虎に翼 第125話 ネタバレ 感想~美佐江、手帳死

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第25週「女の知恵は後へまわる?」


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「こちらに目を通していただけないでしょうか。昭和25年のあの判例を変更するときです」
尊属殺が違憲かどうか大法廷で判断するときがきた。
「尊属殺を扱うのは時期尚早だ」
「なるほど わかりました。」
出て行こうとした航一だが踵を返す
「いや。やっぱりわかりません
時期尚早とはつまりどういうことでしょうか?」
「少年犯罪が急増し、道徳心の欠如、家族崩壊が問題になっている今、君は冷静に審議できると思うのか」
「法は法、道徳は道徳だと思いますが?」
「机上の理想論ではな
人は間違えるだから法がある。
だから万全な時を選ぶ」
「反発はくるかもしれない
ただどんな結果になろうとも判決文は残る!!
ただ何もせず人権蹂躙を見過ごして、何が司法の独立ですか!!」
叫ぶ航一の顔を見て、驚く桂場
「星くん。鼻血が」
気を失う航一

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寅子が長官室を訪れた時、床に正座した桂場の膝枕で眠る航一
「はて?」
「開口一番それか?」
「ごめんなさい
部下の方に連絡を頂いて、桂場さん直々に手当していただいたと」
「騒ぎになったら面倒だからな
それだけだ」
「ありがとうございます」
床に座る寅子
「航一さん」
「寅子さん・・・え、長官!!」
起き上がる航一
「膝を借りてしまったようでありがとうございます」
「しびれてませんか?
たてますか?」
「君は夫のことだけ心配しろ」
「いいからつかまって下さい」
立てずに横座りになる航一
笑いを堪える寅子
「桂場さんは若手法律家に取り返しのつかない大きな傷を残しました」
きっと一生許さず恨む権利があると思う
私自身桂場さんに怒り失望して傷つきもしました
私が邪魔で面倒で距離を起きたいと思っても司法の独立のため、共に最後まで戦い続けるしかない
「何を君はガキのような青クサいことを」
「あら、わかります?
実は私一周回って心が折れる前に、法律を知った若い頃の本当の自分に戻ったようなんです
いや、でもどの私も私
つまり全部含めてずっと私なのか
とにもかくにもさすが桂場さんです」
「少しやけるな」
航一が呟く
「はて?やける」
「そろそろしびれ治りました?」
桂場が椅子に座る
資料に手を伸ばす航一
「置いていけ」
「では失礼します。」

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航一と寅子が帰宅すると、星家には子供たちが集まっていた。
酒に酔っているのどか
朋一が購入した高級肉ですき焼き
「この肉で、全部乗り越える!」と朋一
航一もワインを全部あけようと笑う

宴のあと
「長官の膝の上で目が覚めた時、心が軽くなった気がします
一区切りついたような」
「一区切り?」
「あの戦争のでしょうか・・・
いやでもそう思って良いのかも正直わかりません。」
「じゃあわかる日が来るまで、少しずつ少しずつ心を軽くしていきましょう」
子供は巣立ってもまだまだ余生は残る

尊属殺人の資料をにらみつける桂場

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昭和47年4月
最高裁は美位子の事件の受理することを決め、15人の裁判官による大法廷が開かれることになった。

家裁に並木美雪の祖母が訪ねてきた
「私、森口美佐江の母です」
「ごめんなさいあの私・・・」
「ずっと謝りたいと思っていました
あの時は娘を助けようとして下さったのに・・・」
「あの今、美佐江さんは?」
「美佐江は死にました
美雪が3歳になってすぐ
車にひかれて
ここに美佐江が最後に残した言葉が書かれているんです」
古い手帳を差し出す佐江子

”美雪愛してあげられなくてごめんね”
ページをめくり、赤い腕飾りのしおりが挟まれているページを読む寅子

<私はたしかに特別だった
私が望めば全てが手に入り
全てが思い通りになり
盗みも身体を売らせることもできた

けどこの東京で私はただの女に過ぎず
掌で転がすはずが知らぬ間に転がされてた
次々に枠予期せぬ事に翻弄され
身ごもれば特別な何かになれると期待したが無駄だった

私の中にかろうじて残る
特別な私が消えぬうちに消えるしかない

あの人を拒まなければ何か変わったの?
あの人は私を特別にしてくれたのだろうか?>

あの日
あと一歩だったのだ。
それなのに・・・
それなのに私は
私のせいで

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朋一は結局離婚はしたんだろうか…?
スッキリした顔をしてたけれど、まだまだ思い悩むと思う。
涼子様が開く法律の学校の教師になるのも良いかも。
朋一は教えるのに向いていそう。

美佐江はナレ死ではなく手帳死じゃん。
しかも自殺かな?
田舎では無敵でも東京ではただの田舎者。
井の中の蛙だった。
ま、田舎では父の権力と成績の良さ、見栄えの良さで常に一目を置かれていた。
ところが東京に出てみれば、家柄、見栄え、賢さ・・・優秀な人がゴロゴロいた。
東大女子ってだけでもかなりの特別だと思うんだけど、その中ではカーストは下だったってことか。

あの手帳を美雪が見たら・・・「愛されていなかったの?」って思ってグレちゃうわ。
死んじゃうから愛せなくなるではなく、生きていた時から美雪のことを愛してなかったってことじゃん。

そして・・・美佐江の死を寅子は自分を責めるのか。
あの時、優未を抱きしめたのは親としての本能。
美佐江の心をあと一歩で掴めたかもしれないが、それは抱えすぎ。
東京で挫折したのは美佐江のプライドの高さ。
ひいては・・・両親じゃん。
もう森口は死んでいるのかもしれないけどさ。
両親はが何をしてたんだっていうね。
さて、来週は最終週。
なんだかメインは尊属殺人となりそうです。
家裁をメインに・・・。
これはもう諦めるしかないか。

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主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」

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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
星航一(岡田将生)
佐田優未(川床明日香)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(青山凌大)
猪爪直治(今井悠貴)
星百合(余貴美子)
星朋一(井上祐貴)
星のどか(尾碕真花)
山田よね(土居志央梨)
崔香淑(ハ・ヨンス)
轟太一(戸塚純貴)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
汐見圭(平埜生成)
久藤頼安(沢村一樹)
多岐川幸四郎(滝藤賢一)
大庭梅子(平岩紙)
雲野(塚地武雅)
田沼玲美(菊池和澄)
遠藤時雄(和田正人)
語り – 尾野真千子

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