうございました。
先生達に巡り会えて良かった」
「お前の母親にも電話で伝えておいた
伝言だ
子供達は必ず立派に育てるから美位子は新しい人生を生きてくれ」
「美位子の人生はこれからはじまるんだ」
轟も励ます
「もう誰にも奪われるな
お前が全部決めるんだ」
法制審議会
寅子はひとりぼっちの少年たちに寄り添うと説明。
「曖昧な言葉で煙にまかないで」
と国側
「もはや違うと思いませんか
学生運動も下火になり
首相も法務大臣も変わった。」
言い出しっぺがいないのに
形骸化した会議が続けられる
それは非行を犯した少年たちをあらゆる方法で健全な道に導く
みんなそれを願っている。
「不毛はことは一旦辞めて
今日は愛について語り合いませんか!」
「愛?」
「愛!」
「愛」
「愛」
「愛?」
汐見、稲垣、発芽玄米らが口々に
「そう愛です。
子供達への愛に溢れた血の通った話が私はしたい!」
少年法改正についての法制審議会はその後もしばらく続いたが、少年法対象年齢の引き下げは見送られた
その後も大きな少年犯罪が起こる度に、少年法改正論議は繰り返されることになった。
寅子が帰宅すると美位子が家にいた
のどかが入れ違いで帰る。
夫のニューヨークでの個展が決まったらしい
美位子と優未は笹竹のお手伝いで仲良くなったらしい
美位子は新潟に行くことになった。
涼子様と玉ちゃんと一緒に働く
「東京は知り合いも多くて・・・
何年も
働いてお金を貯めたら
また違う土地へ行こうと思っています。
今度は一人で頑張ります。
人生に失敗したことのない人はかっこ良いなぁ」
「そんなことないよ。
私なんて大学院中退してブラブラしてるわけだけから、世間からみたら失敗してるよ?」
「いいえ!
美位子さんも優未も人生を失敗なんてしていない
お母さんはそうは思わないけど、あなたがもし失敗していると思っているなら、それはお母さんの育て方が悪かったから
つまり、自分を責めて辛くなるなら周りのせいにしても良いの。
だから失敗なんかじゃ絶対にない!」
「ごめんなさい。
お母さんってすぐにあつくなって、とんでもないほうに話を持って行くの」
「いえ、すごく嬉しいです。」
「美位子さんを見送って笹竹の手伝いに行ってくる」
「トラちゃんさんもさようなら」
「ええ。またいつかどこかで」
二人を見送る寅子
家族写真の優三を見る
「本当に変なところムキになっちゃって嫌ね」
母としてはいまだに失敗ばかりの気がする
「根本的に向いてないのよね」
「やっぱり・・・」
優未が戻ってくる
「あらどうしたの?忘れ物?」
寅子に迫る優未
チョコレートを食べる松ケンを見ていると、Lを思い出すよね~。
なんだか本当に年食ったなw
この世界では松ケンだけが老けてる~。
ライアン、若すぎない?
タッキー、桂場、ライアン
中の人では一番ライアンが年上なのにw
尊属殺の判決は決まっていたこと。
そして少年法の改正もこの時代では行われないこともわかっていたこと。
しかしな。
少年法の議論は・・・あんまり良い内容だとは思わなかったなぁ。
これが真実なら仕方ないけど・・・。
優未と寅子は上手くいっているようで・・・小さい頃からずっと寅子は優未に遠慮しているように見えるのも事実。
最後のあの優未の目は・・・
もっと本音でぶつかって来いよ!ってことかな?
史実では息子だったので、優未に関してはほぼフィクション。
フリーターみたいなことをしている優未のことを、心の中では心配しているのに、それを表に出さない。
放任のような・・・優未を尊重しているような寅子だけど・・・。
優未はホントは話を聞いて欲しいんじゃないかと。
自分が不幸なのは周りのせい・・・。
これはさ。
寅子と美位子の両親とは全然違う。
美位子が両親のせいで不幸なのは、誰がどうみてもそうなんだけど。
優未は大学院まで進学させてもらって、このままではキツい、勉強が嫌いになる・・・って雀荘でバイト。
立場が全然違うじゃ~ん。
明日は親子で本音をぶつけ合って下さい。
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主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」
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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
星航一(岡田将生)
佐田優未(川床明日香)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(青山凌大)
猪爪直治(今井悠貴)
星百合(余貴美子)
星朋一(井上祐貴)
星のどか(尾碕真花)
山田よね(土居志央梨)
崔香淑(ハ・ヨンス)
轟太一(戸塚純貴)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
汐見圭(平埜生成)
久藤頼安(沢村一樹)
多岐川幸四郎(滝藤賢一)
大庭梅子(平岩紙)
田沼玲美(菊池和澄)
遠藤時雄(和田正人)
語り – 尾野真千子
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