第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」
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優未は山田・轟法律事務所にいた。
「それ飲んだら帰れよ」
よねが言うと
「佐田には一報を入れたんだ。
ゆっくりしていけ」
「帰りたくなったら言って送って行くから」
「俺たちで良かったら話を聞くぞ」
と轟
轟の恋人・遠藤もいる。
二人は話を聞くことはできると言い、優未も話をする。
「のどかお姉ちゃん、お世話をしてくれない。
おばあちゃんの物忘れ・・・。
のどかお姉ちゃんだけ最近家のことを少しやるだけで、あとは自分のことだけになっちゃって。
それでついお姉ちゃんのこと蹴り飛ばして・・・」
面食らう轟と少々耳の痛いよね。
「でもどうしても謝りたくなくて
おばあちゃんのことで疲れているのはみんな一緒なのに
怒っちゃいけないの?」
「怒っていけないことなんてないよ。
僕もずっと怒ってる
ただ口や手を出したりするってことは変わってしまうってことは覚えておいてほしい」
「変わる?」
「その人との関係やその変わったことへの責任は優未ちゃんが背負わなければいけない。
口や手を出して責任を負わない人にはならないでほしい」
「わかった考えてみる」
立ち聞きしていた寅子は拍手をしながら入ってくる。
「佐田!聞いていたのか!」
「ごめんなさい。遠藤さんのお話に聞き入ってしまって」
優未を抱きしめる寅子。
帰宅するとのどかが飛び出してきた
「優未!ごめん。仕事で失敗して百合さんの前で笑顔でいられる自信がなくて。」
「私も・・・バカじゃないのにバカって言ってごめん」
「え?そこ?」
「お帰りなさい
夕飯、優未とのどかで作りました」
カレーの喜ぶ寅子
昭和37年1月
裁判の前日、「山田・轟法律事務所」に岩居が原告の吉田ミキを連れてやってきた。
原告の吉田が上京
吉田には頬から首にかけてケロイドがあった。
岩居は国側はかなり手厳しい質問をすることもあるが僕たちが守ると話す
「平気です
覚悟しています。」
事務所に吉田を泊めるため轟は遠藤の家に行く
食事をした吉田にお茶を入れるよね
「あなた綺麗ね。
りんとしている。」
「どうも。」
「私、美人コンテストで優勝したこともあるの
自分で言っちゃうけど、誰もが振り返る程美人だった。
今日、上野に降り立った時思い出したわ。
振り返る人の顔つきは違ったけれどね。
そういう可哀想な女の私がしゃべれば、同情を買えるってことでしょ?
でも他の誰かにこの役を押しつけるのも気が引けるしね
仕方ないわ」
憲法14条が書かれた壁を見る吉田
「差別されない・・・
どういう意味なのかしらね?」
「やめましょう。」
「え?」
「無理することはない。」
「あ、心配しないで
ちょっと弱気になっただけ」
「私の相棒はもともと反対だった。
あなたを矢面立たせるべきではない
例え裁判に勝ったとしても、苦しみに見合う報酬は得られないと」
「でも私が前に立たなきゃ負ける
だから何度も私にお願いしてきたんでしょ?」
「声を上げた女にこの社会は容赦なく石を投げる
傷つかないなんて無理だ。
だからこそ
せめて心から納得して自分で決めた選択でなければ」
堪えきれず俯く吉田
「でも私伝えたいの
聴いて欲しいのよ
こんなに苦しくて辛いって」
「その策は考えます
だから」
「ごめんなさい
ごめんなさい」
「あなたが謝ることは何もない
何もないんだ。」
吉田を抱きしめ一点を見つめるよね
法廷
当事者尋問は取りやめ、吉田の手紙を原告代理人が読み上げることになった。
21歳で被爆。
娘を産んだ時、原爆で乳腺が腫れ乳が出ない。
夫は三度目の流産をしたあと家を出て行った
「ただ人並みに扱われて、穏やかに暮らしたい
それだけです。
助けを求める相手は国以外に誰がいるのでしょうか」
怒ったような顔で涙を堪える寅子。
原爆裁判は翌昭和38年に最終弁論が行われ判決を待つだけとなった
優未、蹴ったことは謝らないんだな。
バカって言ったことより、蹴ったことは謝ったほうが良かったなぁ。
遠藤の話・・・届いたのかw
蹴ったことはよねとしては耳が痛いわな。
ま・・・優未よりもっと大人だったのに蹴ったもんね(苦笑)
あれは良いけど、これは駄目ってわけではないか。
血は繋がらないとはいえ、あの蹴りは一応・・・姉妹げんかの範疇かなと思うし。
嗚呼・・・でもいわゆるこれはボケ老人のお話
ワタシが認知症を知ったのはNHKドラマ「とおりゃんせ」だったかなぁ
江波杏子さんがご出演だった記憶はあるので、これかなと思うが・・・。
田村高広さんの記憶がない。
1982年のドラマだから・・・そりゃ記憶が曖昧だ
小学校低学年だったので、大人がおしっこ漏らす!!で驚いた記憶。
母がめっちゃ見ていたのでワタシも見ていたと思うが、母は覚えていないのでさぁ。
1982年でも認知症になった老人を見てくれる施設はないし。
先日無くなられた小原乃梨子さんの著書『声に恋して -洋画とアニメと私自身と』でもお姑さんの介護が大変で、ご主人、息子さん全員で必死だったと書かれていた。
特に大学生の息子さんが一番大変だったのではないかと。
星家の場合、お手伝いさんを雇ったけれど、家にいるのが長い優未が一番大変だっただろうと思う。
そして原爆裁判。
国の補償がなければ生活は立ち行かない。
今週、やっと結審だ。
ところで、なぜ山田・轟法律事務所なんだろうか。
もう雲野法律事務所のセットは壊したのかな?
二人はお手伝いなんでしょ?
虎に翼の感想はコチラ→☆
主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」
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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
星航一(岡田将生)
佐田優未(毎田暖乃)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(青山凌大)
猪爪直治(今井悠貴)
星百合(余貴美子)
星朋一(井上祐貴)
星のどか(尾碕真花)
山田よね(土居志央梨)
崔香淑(ハ・ヨンス)
轟太一(戸塚純貴)
桂場等一郎(松山ケンイチ)
汐見圭(平埜生成)
久藤頼安(沢村一樹)
多岐川幸四郎(滝藤賢一)
大庭梅子(平岩紙)
雲野(塚地武雅)
田沼玲美(菊池和澄)
遠藤時雄(和田正人)
語り – 尾野真千子
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