虎に翼 第103話 ネタバレ 感想~同性愛、夫婦別姓、性転換、事実婚

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第21週「貞女は二夫に見えず?」


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航一が佐田姓になることに反対する百合。
優未は寅子に、航一さんに相談したのは自分だと謝る。
「航一さんは星家の家長だ」
と百合は猛反対。
朋一やのどかはおじいちゃんなら笑って許すはずだし、朋一は「星家は自分が継げば良い」というが・・・。
百合は朋一やのどかもの母もそんなことは望んでいないし、自分も星家に嫁いだ。
「なるほど。
百合さんはそれを寅子さんにも強いるのは平気なんですね」
「ちょっと待ってください。いつわたしが航一さんに佐田姓になってほしいと言いましたか」

食事が終わり、ソファに寅子、優未、航一
「すみません。自分の思慮のなさに辟易します」
「わたしもごめんなさい」
「謝らないで。誰も悪くないわ」
「今、僕が謝ったのは格好つけて本心を隠していたからです
寅子さんと結婚したい理由です
寅子さんの夫と名乗りたい
僕の妻ですと紹介していんです。
そんな理由か?と思っています?」
「いえそんなことは・・・
でも意外ではありました」
「寅子さんをを妻だと紹介する
この人が僕の愛する人だと伝える事です
優未さんの前で恥ずかしいことをごめんなさい」
「素敵です」
微笑む優未
「そんなこと言われたら私だって
航一さんの妻、私の夫と名乗りたくなってしまう
でも
私は佐田寅子として弁護士・佐田寅子
裁判官佐田寅子として歩んできた道をなくしたくない。
終わらせたくないと思ってしまう
あ!」

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桂場の部屋
「君、今なんと言った?」
「法的に星寅子になったとしても仕事の飢えでは佐田寅子と名乗ることはできないでしょうか?」
「桂場さんも夫婦は同じ姓を名乗るべきだと?」
「君が裁判官だからだ」
裁判官は文書に名前を署名する。
それが戸籍上の名前と違うとなった時そこをつかれてしまう。
署名一つで裁判の信頼を揺るがすことをゆるすことはできない。
「結婚はかまわん。だが旧姓で働くことは不可能だ
なぜそんな下らんことにこだわるんだ」
「なぜこだわる?はて?
桂場さんにもこだわることはありますよね。
司法の独立 裁判官の資質・・・あんのこ味!
どうしてもこだわりたいことが人にはあるんです。
私のこだわりをくだらないと断じられる言われはありません
失礼します」
出て行こうとする寅子
「失言だった!
要望は認められんが今のは君の言うとおりだ」
「私も声を荒げてすみませんでした。」
裁判官が旧姓を使うことを認められるのは平成29年。

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次の休みの日
轟は寅子と優未、航一を誘う。
その日は轟の仲間達と集まる事になっていた。
戦争孤児は少なくなったが、路上生活者は増えている。
轟と仲間たちは炊き出しをしていた。
最初は沢山いたが、豊かになるほど参加者減った
今では轟、遠藤、他に4名
中には性転換の手術をして見た目は女性になった人物もいた。
「私たちと話したいんでしょ?
なんでも聞いてよ」
「僕らも話したくないことは言わないから」
「異性ではなく同性を好きだと自分の幼い頃から気付いていたんですか?」
「人によって違う」
遠藤は小さい頃から自認していたが、軍隊にはいって気付いた人もいる。
「僕はお見合いするませ気付かなかった」
戦前は男女別学
同級生は全員男。
気付いたとしても社会的には結婚しなければいけないと思っていたが、妻を騙し続けているようで
轟に相談して離婚したという。
「手術すれば男の人から女の人になれるんだね」
優未が聞く
「だいぶ近づける
優未ちゃんは、女の人になるために何か頑張ったことってある?」
「え?ない」
「私は自分で望んで手術を受けた。
今の自分が好きよ。」
でも頑張ったり理由をみつけたり、説明したりしないと認められない。
「いつから異性を好きになったって聞かれないもんね」
「本当だ理由なんて入らないもんね」
と優未が言う。
よねは理由が入らないわけでもないと話す
「男になりたいわけじゃない
女を捨てたかった
恋愛うんぬんは男も女も心底くだらない」
「そもそも型に嵌める必要もないし、何者かをわかって貰う必要はない」
とよね
「はて?」
寅子が角に行き考える
「同じ人間はいない
それぞれ自分らしく生きるべき
でもそれと社会の・・・」
「母は頭を整理しているだけなのでお気になさらず」

