第25週「女の知恵は後へまわる?」
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昭和47年7月
美位子の尊属殺人の裁判は最高裁へ
轟は
「残念だが、この結果は想定していた。だからすぐに最高裁に上告したんだ」
と美位子に話す。
この頃、最高裁へ上告される裁判が多くなった。
棄却するか否かは桂場たちの判断にかかっていた。
寒河江議員が桂場を訪ねる。
「最近のお宅らはとても司法の公正を守っているといえないのではないか
少年法しかり・・・
最近じゃ若い裁判官が作為的な行動を起こそうとしている
一体どうなっているのかね」
詰め寄られる桂場
裁判所への調査特別委員会の設置は1年前、桂場の強い反対で棚上げになっていたが、また再燃している。
朋一らは勉強会を開いている。
笹竹
「トラちゃん、時間を作ってくれてありがとう」
ヒャンスクはよねの紹介で原爆被害に遭った外国人への支援を始めることにしたと報告
「これを機に、僕はは裁判官を辞めようと思う。
原爆裁判にはとてつもない知識が必要。
僕以上に頼りになる相棒はいないだろ?」
娘の薫はそのうち頼りになる弁護士になると笑う。
汐見家は家族で弁護士事務所を作るのが夢だ。
「最後には良い方に流れるのよね」
梅子が笑う。
優未は笹竹で働いていた。
補導委託先になっている笹竹では補導された少年の働き口にもなっていた
桂場は笹竹にも来ていないらしい。
心配する寅子と梅子
10月
法制審議会が始まる
少年法を改正するかの議論を行うはずだった
「少年法を改正するに当たり皆様から意見を聞きたい」
「はて。ここは改正が必要かどうかを議論する場ではありませんでしたか」
「そうだね。はじめから改正ありきで頭ごなしに来られるのは違うね」
寅子とライアンが反発
「国民がもとめている
社会全体が少年法改正に向かっている」
「意見書に記載したとおり、厳罰化が少年犯罪の抑制に繋がるとは思えない」
「そんな悠長にしている場合じゃない。
治安悪化に加担していることになる」
「今の発言、撤回していただけませんか」
笹竹で団子を食べ、少年・大五郎の働く姿を見て、家裁がやってきたことも間違いじゃないのに・・・と思う寅子
山田・轟事務所で働く美位子は、二人がたくさんの人を助ける姿を見て元気になると話す
優未は家事中心の生活スタイル
「知り合いの雀荘で二度ほど働くことになったから
麻雀、好きだし」
その人は夕食を適当に取って欲しいと言う。
「わかったわ」
と寅子
「なるほど」
と航一
そこへ朋一が訪ねてきた
「異動が決まった」
「え?」
「家裁に。
勉強会に参加していた仲間も何人も支部に異動になって
左遷としか言えない内示がでていて
家裁の仕事を軽視するつもりはないんだ
でも・・・」
「私のことは良いから」
「座ってゆっくり話そう」
お茶を入れると優未
「二人とも勘違いしないで
僕は与えられた場所で仕事をこなして成果を出す
どこに所属しているか考えを曲げない
新しい議論と変化は裁判所に限らずどの組織でも必要なことなんだから」
「良いから」
朋一の肩に手を置く航一
「こんなあからさまなこと許されて良いのかな。」
やりきれない顔の寅子。
梅子さん・・・そろそろ引退かってくらいに老けてたな。
若たけのご夫婦はいつまでもってか、最初から老けていてかなり長く働いていたし、稲(田中真弓)さんも花江が女学生の頃から老けていてwかなり長く働いていたのに。
梅子だけ腰が曲がるスピードが速い。
そんな気がする
キャラによって老け具合が違うので混乱しているわ、ワタシ。
そして優未は雀荘で働く。
母が裁判官。
父のようなもの、兄のようなものも裁判官。
で、優未は雀荘。
雀荘はあまり良いイメージがないんだが。
それは職業差別になっちゃうのかしら。
昔はよく摘発されていたように思う。
と言っても、この時代はまだワタシも生まれていないので、もっと風紀が乱れていたんじゃないかと思うんだけど。
しかし家事手伝いをするなら娘より息子のほうが良かったかも。
息子だからって家事手伝いしても良いはずだし、そのほうが今の時代に合ってる。
ってか、まだ昭和45年だけど。
寅子と航一は夫婦別姓だしさ。
少年法改正議論ではなく改正ありきになっているのはどうしたもんか。
少年法を厳罰化すると犯罪がなくなるとは思えないけど。
ただあの当時の少年犯罪はヤバかったので、国民からそんな声があがるのもわかるけど。
でも・・・議論する場ではなくて、最初から「改正しますよ!」ってのは、検事や弁護士を相手に、つっこまられる隙を作っていて、悪手だと思うけど。
相手は司法試験に受かってるんだから、いくらでも論点をすり替えられるぞ・・・。
強面の寒河江議員もやってることは・・・なんだかな。
ただし・・・桂場もなぁ。
桂場長官時代のブルーパージ
公平、中立的立場が守られているのか
朋一も・・・ちょっと活動家っぽいなぁと感じる一面がある。
中立的な立場をとれているのか?
偏ってないか?
とはいえ、桂場さんも・・・。
後半はいろいろヘビーだな。
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主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」
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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
星航一(岡田将生)
佐田優未(川床明日香)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(青山凌大)
猪爪直治(今井悠貴)
星百合(余貴美子)
星朋一(井上祐貴)
星のどか(尾碕真花)
山田よね(土居志央梨)
崔香淑(ハ・ヨンス)
轟太一(戸塚純貴)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
汐見圭(平埜生成)
久藤頼安(沢村一樹)
多岐川幸四郎(滝藤賢一)
大庭梅子(平岩紙)
雲野(塚地武雅)
田沼玲美(菊池和澄)
遠藤時雄(和田正人)
語り – 尾野真千子
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