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炊き出しの片付け
「そういえばプロポーズうけることにしたんですか?」
遠藤が寅子に聞く。
「そのつもりです。」
今日の帰り、彼にも言おうと思っていた
「名字はどうするんだ?」
「いろいろ試行錯誤したけど、私が折れるのが一番の近道だと思って」
「納得してるのか?」
「少しずつね・・・」
「つまりは納得していないんじゃないのか?」
「だから
「僕が太一くんにほれたのはね
出会った人をありのままをまるごと受け入れてくれるから。
そこが大好きなんです」
「なんだ。急に。身体がかゆくなる!」
「わかります。」
「ぼくが言いたいのはね
自分が曲げたくない者を折るって
自分も折らせた相手も傷つけることになるんです」
「でも私は・・・」
「寅子さん」
「航一さん」
「僕たち結婚するのやめましょう。
すぐこう言えずごめんなさい」
「航一さん、私」
「僕たちが余計なことを・・・」
「佐田はあなたと結婚したいと決意したところだった」
「なるほど。言葉足らずのようですね
婚姻届を出して行う結婚のことです」
「はて?」

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セリフが多い!!!
朝ドラは会話劇だからセリフが多いのは普通なんだけど。
今週に入ってからめっちゃセリフ量が増えているな。
これまで、この朝ドラは割と大人数で話すことが少なかったのよね。
画面は人数がいても、聞いているだけで、ほぼ寅子と誰か一人が喋るだけだったんだけど。
自然になってきたと言えばそれまでですが。

同性愛だけではなく性転換。
ワタシが最初に性転換手術があると知ったのはいつ頃かは覚えていないが。
多分、カルーセル麻紀さんかな。
カルーセルさんが「徹男」って本名なのも知っているw
これは関西ローカルの番組に良く出てたからかな。
「花の新婚カンピュータ作戦」
結構、好きでした。テーマ曲も歌えるw
ってか綺麗だった。
この時代に性転換手術があったのかなぁって思って調べたら1950年に存在しているのね。
カルーセルさんは何人目なんだろうか。

そして今度は事実婚ってことなんでしょうか。
桂場さんは「あんこの味」を出されると謝罪するしかないんだけどw
まぁ、事実婚なら公文書的には問題ないね。

同性が好きでも、異性が好きでも、恋愛に興味がなくても、それを理解される必要はない。
みんな違ってみんな良い
そうなんだけど・・人って理由はなくとも理解してほしいと思う生き物なんだよね。
どこかで諦めも必要。
って思ったりもする。
しかし夫婦別姓、同性婚、事実婚。
なかなかてんこ盛りだな。
うちの母は「いろいろ難しくてついていけない」って言っているが、なんとなくその気持ちもわかる。

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主題歌 – 米津玄師「さよーならまたいつか!」

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キャスト
佐田寅子(伊藤沙莉)
星航一(岡田将生)
佐田優未(毎田暖乃)
猪爪直明(三山凌輝)
猪爪花江(森田望智)
猪爪直人(青山凌大)
猪爪直治(今井悠貴)
星百合(余貴美子)
星朋一(井上祐貴)
星のどか(尾碕真花)
山田よね(土居志央梨)
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語り – 尾野真千子

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